デイサービス「さんすまいるコンサート」 2016年2月 修了
デイサービス「さんすまいるコンサート」
今回で12回目だそうだ。
隔月で続けて早2年。
あっという間だったなぁ。
ここでのスタイルもすっかり定着した。
おしゃべりを交わしながら、その流れに沿ってみんなで歌う。
僕は水先案内人。
じいちゃん、ばあちゃんたちは毎回心待にしてくれている。歌を楽しみながらも、皆さん真剣。
それが伝わってくるから、僕も手を抜いたりおざなりにはできない。(そんなことしはしないけどね)
ちゃんと仕上げて臨む。
今回は星にまつわる歌を特集したコーナーをもうけたり、「毎月1曲子守唄コーナー」を新設した。
これに「宿題コーナー」を加えると1時間なんてあっという間。
終盤、「生命」(いのち)~「夢」を歌った。
産まれた我が子にできるものならこの子の命を最後まで見届けたいと願う、若き父親。
後ろ手をふりながら去っていく親を見送る子。
「命の連鎖」を意識して歌う。
それまでの和やかな空気は一変。
はりつめた空気が流れる。
真剣に聞いてくれているのが伝わってくる。
歌が「夢」に移るころから、なにかが降りてきたような感覚になる。(最近こんな感覚になることが多い)
それに呼応するかのように、無意識のうちに体が揺れていく。
右に左にスイングし、やがて前に後ろにローリング。
最後の1音はEのハーモニクス。
音の余韻が消えるまで続く、息のつまるような緊張感。
ややあってため息をはく声とともに拍手。
どのように伝わり、どのように感じてくれたかはわからない。
けれど間違いなく何らかの感情をひきおこしたように思う。
最後の歌はお約束の「上を向いて歩こう」
何事もなかったかのように、再び和気あいあいと歌に興じるご老人たち。
濃密な1時間15分だった。
また来てよ
楽しみにしてるからね
そう見送ってくれる人たちに手をふりながら「さんすまいる」をあとにした。
んs
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