潮見中学・還暦(+1)同期会
数年前からこの話はあった。
みなと祭りや、世界芸術祭(モグフェス)に合わせて数人の同級生が帰函し、顔を合わせるたびに還暦で同期会をしたいという話になった。
昨年の還暦合わせて当初企画しようとしたが、いかんせん卒業後45年たち同期生たちがどこに住んでいるのかもわからない。
残念ながら昨年は実現しなかった。
在函の数名が幹事となり所在を確かめるところから準備が始まった。
その甲斐あり、卒業後45年にして65人の同期生が集まった。(全体の四分の一ほどだ)
45年ぶりの友人たちも多い。
中学時代の面影を探しながら手探りの会話がおもしろい。
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20代の頃思うところあり、それ以前の友人たちとの連絡を一切断ったことがある。
過去の自分との決別をめざし、書きためた日記もすべて燃やしてしまった。
若さゆえの決断だった。
30代になりふたたび過去とのつながりを回復しようと思ったが、いったん切れた縁を再び結ぶことは難しいことだった。
実家が札幌に移り、函館に行くことも少なかったため、小中学校の友達とつながることはその後20年絶えてなかった。
(高校時代を過ごした室蘭の友人とのつながりを回復することはできた)
函館の友人とほそぼそながら繋がり始めたのは50代に入ってからだ。
母が札幌を引き払い函館に帰ったためだった。
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おそらく一生会うことはないだろうと思っていた友との再会。
それを果たすことができた今回の同期会。
一度は故郷を捨てた僕にとっては特別の意味があった。
この先3年ごとに同期会は開催される予定だ。
可能な限り出席したい。
強くそう思う。
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