五目焼きそば
仕事で来た松原団地。
懐かしい中華屋さんが今なお健在。
おもわず足をふみ入れ、おもわず五目焼きそばを注文。
ちょっとしょっぱい餡を絡めてったべながら、不覚にも涙が。。。
子供たちがまだ小さい頃、時々この店で五目焼きそばを食べた。
まだ若い印刷労働者は裕福とはいえず、家族で外食などめったにできなかった。
とはいえ月給日(当時はそう言っていた)の後や、ライブでギャラをもらえた時、
パーっと盛大に焼きそばを食べた。
30年に近い時が流れた。
すっかり古ぼけ、大将も老けた。
されどあの店も、あのメニューもなお健在。
多分自分もすっかりおっさんに。
(自分ではそう思ってない)
当時としては精一杯の贅沢。
でもささやかな幸せの時だったんだろう。
あの日はもう二度と帰ってきやしない。
明日だか明後日だかに長男は入籍するそうだ。
ヤツも近い将来ささやかな幸せの時を過ごすんだろうな。
その時を幸せと感じ、かみしめることができるのは…。
もっともっと先のことなんだろうな。
焼きそばの餡がやけにしょっぱかった。
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