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2014.10.17

今週末は「第10回 Live in 清津峡」

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台風直撃のため2週間延期されたけれど、今年もなんとか開催できそうです。

そして今回は記念すべき10年目の「Live in 清津峡」

最初は出演者2人、オーデイェンス数人で始まった音楽会でした。

年を重ねるごとにだんだん盛大になりました。

ありがたいことです。

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1回目のライブの様子

この音楽会のいいところがいくつかあります。

まず自然とたわむれながら音楽を楽しむことができること。

生身の体と生の楽器音って案外強力なもんです。

広いキャンプ場のどこにても声や音は届けられるんですから。

次に出演者はプロミュージシャンやベテランも初心者も、子供でも同じステージに立てること。

音楽は上手いとか下手とかということだけではないと感じさせてくれます。

「音を楽しむ」という音楽の原点を感じられることが最大のいいところかもしれません。

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10年目を迎える「Live in 清津峡」を前にしてふと昔を思い出していました。

2004年夏。

「第1回 Live in 清津峡」が開催される前年の夏、僕はこんな文章を書いていました。

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ゆったりした時間を過ごし、夜のとばりがおりるころ
管理棟前のテーブルをステージにしてギターを弾き始める。
たきびの灯りとランプがスポットライトのアコースティックライブだ。
徐々にテーブルのまわりに人が集まり始める。
お客さんはその時来ていた人たち。
(時々鹿やムササビも参加する)
前宣伝は一切なし。
酒を酌み交わしながらのライブ。
構成も選曲もへったくれもない。
なりゆきまかせ、風まかせ。
時に飛び入りがあったり、一緒に歌うということもある。

佳境にはっいてくるとあっちのテント、こっちのバンガローからリクエストが飛び交う。
何しろ暗い。闇に向って歌うようなものだ。
でも闇の中からしっかり反応が返ってくる。

ライブは深夜まで続く。
体力が尽きる頃集まってくれた人も徐々に自分のねぐらへ戻り始め、
たき火の火が消えるようにライブも終わる。

http://martinkoike.cocolog-nifty.com/blog/2004/08/post_7.html
(全文はこちらをクリックしてくださいな)

それまではこんなミニライブを(ミニといっても数時間に及んでいましたが)10年くらいやっていました。

「ウシミツライブ」と称してね。

今では管理棟前に集まって演奏することはごく普通の光景。

この音楽会を続けてきて一番嬉しいことはもしかしたらそういうことかもしれません。

一人で歌うことの満足感と孤独感。

たくさんの人達と時間を分け合って歌うことの欲求不満と連帯感。

どちらがいいかといったら迷わず後者を選びます。

それもいきなりこうなったわけではなく、少しずつ積み上がってきたからこそ価値があるんだろうなと思う次第です。

「一人の百歩より、百人の一歩」というわけです。

みんなで一歩ずつ歩みを重ねてきた10年という時の重さを感じます。

「第10回 Live in 清津峡」を

単に音楽が好きで好きでたまらなかったガキの頃に戻って満喫しようと思います。

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コメント

こんばんは。連日お疲れ様です。素晴らしいブログに脱帽です。いずみさんのコンサートに、家内が、お邪魔します。何卒よろしくお願い申し上げます。
私は、仕事で行けません。申し訳ございません。
来月末のジュンさんには乱入したいと計画しておりますので、よろしくお願い申し上げます。(-^〇^-)

投稿: 金田拓三 | 2014.10.20 18:01

先日、成城大学合唱団として音楽祭に参加させていただいた者です。
まず、素敵な演奏会を本当にありがとうございました!
本来の人数の10分の1くらいの人数で発表したことや、練習があまりできなかったことなど不安でいっぱいでしたが、皆さん、とても暖かくて安心して歌うことができました。
当日の参加でしたので、皆さんの演奏を全て聴くことができなかったことがとても残念です>_<
最近は、自分達の演奏会が近いこともあり、歌を完成させること、上手く歌うことに必死になっていました。でも、皆さんの演奏は、素晴らしいことはもちろんのこと、歌をうたうことを心から楽しんでいるように思いました。
それに、古池さんが演奏してくださった曲はどれも初めて聴いた曲でしたが、とても聴き心地がよくうっとりしてしまいました。マイクが無いのに直に響いてくるその歌声に本当に聴き惚れてしまったほどです。
あまりの感激で書きたいことが止まらなくなってしまいました(*^_^*)
かなり長くなってしまいましたが、このような素敵な演奏会に参加できて私達は本当に光栄に思っております。
良かったら私達合唱団の歌も聴きにきてくださいね!
またお会いできることを楽しみにしております。
成城大学三年 江口奈津美

投稿: 江口 | 2014.10.25 23:35

金田さん。
ありがとうございます❗
お待ちしてますね。

投稿: martin古池 | 2014.10.27 21:48

江口さん。コメントをありがとうございます。
そして、「Live in 清津峡」に参加してくださってありがとうございます。
みなさんの心地の良いハーモニー、とても素敵でしたよ。
合唱のいいところはひとりひとりの力と心を寄せ合い、ひとつの形にしていくところですよね。
抜きん出たひとりではなく、それぞれの持つものを調和させていくことなんだろうともいます。

実は僕も小学生の頃合唱部に入っていました。歌が好きで好きで!でも顧問の先生から外され、ピアノ伴奏に回ることになりました。「お前の声、お前の歌い方は合唱向きではない」とのことでした。とても寂しかった。
当時人一倍声がでかく、それが良いと思い込んでいました。調和ということがわからなかったんです。
それ以来ソロの歌うたいとして歩んできました。
そんな子供時代の「苦い思い出」があるから、すてきな合唱に出会うと無条件で聞き入ってしまいます。成城大学のみなさんの歌声を聴きながら、涙腺が緩んでいたのは内緒です。
11月の定期演奏会。行きたいと思っています。
またお会いできればいいですね。そして来年もまた清津峡ライブにいらしてください。

あ、小学校の合唱部の先生とこの夏電話でお話しました。およそ50年部りのことです。80歳近いN先生はいまだにお元気で函館市の少年少女合唱団の指導をなさっています。
「先生にあの時ダメ出しをいただいたおかげで、ソロとしていまだに歌い続けていられます。」と言ったら「そんなこともあったかね。人にはそれぞれ特性があるからね。なんにしろ今でも歌っていることは嬉しいことです」とおっしゃていました。

投稿: Martin古池 | 2014.10.28 23:16

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