「ひまわりの小径」
1972年。
高校3年生だった。
サッカーや音楽、演劇にうつつをぬかしながら、目の前に受験がちらつく落ち着かぬ日々。
頭の中を不安が掠めながら、そんな自分を打ち消したかった。...
「何のための学問ぞ!受験勉強は勉強にあらず」などとオダをあげていた。
チェリッシュの「ひまわりの小径」が流行ったのはそんなころだった。
恋は風船みたい だからはなさないでね
風に吹かれ 飛んでゆくわ
たちどまる二人には かわす言葉もなくて
恋はいつも 消えてゆくの
このフレーズがやけにしみたのを覚えている。
今思うと恋に破れ、満たされぬ思いをもてあましていたのかもしれない。
それを認めたくない自分がいて、「受験勉強は勉強にあらず」などと強がっていただけなのかもしれない。
ひさしぶりに聴いた「ひまわりの小径」。
18歳の自分を生々しく思い出した。
最近多いんだよな。
昔のヒット曲を聴きながら忘れていたことを思い出すことが。
「ひまわりの小径」の音源→https://www.youtube.com/watch?v=GR3nvR8xmxI
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