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2015.03.23

マッキー星野プレゼンツライブ at おーるどたいむ

2週間連続でおーるどたいむでライブ。

今回はマッキー星野さんが主催のライブにゲスト出演でした。

ゲストといっても45分ガッツリのステージ。

出演者は3人。

1.松ちゃん

2.Martin古池

3.マッキー星野

個性の違う3人がそれぞれの世界を展開する密度の高いライブになりました。

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トップバッターの松ちゃんは故・坂庭しょうごさんの大ファンで。

しょうごさんの歌を中心に笠木透さんの歌などをカバーするステージでした。

坂庭しょうごさんの大ファンという点では僕も同じ穴のむじな。
(次男・真吾はしょうごさんに憧れて名づけたほど)

演奏される歌一つひとつがみな大好きで、懐かしく、うれしかった。

松ちゃんの歌は心にしみました。

それはなじみの歌だからということではないと思います。

1曲1曲に松ちゃんなりの解釈を感じ取れたこと。

そして何よりもそれぞれの歌が好きで好きでたまらないという愛情のようなものを感じたからだと思います。

朴訥な演奏もそこにしょうごさんの存在を感じ、ちょっとうるっとしました。

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主催のマッキー星野さんも独特の世界を展開してくれます。

なじみの深い昭和歌謡やフォークソングをマッキー流に料理。

ガットギターをメインに、ささやくように歌い上げる。

どんなにアップテンポの歌でもマッキーさんにかかれば、しっとりしんみりしたスローバラードになる。

初めてマッキーさんの歌を聴いたときはびっくりしました。

ピンクレディの「UFO」をスローバラードにしちゃって、それが何とも言えぬ説得力で…。

やられたっ!って感じでした。

今回も頑固なまでにその路線。

メリハリや山場を作りなどという小賢しい小細工は一切抜きでマッキーワールドをくりひろげます。

それがえもいわれぬ心地よさでね。

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ボクは2番手での登場でした。

実は前夜「お好み焼きの三貴ライブ」で久しぶりに大塚博堂の歌を歌いました。

それが妙に懐かしく、妙に心にしみて・・・、急きょ今回の演目に決めました。

大学時代、僕は大塚博堂の「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」というLPにはまっていました。

北海道から東京に出てきて、都会の女の子に恋をして、精一杯背伸びをしながらしばらくつきあい、見事にフラれた20歳の頃。

このLPアルバムの1曲1曲がしみてしみて…。

のちに越谷にあったライブハウス「ぶどうの木」で様々な歌を組み合わせ、歌と語りで一人芝居を演じる「物語ライブ」を試していました。

大塚博堂はこの時の思い出をもとに「物語ライブ」の大事な持ちネタのひとつになりました。

今回おーるどたいむではその「物語ライブ」の再現をしてみました。

今の僕のライブスタイルはお客さんとおしゃべりをしながら相互通行で展開していくものです。

でも「物語ライブ」ではほぼ100%一方通行。

つなぎのおしゃべりは一切抜きで「失恋した男の心情」をストーリにして歌いつないでいきました。

たまに昔やった実験的ライブを再現してみて、充足感が得られました。

20年前に表現できなかったものができるようになっているのに気がついたり、
逆に年を重ねたがゆえにためらいが生まれできなくなっていることを発見できたりね。

昔試みた五里霧中のなかで暗中模索・そして試行錯誤があって、初めて今のスタイルにたどりつくことができた。

そのことを確認することができたことがなによりもうれしかったのでした。

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2週間連続でやったおーるどたいむでのライブ。

まったくちがったタッチのライブが展開できたこと、自分とは違ったスタイルの人たちの演奏に接することができたこと。

いい経験になりました。

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