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2013.04.29

2013年05月のライブ・コンサート予定

05月11日(土)  朝市コンサート 
             時 間   8:30~10:30
             場 所   越谷市場
             地 図   

             ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

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05月17日(金)  お好み焼きの三貴ライブ 
             時 間   21:00~23:30
             場 所   「お好み焼きの三貴」
                      東武伊勢崎線 新越谷(東口)
                      武蔵野線 南越谷(南口)
                       各徒歩5分
              地 図   

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05月19日(日)  喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ
             
時 間  14:00~16:00 (詳細は後日)
             場 所  tea room JUNE
             地 図  
             出 演  エイぼん + Martin古池

             ★昭和の香りただよう喫茶店で
               昭和を彷彿させる歌の数々を

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05月25日(土)  朝市コンサート 
             時 間   8:30~10:30
             場 所   越谷市場
             地 図   
             ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

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05月25日(土)  銀座TRILL ライブ出演
             時 間   18:00~
             場 所   GINZA TRILL
             地 図   →http://ginza-trill.jimdo.com/access/
             チャージ  
             出 演   山本熱史 (Windy WAGON ?) : Martin古池 : 他

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06月22日(土)  おーるどタイム de ライブ
            Martin古池 with my friennds

             時 間  19:00~21:00
             場 所  Live cafe おーるどタイム
                    東武伊勢崎線 北越谷・東口 徒歩10分
             出 演  1部 ミツダイ
                   2部 Martin古池
             木戸銭  1000円

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2013.04.27

ラジオ深夜便再現ライブ

すっかり定着した感のある「ラジオ深夜便再現ライブ」。

NHKの「ラジオ深夜便」で7年にわたって素敵な演奏とおしゃべりをくりひろげたトミ藤山さんと室町澄子さん。

その再現ライブが始まってもう数年になります。

たしか最初は軽井沢の澄子さんご夫妻が営んでいたレストランだと思います。

雪の降る寒い日でした。

その後渋谷の「クラシックス」に場所を移し、春と秋の年2回定期的に行われるようになりました。

お客様の大半は「深夜便」時代からの息の長いファン。

生ギター1本で歌うトミさん。

かじ取り役の澄子さん。

最高のコンビだといつも感じます。

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トミさんは毎回テーマをもって深夜便ライブに臨まれているように感じます。

たとえば前回はカントリーミュージックの枠にこだわらず、広くいろんなポップスに挑戦されました。

今回はトミさんの土俵ともいえるカントリーを中心に、ギターのアレンジに力を入れて臨まれたようです。

「深夜便」をスタジオから全国に向けてオンエアしていく難しさとはまた違った難しさがライブにはあると思います。

いずれも「生」という点では同じ。

マイクの向こうの見えないファンに歌う難しさ。

目の前で聴き入っているファンに歌う難しさ。

様々なアイデアと工夫と地道な努力でより良いものにしあげていく。

飽くことのない探究心と努力は本当に素晴らしいと思います。

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「深夜便ライブ」には「再現ライブ」であるがゆえの大きな縛りがあります。

バンドの力を借りることなく、ギター1本で歌わなければならないことです。

歌の伴奏にとどまらず、イントロや間奏、エンディングにいたるまでギター1本。

2時間ものライブをギター1本でいくことの難しさは多くの弾き語りストが感じるところです。

トミさんも「深夜便再現ライブ」を続けるに当たりご自身に課した課題かと思われます。

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今回のライブは長年歌い続けてこられたカントリーソングの数々がメイン。

でも従来のアレンジにとどまることなく
ギター「弾き語り」に適したアレンジに練りに練って臨まれました。

とても新鮮で、目からうろこが落ちる思いで聴き入りました。

アレンジは曲によっては2ビートを4ビートでやったり、ジャズのコード進行を取り入れたりと実に多彩でした。

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一般にギター弾き語りで曲間の演奏をやると、歌の伴奏部分に比べて音が薄くなりがちです。

結果その部分のリズム感が損なわれてしまうように思います。

トミさんはリズム楽器などないはずなのに、そこにリズムを感じさせるようなアレンジに工夫されていました。
(しかもフラットピックのみで!)

みごとというほかありません。

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「弾き語リスト」のハシクレである自分としては今回も大いに触発されました。

たとえば・・・

フラットピックでメロディを弾く時
僕はローコードと解放弦を多用したカーターファミリー・ピッキングもどきがメインになります。
(チャーチ・リック奏法もどきといった方が正確かも)

それだけでは単調になりがちなので、フィンガーピッキングも織り交ぜながらライブを構成することが多い。
(最近はフィンガーピッキングの方が多くなっていますが)

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ハイポジションのコードワークでメロディ感を出したり、
複音でメロディーを弾きながらリズムを感じさせたりということができるならば…

もっと演奏の幅が広がるだろうと感じずにはいられません。

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弾き語りの宿命として僕は「引き算のアレンジ」をしています。

頭の中で鳴っている音の何を捨て、何を残すかと選択をします。

特徴的な音のみを残し他はバッサリと切り捨てます。

その方が歌伴奏部分とメロディ演奏部分のギャップが少なく、曲全体を通してのバランスがとりやすいからです。
(この選択によって曲のイメージがガラリと変わることもある悩ましい作業です)

もしも今回トミさんがやって見せてくれたような手法が自分にできるならば・・・
同じ「引き算のアレンジ」でも「足し算」(むしろ「かけ算」か?)の要素が加わり、
今より厚みのある演奏が可能になるような気もします。

むろんプロ歌手として60年もの実績を積み上げてきたトミさんのようにはいくはずもありません。
ジャズギターのトレーニングを積んできたトミさんと同じようなアレンジができるはずもありません。

でも自分なりに積み重ねてきたものをベースにちょっと違った視点から見直すことで、
今とはひと味違った何かを築きあげることもできるのではないか。

そんな気持ちにさせてもらえます。

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いつものことながら

トミさんと澄子さんのかけあいの楽しさ。

トミさんの演奏や歌の素晴らしさ。

まるで同窓会のようなライブ会場のあったかさ。

ライブをたっぷり堪能させてもらいました。

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余韻から抜け1週間たった今、あらためてふりかえると・・・

いつも何かしら自分に宿題や課題を提起してくれるトミ藤山さんのライブ。

またしばらく自分を見直すことになりそうです。

感謝!

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2013.04.20

おかげさまでまる8年を経過することができました

「お好み焼きの三貴ライブ」
今回で8年目を通り過ぎることができました。
回数にすると95回。(1度だけ声が出なくて中止しました)

「無事に」「つつがなく」という言葉とはほど遠い8年。
毎回毎回いろんなことがあり、なんとかこんとかくぐり抜けてきたというのが実感です。
冷や汗、脂汗をかきながら。
ライブを終えるたびに自分の下手さ加減にがっかりし、反省と自己嫌悪の繰り返しでもありました。(反省だけなら猿でもできる?)

でも続けてきて良かったとしみじみ思います。
やりたいと願う自分のライブの形が「三貴ライブ」を通して少しずつですが見えはじめてきた。
そんな気がするからです。


もしあの時声をかけてもらえなかったら、今の自分はどうなんだろう。
そう考えることが時々あります。

新越谷の駅前で毎週土曜日、数年間やっていた「街角ライブ」。
8年前の冬から春にかけ、いろんなトラブルが発生しました。
東武鉄道の警備員や警官からの叱責や排除が続いていた時期でした。
歌う場を失う危機感で不安な「街角ライブ」が続いていました。

そんな時「三貴」のオーナーに声をかけていただいたのです。

中小企業同友会の総会で歌ってもらえませんか

これがきっかけで三貴ライブは始まりました。
(時を同じくして越谷市場の組合長から声をかけていただき「朝市コンサート」も始まったことを考えると、タイミングが良かった。ツイていたと思います)

三貴のスタッフ・かよちゃんが「街角ライブ」のファンだったことが影響していたのかもしれません。


もしあの時は声をかけてもらえなかったら、僕は歌う場を失い途方に暮れていたかもしれません。
(事実「三貴ライブ」や「朝市コンサート」を始めてまもなく、新越谷駅は演奏活動全面禁止になりました)

仮に「街角ライブ」をずっと続けていたとしても、いい結果は得られなかったような気もします。
今考えると「街角ライブ」には「逃げ場」があるからです。
嫌だと思ったらいつでもやめられる。

三貴ライブはそうはいかない。
2時間~2時間半、閉ざされた空間で歌わなければならない。
逃げ場はどこにもないワケで・・・。

で、冷や汗、脂汗の連続。反省と自己嫌悪の連続になるわけです。


不器用で物覚えのよろしくない自分は痛いめにあわなければなかなか学習できないタチ。
痛いめにあいながら少しずつ血肉になってきたように思うのです。
(思いたいというのが正確なところか・・・)


そんな思いもあり、今回は「街角ライブ」時代に好んで(必要に迫られて)歌っていた歌をたくさんやりました。(実に8年ぶりに歌うヤツも多々あり)
あの頃歌ってた歌を今の自分が歌えばどうなんだろうという思いつつの演奏です。


今回は懐かしい歌がイッパイあるね
それにしても歳とるのは早いわね
あの頃とは歌がずいぶん変わったものね


スタッフ・カヨちゃんはそう言ってくれました。
(良く変わったのか、そうでないのかは言ってくれませんでしたが)


オーナーやカヨちゃんはじめ、スタッフのみなさんに支えられながらここまで来られたと思います。

この8年、たくさんの友人たちが足を運んでくださいました。
時には様々な意見を頂戴しました。
考えさせられたり、励みになったりしました。

今なお毎回足を運んでくださる方もいます。

感謝いたします。

次の1年をまた一歩ずつ積み重ねていきたいと思います。
9年目を終え、10年目を向かえる4月、僕は還暦を迎えることになります。
そこがひとつの目標であり、次への一里塚になるように目指したいと思います。

ちなみに「やりたいと願うライブの形」はもう少し自分の中であっためたいと思います。
いろいろ試しながらチャンとした形を作っていければいいなと思っています。

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2013.04.16

峠で歌う

「あすなろ山の会」恒例の土俵岳お花見山行。
今年も笹尾根上、土俵岳直下の日原峠でミニミニコンサート。
「あすなろ山の会」のメンバーはかれこれ30年の長きにわたり、僕の歌を聴き続けてくれている。
最強のサポーターに囲まれて歌えるうれしさ。

Dscn6117

そして最高のロケーション。
「峠」ってなんとなくいい感じ。
山の上と下が合わさるところ。
いくつかの細い山道が交差し、淋しい山中で人のぬくもりを感じられる峠。
旅人たちはきつい登り下りをくりかえし、ほっと息をつき腰を下ろす。
見知らぬ者どおしが喉をうるおし、一本つけながら語り合う。
そしてやがて分かれていく。

   お気をつけて

そう気づかいながら。


出会いと別れの峠道で歌えることの幸せ。
柔らかい春の陽射しと、尾根渡る風の心地よさ。

かさばるギターを背負いあげて、いくつもの山を越えてやってきた疲れも癒される。


僕は峠道に象徴されるような、出会いと別れのはざまで歌うことが好きだ。
やがてはそれぞれの道をたどり、別れゆく者どうし。
せつなの出会いを楽しみ、愛おしむ。

そんな瞬間を歌で飾ってあげられるなら、これ以上の幸せはない。

Dscn6085



今年は日原峠恒例のミニコンサートのほかに、番外編ともいうべきちょっとした出会いがあった。

数馬から牧寄山を経由して笹尾根まで登った。
標高差400メートルを一気に登るけっこうキツイコースだ。
肩に食い込むギターの重みに耐えながら、ようやっと稜線上の峠に飛び出した。

Dscn6079

肩で息をしながら一本つけていると、三頭山方面から7~8人のパーティが歩いてくる。
みな僕よりちょっと上のおばさんたち。

ギターケースをものめずらしそうに眺め

   おにいさん
   山の中でギター弾くのかい
   すてきだね
   ちょっと聴かせてよ

断る理由などどこにもなく、さっそくギターをケースから取り出して歌う。
2~3曲のつもりだった。
そこに尾根の反対側から歩いていた4~5人の別のパーティが合流。
気がつくと30分近く歌っていた。

みな先を急ぐはずだし、僕自身集合時間にたどり着くのがあやしい時間だった。
それでも自然発生的なミニ演奏会がうれしかった。


   いい山歩きになったよ
   気をつけていきなさい
   ありがとう

   毎年4月の第2日曜日の昼に日原峠で歌うんだね
   来年はコース取りをそれに合わせて聴きに行くからね


そう言葉を交わしながら三方に分かれていく。

たぶん二度とお会いすることはないだろう。
でも一刻でも、来年また聴きたいと思い、声をかけてもらえる。
ありがたく、うれしくて・・・
歌い手冥利に尽きるというものだ。

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別れの後
しあわせな気分を感じながら、友の待つ日原峠に歩を進めた。

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あすなろの歌について

「風の便り」より

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2013.04.10

ありがとうございます。そしてさようなら。

今思えば・・・

最も脂がのり、一番ナマイキな時期だった。

40代のはじめ。

仕事に自信が持てるようになった頃。

あっちにかみつき、こっちに吠えていた。

こわいものなしだった。

相手が協力会社の社長だろうが、社内の部課長だろうが、
おかまいなしに自分の考えを開示していた。

「武闘派」といえばカッコもつくが、要は向こう見ずの無鉄砲。

当然の帰結として「敵」も少なくなかった。

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扱いにくい部下だったと思う。

生意気盛りの自分を「しょうがねえなぁ」という顔で見守ってくれていた。

時に組織の枠を飛び越え、他の部門からおしかりを受けることもあり・・・

それでも影でかばってくれていた。

まあまあまあ
あれはあれで人材なんだから
よろしく頼むよ

てなあんばいで。

そんな彼を僕は当時「俗物」と思ったりもした。

.

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時は流れ、彼は部長職をしりぞき、五霞の子会社に出向していった。

僕は僕で自分の「分」と、思い上がりを知る年頃になっていた。

「俗」と感じていたものが「懐の深さ」と感じられるようになっていた。

生意気な輩を潰さず切り捨てず、育ててくれていたんだ。

そう感じ取れる年になっていた。

感謝した。

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さらに時は流れた。

印刷業界は業態が大きく変わり始めた。

僕は印刷会社を辞め、あらたな挑戦をせんがため1年に渡る人生浪人をしていた。

次の仕事が決まった昨年3月、彼が完全退職しリタイアするという話を聞いた。

長年の礼をしなければ気が済まなかった。

車を走らせ、五霞の工場を訪ねた。

おお、どうした
仕事は決まったか?

そう出迎えてくれた彼と桜を眺めながら、しばし語り合った。

オマエくらい扱いにくいヤツもそうはいなかったな
フジケンとE村とオマエには手を焼いた
まあ、いいおもいでだ

屈託のない笑い顔が焼きついた。

陽射しが暖かだった。

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突然の訃報が届いたのは一昨日。

わが耳を疑った。

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斎場までの道のりは20年前、彼を乗せて時折走ったコースを選んだ。

第×美術~A文社~△美術~□印刷~KP辞書~○西印刷・・・

廃業して今はもうない印刷会社の跡地をつなぎながら車を走らせる。

当時の想い出が次から次へと浮かんでくる。

斎場に着くのが怖かった。

彼の遺影を見たくはなかった。

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弔問客の焼香が終わり、人影もまばらになった斎場で静かに手を合わせる。

まるで雲の上を歩いているようなふわふわした感じ。

外に出るとE村さんが煙草を吸っている。

件の「問題児」のひとりだ。(僕の1年先輩になる)

短く会話を交わし、握手をする。

ギューッとありったけの力で握りかえしてくるE村さん。

彼の無念さをその手に感じる。

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タイコーさん。

   新井大幸さん。

静かに眠ってください。

ありがとうございました。

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2013.04.08

最近出会った本

「旅ノート・散歩ノートのつくりかた」

(奥の宣之・著 ダイヤモンド社・刊)

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店頭で衝動買いした一冊。
一気に読んでしまいました。
すっかり感化されちゃいました。
若いころはけっこう「山旅日記」や「随想日記」を手作りし、ひとり悦に入ってました。

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そのネタ帳は「ある日突然」と題したノートでした。
こいつになんでも貼り付けたり、思い付きを書き込んでいました。
中学生のころから書いてたから全部残ってると100冊くらいにはなってたと思います。
(若気のいたりで20歳の時すべて焼いてしまいました)

「ある日突然」を再開させたのは30を過ぎてからです。
家庭内暴論「旅路」というのは、ノートをもとに作った随想集。

パソコンが普及しブログを書くようになってからはノートに殴り書きすることもなくなりました。
すべてディスプレー上で完結するようになり・・・。
逆にちょっとさみしさや物足りなさを感じていました。
.
そんな時に出会ったのがこの1冊。
しばし原点に戻って手間のかかる、でも楽しい作業をやってみようかと思います。
というわけで、さっそくその1ページ目を作ってみました。
題して「お散歩ノート」
毎週、休日に地元越谷を中心にぶらぶら散歩しています。
時にはちょっと遠征したりして2~3時間の散歩。
ぼんやり歩くのも好きだけど、時にメモ取りながら歩くのも悪くはないなって思ってね。

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同じ道でも出会うものや感じるものは毎回違うわけでね。

この「お散歩ノート」が貼り付け、書き込みでいっぱいになるのが楽しみ。

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うすぐらき 湯の宿にひとり ギターつま弾く

来週の土俵岳(笹尾根)の山行計画ができた。
山行計画を立てるなんて何年振りだろう。

毎年恒例の土俵お祭り山行。ここ数年はギターだけかついで、お気楽コースを登っていた。
今年は久しぶりに稜線をミニ縦走することにした。
といってもやはりお気楽縦走。数馬に宿をとり、早朝尾根に取りつく。
高低差の比較的少ない数馬峠から土俵岳(日原峠)をめざして稜線散歩。
荷物はギターと水(ビール)と弁当のみ。
余分なものはいっさい持たない。
...
思えば昔は小学生だった子供たちを引き連れ、でかいザックにテント、シュラフ、食糧、水を担ぎ上げていた。
あの頃の体力はなんだったんだろうね。
単独の時もツェルト(簡易テント)ひとつで夜中にカモシカ山行。
宿に泊まるなんて堕落だと当時は真剣に思ってたんだからね。

宿泊まりの山歩きは生まれて初めて。
山里の宿でひとり過ごす静かな夜がとても楽しみ。
わくわくしている。
薄暗い湯の宿でギターつま弾くなんてロマンチックだよね。

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2013.04.07

うすぐらき 湯の宿にひとり ギターつま弾く

来週の土俵岳(笹尾根)の山行計画ができた。
山行計画を立てるなんて何年振りだろう。

毎年恒例の土俵お祭り山行。
ここ数年はギターだけかついで、お気楽コースを登っていた。

今年はちょっと反省。
久しぶりに稜線をミニ縦走することにした。
といってもやはりお気楽縦走。
数馬に宿をとり、早朝尾根に取りつく。
高低差の比較的少ない数馬峠から土俵岳(日原峠)をめざして稜線散歩。
荷物はギターと水(ビール)と弁当のみ。
余分なものはいっさい持たない。

思えば昔は小学生だった子供たちを引き連れ、
でかいザックにテント、シュラフ、食糧、水を詰めこんで担ぎ上げていた。
あの頃の体力はなんだったんだろうね。
単独の時もツェルト(簡易テント)ひとつで夜中にカモシカ山行。


     宿に泊まるなんて堕落だ!


当時は真剣にそう思ってたんだからね。


宿泊まりの山歩きは生まれて初めての経験。
山里の宿でひとり過ごす静かな夜がとても楽しみ。
わくわくしている。
「堕落」もまたよし。


薄暗い湯の宿でギターつま弾くなんて、、、
想像するだけでロマンチックだよね。

http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/showmap_ge.php?lat=35.693277786045&lon=139.08467210835&ptid=14248&name=%C5%DA%C9%B6%B3%D9

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2013.04.06

冥土の土産

年度末の超繁忙をなんとかこんとか乗り切った。
なのにあいかわらずあたふた、ジタバタ。
4月に入ったら函館に帰ろうと思ってたんだがなぁ。

オフクロに電話したら「アンタの演奏を心待ちにしてる人がたくさんいるよ」と言う。
ありがたいことだけどネ。
でも本当はオフクロの口実、照れ隠し。
本人が一番楽しみにしてるんだろうな。
最近すっかり気弱になってしまった。

あと何度、あと何年、函館の老人ホームで歌えるんだろう。
できる限り続けていきたいと思う。
そこには待っててくれる人もいることだしね。

ここで歌う時、いつもいろんなことに気づかされ、考えさせられる。
80年も90年も生きてきた人たちの視線はきびしく、そしてやさしい。
そんな人たちの前で歌う時、知らずのうちに襟をただしている自分がいる。
ごまかしはすぐに見透かされそうな気がする。
何も言わず笑って飲み込んでくれそうな気はするが…
一生懸命歌うしかない。


そして一人になって考える。

自分にとって歌の持つ意味はなにか。
自分にとって「ライブ」はどうありたいのか。
誰のために、何のために歌うのか。

答えなんかたぶん出やしないんだろう。
それでもやはり考えさせられる。


ステージから客席に向かって歌うスタイルに最近違和感を覚えることが多い。
自分がかくありたいと思う「ライブ」の形とはちょっと違うような気がして。

仕事を終えた労働者が安酒場に集まりオダを上げる。
そのうちギターを弾きながら歌い始める。
労働者たちは好きな歌を次々にリクエストし、時に一緒に歌い、時に聴きいる。時にヤジを飛ばしチャチャをいれる。

多分そんなライブが一番好きなんだろうと思う。
ちっとも「音楽的」じゃないけどね。
それでもそういうライブが好き。

今度函館に帰る時、

ジイチャン、バアチャンと車座になり、その輪の一角で歌えればいいな。
おしゃべりと歌がシームレスにつながっていく。
おしゃべりの風向き次第で脱線したり道草食ったり。
でも最後はキッチリときめていく。

「冥土の土産にいい時間を過ごせた」
そう思ってもらえるようなライブができればいいな。
(去年そう言われたんです。この人、クリスチャンだってところがなんとも可笑しい)

「冥土の土産」は何度あってもイイっしょッ!

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