よみがえる記憶 朝市コンサートでの一幕
今朝の朝市コンサートでの出来事。
一昨日、妹の結婚記念日のFB記事を読んだ。今年真珠婚だそうだ
子供のころからおてんばで男の子を引き連れて遊びまわる娘だった
(本人は否定するだろうが、オレは覚えてる)
そんな妹の結婚式の披露宴でオリジナル古池ファミリーで数曲演奏
父親のハモニカ、弟と僕のギターと歌。そして当時3歳の僕の長男
親子三代による「共演」だった。
そんなことを思い出しながら、「妹」を歌う。 妹よ あいつはとってもいいヤツだから この歌詞はアニキにとっちゃとてもヤバい! そんな幾重にも折り重なった思いが一瞬のうちに凝縮されてよみが
歌っているうちに思わず胸の奥がつまる。鼻にツーンときてちょっ
なんとか歌い切ったが、本番で感極まるなんて久しぶりのこと。
(稽古中に歌いながらいろんな思いが去来し胸の奥が熱くなることはある。涙
.
どんなことが あってもがまんしなさい
そうして どうしても どうしても
どうしても ダメだったら
帰っておいで 妹よ
.
おかげさまでこの30年、妹は帰ってくることもなく(帰られても
無事過ごすことができたようだ。
しかし三つ子の魂百までも。
おてんば娘のことだから、それなりに
それでもここまでやってこられたのは、ひとえにご亭主のおかげだ
30年という時間。
過ぎてしまえばあっという間。
でもその時々でいろんなことが起きては過ぎてゆく。
妹の結婚式、子供に初めて涙を見せた父親は20年前に亡くなった
ひとり気丈に頑張ってきた母親も衰えが激しい。
そしてステージで僕の足にしがみつき駄々をこねた長男は来月結婚
その結婚式で僕は歌うことになっている。
妹の結婚式にやった「秋桜」を再び歌うかもしれない。
「妹」を歌いながら30年間の自分と家族たちに流れてきた時間が
それぞれの時、一つ一つできごとには多くの思いが詰まっている。
そこにいたる因果関係の積み重ねの結果。
それがさらに原因
重層的な思いを言葉で語ることはとても難しい。
でも歌にはそんなことをいとも簡単にやってのける力があるようだ
歌ってる本人にその一瞬がやってきたんだろう。
今朝の「朝市コンサート」、ものの見事にやられてしまった。
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