今週末は「第10回 Live in 清津峡」
台風直撃のため2週間延期されたけれど、今年もなんとか開催できそうです。
そして今回は記念すべき10年目の「Live in 清津峡」
最初は出演者2人、オーデイェンス数人で始まった音楽会でした。
年を重ねるごとにだんだん盛大になりました。
ありがたいことです。
1回目のライブの様子
この音楽会のいいところがいくつかあります。
まず自然とたわむれながら音楽を楽しむことができること。
生身の体と生の楽器音って案外強力なもんです。
広いキャンプ場のどこにても声や音は届けられるんですから。
次に出演者はプロミュージシャンやベテランも初心者も、子供でも同じステージに立てること。
音楽は上手いとか下手とかということだけではないと感じさせてくれます。
「音を楽しむ」という音楽の原点を感じられることが最大のいいところかもしれません。
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10年目を迎える「Live in 清津峡」を前にしてふと昔を思い出していました。
2004年夏。
「第1回 Live in 清津峡」が開催される前年の夏、僕はこんな文章を書いていました。
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ゆったりした時間を過ごし、夜のとばりがおりるころ
管理棟前のテーブルをステージにしてギターを弾き始める。
たきびの灯りとランプがスポットライトのアコースティックライブだ。
徐々にテーブルのまわりに人が集まり始める。
お客さんはその時来ていた人たち。
(時々鹿やムササビも参加する)
前宣伝は一切なし。
酒を酌み交わしながらのライブ。
構成も選曲もへったくれもない。
なりゆきまかせ、風まかせ。
時に飛び入りがあったり、一緒に歌うということもある。佳境にはっいてくるとあっちのテント、こっちのバンガローからリクエストが飛び交う。
何しろ暗い。闇に向って歌うようなものだ。
でも闇の中からしっかり反応が返ってくる。ライブは深夜まで続く。
体力が尽きる頃集まってくれた人も徐々に自分のねぐらへ戻り始め、
たき火の火が消えるようにライブも終わる。http://martinkoike.cocolog-nifty.com/blog/2004/08/post_7.html
(全文はこちらをクリックしてくださいな)
それまではこんなミニライブを(ミニといっても数時間に及んでいましたが)10年くらいやっていました。
「ウシミツライブ」と称してね。
今では管理棟前に集まって演奏することはごく普通の光景。
この音楽会を続けてきて一番嬉しいことはもしかしたらそういうことかもしれません。
一人で歌うことの満足感と孤独感。
たくさんの人達と時間を分け合って歌うことの欲求不満と連帯感。
どちらがいいかといったら迷わず後者を選びます。
それもいきなりこうなったわけではなく、少しずつ積み上がってきたからこそ価値があるんだろうなと思う次第です。
「一人の百歩より、百人の一歩」というわけです。
みんなで一歩ずつ歩みを重ねてきた10年という時の重さを感じます。
「第10回 Live in 清津峡」を
単に音楽が好きで好きでたまらなかったガキの頃に戻って満喫しようと思います。
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