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2013.05.28

2013年6月のライブ・コンサート予定

06月08日(土)  朝市コンサート 
             時 間   8:30~10:30
             場 所   越谷市場
             地 図   

             ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

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06月21日(金)  お好み焼きの三貴ライブ 
             時 間   21:00~23:30
             場 所   「お好み焼きの三貴」
                      東武伊勢崎線 新越谷(東口)
                      武蔵野線 南越谷(南口)
                       各徒歩5分
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06月22日(土)  朝市コンサート 
             時 間   8:30~10:30
             場 所   越谷市場
             地 図   
             ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

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06月22日(土)  おーるどタイム de ライブ
            Martin古池 with my friennds

             時 間  19:00~21:00
             場 所  Live cafe おーるどタイム
                    東武伊勢崎線 北越谷・東口 徒歩10分
             出 演  1部 ミツダイ
                   2部 Martin古池
             木戸銭  1000円

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07月07日(日)  喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ
             
時 間  14:00~16:00 (詳細は後日)
             場 所  tea room JUNE
             地 図  
             出 演  Martin古池

             ★昭和の香りただよう喫茶店で
               昭和を彷彿させる歌の数々を

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07月21日(土)  超つがい 出演
        
             横浜某所
             午後
             エイぼん + Martin古池

           ★男女ユニットばかり数組の出演だそうです。
             音楽ともだちあるさん企画に声をかけていただきました。
             詳細は後日。

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2013.05.07

あそぶ 清津峡雑感

この春、清津峡はたいそうにぎわった。
いろんなグループがバンガローに泊まったり、テントを張ったり。
広いキャンプ場がたくさんの人で埋めつくされた。

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人の数だけ多彩な遊びに目が惹かれた。

一番の大所帯は品川子供劇場の若人たち。
先輩劇団員から受け継がれてきた遊び。
それはキャンプファイアーだったり、ドラム缶風呂だったりと多彩。

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親子連れのキャンパーはまだ冷たい川で釣りを楽しんでいる。
何時間もねばって、タイムアップ5分前にやっと釣り上げた虹鱒。
嬉しそうに、誇らしげに見せる小学生。

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ベテランキャンパーたちのグループは地べたに敷いたシートの上でひたすら眠る。
昼も夜も眠る。
自然の懐で眠ることが彼らの最大の遊びなのかもしれない。

清津峡の申し子と呼ばれるタロウちゃん。
今回は初めてキャンプをするという仕事仲間とそのお子さん連れてきた。
なにくれと面倒をみながらキャンプの楽しさを伝えている。
竹を割り、節をくりぬき、流しそうめん。

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清津のキヨシローはロードレーサー(忌野清志郎モデル)で走ってきた。
谷底のキャンプ場までそれをかつぎおろす。
例によって清志郎を歌う。「Live in 清津峡」の時よりずっとリラックスしている。

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いつもは飲んでは、はしゃぎ歌うたけちゃん。
今回はみやこちゃんと七輪の炭火番をしながらあれこれ焼く。
たこ焼きやら餅やら柴ちゃん差し入れのヒモノやらを。
そう、今シーズンから清津峡には七輪が常備されるようになったんだ。

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1棟だけ設置された薪ストーブ。
その炎を見つめる若者たち。

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竹で弓矢を作り的うちに興じる子供たち。

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そば打ち職人、むねちゃんはタケノコ掘りに余念がない。
ほとんどをイノシシに食われ、わずかに生き残ったタケノコ。
清津峡で採れた木の芽や山椒と和え、みごとな逸品に変わる。

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佐藤さんたち家族連れはおしゃべりに余念がない。

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いつものように大がかりなキャンプ料理を作り皆にふるまう柴ちゃん。
今回は前夜から煮こぼして下準備をしてきた手のこんだ牛すじカレー。

釜でご飯を炊くことに全神経を集中する人チャボさん。

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この地で飲むのを楽しみにいろんな銘柄の酒を担いでくるhirommiさん。
酒をペットボトルに入れ替え、酒のラベルを貼り付けて持ってくる。
それが肴に酒が進む。

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昨年からキャンプに目覚め、ものすごい勢いでキャンプに興じるぺぐさん一家。

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そしていつものように思い思いにギターやウクレレを奏で歌う面々。

今回僕は焚き火に燃えた。
山の中からタキギになる枯れ木を探し、引きずり運ぶ。
適当な大きさに折り薪を作る。
半日かけてそんな作業をくりかえし、燃やすのはわずか2時間程度。
この2時間にすべてをかけた。

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何もない清津峡。
だからこそあれこれ工夫していろんな楽しみを見つけだす。
それぞれの得意分野だったり、イメージしていたものを形にしようとすることだったり。
道具や電気や便利なものがあればなんてことない。
何もないから普段よりも時間も手間もかかる。
当然うまくいかなかったりする。

でもそれが楽しみでもあったりする。

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何もない空間に置かれた時、人は工夫して楽しみや遊びを見つけだし、作り出す。
思い思いの楽しみ方をするキャンパーたちに心のしなやかさを感じる。

日常生活では誰もが効率や合理性、便利さの追求の中に身を置いて暮らす現代人。
多かれ少なかれ誰もがそうだろう。
ここに来た時くらいはそんなものをかなぐり捨てたいと願うのだろう。
あえて便利さとは逆のことをやろうとする。
もっとも重い荷をかつぎ、山道を谷底まで下る。
それ自体がすでに便利さや効率とはあいいれない。
でもあえてそうすることで心のバランスを保とうとしているのかもしれない。

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清津峡に来ると時々子供の頃のことを思い出す。
戦争の傷跡から立ち直り、高度経済成長の入り口にようやっと立った頃だ。
東京タワー建てられ、東京オリンピックが開催され、夢の超特急が走り始めた時代だ。
ニュースは景気のいい話で賑わっていた。

田舎で暮らす子供達には遠い世界のできごとであり、まばゆい憧れだった。
裏を返すと何もなかった。
何もない子供達は工夫していろんな遊びを考え出した。
新聞紙を丸めた刀でチャンバラごっこだったり、かくれんぼや缶けり鬼だったり、月光仮面を真似て割り箸と輪ゴムで拳銃を作ったり。釘さしなんてのもあった。
雪融けの坂道にできた轍を流れる水。せき止めてダムを作ったりもした。
時折走ってくる自動車にせっかく作ったダムが決壊し、大急ぎで補修する。
そんなことを飽きもせず延々とくりかえしていた。

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清津峡で過ごすゆったりした時の流れ。
それは子供の頃の時の流れと同質のもののように思えるのは僕だけだろうか。
仕事にプライベートに忙しい日常が常態化し、時は怒涛のごとく流れていく。
『年をとると時間が早くなる』
そう年寄りに言われ続けてきた。
どうやらそれも本当のようだ。

だからこそ時には子供の頃のゆったり流れる時間に身を置きたいと切に願う昨今だ。

 

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2013.05.06

たき火

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早朝、寒さで目覚めた。

5月の清津峡にしてはめずらしく冷え込む。

昨夜の激しい通り雨でテントの中は浸水ぎみで身体が少々濡れていたせいもある。
(20年使ってきたテントのポールが折れ、フライシートがほとんど役立たずになっていた)

テントから這いだし、火をおこすことにした。

集めておいた焚き木もずぶぬれ。

久しぶりに気合を入れたたき火。

ライターで杉の枯葉に着火しようとしたが濡れていて火がつかず、あきらめた。

新聞紙をゆるく丸めて火をつける。

炎が出てきたところで杉の枯葉に火を移す。

なんなく燃え移る。

湿った地面に置き、炎の上に杉の枯れ枝を追加してかぶせる。

水気を含んだ白い煙が登り、後を追いように炎が上がる。

火床になる杉の枯葉が20センチくらいに燃え広がったところで炎の中心に細い枝を地面に立てるように追加する。

細枝にからみつくように炎が上がる。

燃え移った頃合いに今度は細い枝を横に置く。

火床の枯葉はすでに50センチくらいにまで燃え広がり、白い煙は青く変わっている。

横に置いた小枝に火が移ったところで、やや太めの枝を数本やぐらを組みように縦に置く。

すぐに燃え移るので今度はやぐらの中に太めの枝を横置きに追加していく。

最初の杉の枯れ枝や細い枝は燃え尽き、しっかりした火床になっている。

ここまで来ると火が消えることはもうない。

あとは太い枝や丸太を追加し炎を大きくしていく。

この時意識するのは縦横の関係。

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沢登り中の飯盒炊さんで、山の先輩に教えられた名言がある。

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たき火のコツは風の通り道を作ること
風の通り道はやがて炎の通り道になる

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たき火をじっと見つめていると、そのことがよくわかる。

炎は枝にからみつくように上がっていく。

枝と枝が接するところで横に燃え広がりながらさらに上がっていく。

枝と枝の隙間が風の通り道であり、炎の通り道だ。

この隙間がたくさんあれば(枝と枝の接するところだ)火が火を集め、より大きな炎となり力強く燃え広がる。

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山のように集めた枯れ枝を2時間ほどの間にすべて燃やしつくした。

炎をぼんやり眺める。

ただそれだけのために焚き火をする。

無駄といえば無駄な行為だが、かけがえのない贅沢なことのように思える。

何も考えず、ぼんやり炎をゆらぎやゆっくり流れる時に身をゆだねるとき、心が満たされていくのを感じる。

心が満たされること、これは最高の贅沢だろう。

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日常の暮らしの中で(街の暮らしの中で)火をおこすことが無くなってすでに久しい。

子供の頃は毎朝七輪で火をおこしていた。

風呂も薪から焚いていた。

秋から冬には毎朝石炭ストーブに火を起こしていた。

(これらは子供の仕事で、凍てつく寒い朝デレッキ(火かき棒)片手にいやいや火を起こしていた。火が石炭に燃え移りストーブの周りが暖まってくるとほっとしたものだ)

暮らしの中に「火をおこす」行為はあたりまえにあった。

あたりまえすぎて火のありがたみをあらためて感じることもなかった。

世の中は豊かになり、いろんな面で進歩した。

より快適に便利に暮らせるようになった。

自分自身その便利さ、快適さを享受しながら暮らしている。

便利さ・快適さが当たり前の暮らしにすっかり慣れきってしまった。

でも時々ふと不安に感じることがある。

なにに対して不安になるのかはわからないが、漠とした不安を覚える。

そんな時清津峡に来て火をおこす。火を眺める。

心が静まり、安らかな気分になる。

年に数回、30年近くくりかえしてきた儀式のようなものだ。

これからも山道(緑のタイムトンネルと仲間うちではよんでいる)の登り降りができる体力がある限り続いていくことだろう。

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【アラカルト ~ 清津の火】

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かまどで飯を炊く。今回は6合。水加減、火加減が難しい。
ちょっとべたっとした仕上がりだった。
水が多めだったか、火を落とすのが早かったか。
でも充分すぎるほど旨かった。

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管理棟前のかまど。
キャンプ場管理人・アキラッチがおこした火。
手際の良さにほれぼれする。

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柴ちゃんが持ってきてくれた干物を七輪で焼く。
さば、ホッケ、ツボダイ。
どれもこれもみな旨い!
炭火のやさしい火でじっくり焼くせいだろう。

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七輪ついでにたけちゃん持参のたこ焼きセット。
表面はカリカリ、中味はトロリ。
これも旨かった。

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炭火で焼く餅の旨さったらない。
なにもつけず、このまま頬張るのが最高。

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古竹で焚いたドラム缶風呂。

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品川子供劇場の面々によるキャンプファイアー。
漆黒の闇に燃え上がる炎が幻想的。
火のまわりで歌い、踊る若者たち。
高揚感に満たされ、なかばトランス状態か?

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