昨年10月の「Live in 清津峡」以来、半年ぶりのキャンプ。
寒い冬をやり過ごし、キャンプシーズン到来。
待ちこがれていました。
この10年、清津峡キャンプ=音楽遊びという色彩がすっかり定着しています。
ここに来れば音楽好きの友が誰かしら待っている。
うれしいものです。
「清津峡キャンプ 2014 春の陣」として今回のキャンプの模様を断片的に残しておこうと思います。
ちなみにここにくるとのんびりしてしまい、写真を撮るのも忘れてしまいます。
いいシーンがたくさんあったけど、まあしょうがない。
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【再会 その壱】
清津の申し子と言われる太郎ちゃん一家。
太郎組の親方は仕事が忙しかったらしく、1年ぶりの再会。
あいかわらずのウルトラ・ハイテンションで周囲を爆笑の渦に巻き込みます。
生まれながらのエンターテイナーの手綱をしっかり握るのり子ママ。
高校生になりすっかり美人さんになったさくら。
この一家とともに過ごすとき僕はいつも先代管理人・清津の仙人を、そしてオールド清津峡を思い出します。
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【再会 その弐】
「JACK ROUGUNGS」の盟友 ・ take-z(たけちゃん)とは去年の夏以来の再会。
仕事で福島に移り住み、除染活動に従事しているたけちゃん。
今回も歌よりも酒のんでぐだまくのに忙しい。
元気そうでひと安心。
(上の写真の主役はたけちゃんではなく焼酎。めちゃくちゃ度数が高くめちゃくちゃうまい。お昼ごろにはたけちゃんすっかりできあがっていました)
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【再会 その参】
行動を共にするわけではなく、酒を酌み交わすわけでもない。
それでも同じ空間、同じ時間を共有するうれしさ。
今年もお元気そう。そういう再会がとてもうれしく、ありがたいものです。
去年、ねばりにねばってタイムアップ寸前にヤマメをつりあげた少年。
1年でひとまわりたくましくなったように感じられます。
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【再会 その四】
これまた1年ぶり、蕎麦屋のムネちゃん。
僕らの知ってるムネちゃんは短髪で、こだわりの蕎麦打ち職人。
その職人がブルースハープで黒いブルースを吹くからたまらない。
カッコいいの一言、それがムネちゃんでした。
そ、それが…髪を伸ばしサングラスをカチューシャのように頭に乗っけて現れたもんだから大変。
太郎ちゃん、たけちゃんにいじり倒され…。
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【出会い その壱】
旧友・柴ちゃんが今回は一緒に来たのは下関から上京していたつるこさんと仕事関係の新太郎君。
つるこさんは下関の「子ども劇場」で活動しているボーカリスト。
新太郎君は繊細な音を聴かせてくれるギター弾き。
新しい出会いがひとつひとつ積み重なりながら、清津という場でさらに広がっていく。
そうして清津峡に歴史が刻み込まれてきました。
それはこれからも続いていくんでしょうね。
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【出会い その弐】
アメリカのオレゴン州から来たアメリカ人たちと、日本の友人たちのグループ。
気さくで陽気な彼らとも楽しいひとときを過ごせました。
そのうちの一人ニック君は外国人が日本の歌を歌うというコンテストで優勝した実力者。
流ちょうで丁寧な日本語を操り、魅力的なハイトーンを聴かせてくれました。
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【食 その壱】
2泊3日の滞在のうちその前半はみやこちゃんの手の込んだ料理を堪能させてもらいました。
みやこちゃんはキャンプ飯とは思えない一捻りした料理を楽しませてくれます。
アンチョビ、おろしたニンニク、生クリームをオリーブオイルで溶いたソースにつけて食べる野菜は美味でした。(ソースの舌をかみそうな名前は思い出せない)
前日のうちに作り、寝かしておいたカレーを炭火であぶったフランスパンにつけて食べる!
これがまたなんともしゃれていて、しかも美味でした。
そして去年に引き続き定番化しつつある清津たこ焼き。
七輪のおかげでムラなく火がまわりいいあんばいで焼けます。
100個作ったのにあっという間に「カンバイ!」
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【食 その弐】
みやこちゃんやたけちゃん、太郎ちゃん一家が先に上がってしまい、
残されたアラカン親父たちの作るキャンプ飯は…
あまりもの料理。
力づくのぶち込み料理もまたキャンプならではの楽しみです。
どれもこれも見た目はイマイチだけど、味の方は折り紙つき!
かまどに大鍋。これがぶち込み料理の基本形。
スパゲティ。
見た目は薄味そうだけど、味付けは負けてませんぜ!
油で表面が焦げるまで焼いたベーコン、トマトソースにコンソメ、ガーリック、コショウ。隠し味にしょうゆとスナック菓子を砕いたもので深ーい味付けになりました。
もちろん即カンバイ。
麺茹でからソース作り、炒めるまで大鍋ひとつでやってしまうところがキャンプ飯の醍醐味(?)
朝方の冷気で身体の冷え切った朝飯は煮込みうどん。
山形風にサバの水煮缶づめを2缶ぶち込み出汁兼具材。
これにわさびのふりかけ、塩昆布、そしてネギを散らして出来上がり。
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最後の食事は、残った食材をすべて有効活用しました。(ここが腕のみせどころ?)
ハムと厚切りベーコン、そして魚肉ソーセジのコンソメ炒め。
こいつにつまみの残りカッシュナッツ、アーモンドも混ぜてバターで炒めます。
(ほかにもあまりものをいろいろぶち込んだけど忘れた)
そして主食はコンビニおにぎりを炭火であぶり、香ばしくしておいて作った魚卵おじや(おにぎりの中身がいくら、たらこ、シャケ)
海苔の風味が効いた旨いおじやになりました。
B案に焼きおにぎりのお茶漬けというのもあったけど、おじやの方がいろいろぶち込めていいということで…(おにぎりの具をめぐるおやじの争いを避けるためにもおじやがベスト!)
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【還暦のお祝いを】
先月、還暦を迎えた僕のためにりえちゃんが贈ってくれた久保田。
萬壽、碧壽、紅壽。
涙が出るほどうれしかったです。
山道を、3歳の息子ヤマちゃんの手を引き、重たい酒瓶を担いで来てくれたんだと思うとね。
大切に大切に味わいながらいただきました。
各別の味でした。
実は先月hiromiさんも還暦を迎えました。
やがてにぎやかだったキャンプ場も静寂の闇に包まれます。
アラカン・チャボさんと3人で酌み交わしつつ、音楽談義に花を咲かせたのでした。
こんなしっとりした時間もまたかけがえのないキャンプのひととき。
酔うほどに歌が飛び出します。
歌うほどに話がからみあい…
それぞれに同じ時代を生きてきた3人が、来し方をかみしめつつ、この先の生き方や夢を語り合う。
「大人の時間」を満喫しました。
例年より冷えこんだ清津峡でしたが、充足感のたっぷり残る印象的なキャンプになりました。
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【アラカルト】
清津の妖精・もえちゃんも中学2年生。すっかりシャイになり撮らせてくれませんでした。
もえちゃんが成人したら一緒に酒を酌み交わすのがひとつの夢です。
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柴ちゃんとブルースの練習。
「A」のブルースを延々と弾きます。
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ムネちゃんの友達ナカジ。
ギター教室をちょっと。
来週、御茶ノ水でギターをさっそく買うそうです。
ギタリスト向きの長くしなやかな指をしています。
また一人音楽好きが!
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清津Tシャツをデザインしたイイダさん(だったかな)もご家族で来ていました。
奥さんから「ブログを読んでますよ」と言われ恐縮してしまいました。
(右側の黄色いのが清津Tシャツ。ご夫妻の写真、撮り忘れました)
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