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2013.01.30

同窓会で出前ライブ

暮れに突然出前ライブの依頼メールが届いた。

初めての方だ。文面から御年70歳くらいの方と分かる。

なにかの集まりで演奏してほしいという内容だった。

その後1~2度メールのやり取りと電話で話したきり。

どんな集まりなのか、何人ほど集まるのか、男女構成、年齢層等々一切わからぬまま武蔵浦和の居酒屋「煉」の暖簾をくぐった。

日曜の昼下がりだった。

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店内は貸切で20数名の壮年男女が長テーブルを囲んで談笑している。

演奏の準備をしながら話をするうちに、T高校の同窓会でH先生の教え子たちの集まりということが分かった。ほとんどの方が65歳の同期生。クラスは違えどH先生に受け持たれた方々だという。

H先生はすでに他界しており、その奥様を囲んで毎年何度も集まっているそうだ。
(奥様もT高校の卒業生とのことだ)

ぐっときた。心の琴線がぶるぶるふるえた。

なんて素敵な集まりなんだろう。

先生亡き後も奥様を囲んでこうして定期的に集まれるなんてことはそうそうあるもんじゃない。H先生のお人柄がしのばれる。

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与えられた時間は短いが全力投球で歌わせてもらった。

リクエストもあり、すべておなじみの歌を選んだ。

一緒に口ずさんでもらったり、ハモニカの達者な方と合わせたり。

あっという間のできごとだった。

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演奏を終えた後は輪の中に加えてもらい一杯ごちそうになる。

輪の中に加えてもらえるというのはうれしいものだ。

話すうちにいろんな共通項が見えてくる。

奥様所有の山小屋が八ヶ岳山麓にあるという。同窓生たちで手作りをし年に何度かそこに集うそうだ。

ライブの仕掛け人Yさんは僕のブログをよく読んでくださっているようで、「あすなろ山の会」の八ヶ岳の小屋のことや「森の音楽会」のことをご存じだった。

ありがたいことだ。

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僕の卒業した室蘭東高校も恩師・福田先生を囲んで時折同窓会を催す。

先生は70数歳、いまだお元気で研究や講演活動に活躍されている。奥様もしかりだ。

福田先生を軸にして我々室蘭東高同窓生もいつまでもつながっていたい。

そう強く願った出前ライブだった。

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ひとつの別れ 「喫茶いずみ」にて

蒲生の「喫茶いずみ」が改装のため今月いっぱいで一時閉店する。

時を同じくして長年厨房で料理を作ってきたYちゃんが退職する。

店の内装、そしてYちゃんとの別れがさみしい。

ともに先代の故・鶴岡マスターや故・ママさんの記憶に連なっている。

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あいさつがてら「いずみ」に行ってきた。

好物のカツカレーにするか、本日のランチ・ハンバーグにするかさんざん迷う。

   うーん!カレーも食いたいし、ハンバーグも旨そうだ
   迷うなぁ・・・

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   先週はカレーだったよね

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   じゃ、今日はハンバーでいくか

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いつもYちゃんとくりかえしてきた会話を今日も同じようにくりかえし、ハンバーグに決める。

いつものようにぺろりとたいらげ、いつものようにぼそりとつぶやく。

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   旨い・・・

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いつものようにYちゃんは応えてくれる

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   古池さんはきれいに食べてくれるからうれしいな
   コーヒーはちょっとしてからですよね?

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   うん、ハンバーグの余韻味わってからね

何年も何年もくりかえしてきた会話だ。

それも今日でおしまいなのはお互いにわかってる。

わかっているがそのことはお互いおくびにも出さずくりかえす。

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食後のコーヒーを味わいながら、思うともなく思う。

何と言って別れの挨拶をかわそうか・・・。

ふと高倉健さんの映画の1シーンが思い浮かぶ。

思いを胸にしまいこみ、言い出しかねながらぼそりとつぶやくシーン。

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   ありがとう・・・

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コーヒーを飲み終え帰り仕度を始める。

それまでいつものようにふるまっていたYちゃんは急に姿勢を正す。

共にに退職する女の子と二人でカウンターの中に整列し、頭を下げる。

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   ありがとうございました

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先に言われてしまった。

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何を話して別れを告げてきたか、記憶にさだかではない。

さだかではないが、健さんのようにカッコ良くなかったことは確かだ。

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この店に通い始めて30年。

たくさんの出会いと、たくさんの別れをくりかえしてきた。

別れのたびにさびしさをくりかえしてきた。

そして今日また一つの別れが。

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4月。

「喫茶いずみ」は新装なってふたたび開店する。

またあらたな出会いが待っていることだろう。

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2013.01.29

2013年02月 ライブ・コンサート予定

02月09日(土)  朝市コンサート 
              時 間 る  8:30~10:30
              場 所   越谷市場
              地 図   
              ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

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02月15日(金)  お好み焼きの三貴ライブ 
             時 間   21:00~23:30
             場 所   「お好み焼きの三貴」
                      東武伊勢崎線 新越谷(東口)
                      武蔵野線 南越谷(南口)
                       各徒歩5分
              地 図   

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02月16日(土)  おーるどタイム・ライブ
             時 間  18:30  開場  19:00 開演
             場 所  ライブ cafe おーるどタイム
        
             出 演  Martin古池 + さすらいのギタリスト
             木戸銭  1000円
             

De_martin_with_my_friends

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02月23日(土)  朝市コンサート 

              時 間 る  8:30~10:30
              場 所   越谷市場
              地 図   
              ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

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02月23日(土)  Score ライブ
             時 間  19時過ぎ
             場 所  洋風酒処 Score (スコア)
             出 演  Martin古池 + エイぼん

2013

 

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2013.01.27

寒い夜 「喫茶店JUNE サタデーナイトライブ」

この年一番の冷え込み。

このくそ寒い夜にお客さんに足を運んでいただけるのか。

ちょっと不安を感じながらも年に一度のサタデーナイトライブに臨みました。

おかげさまでその不安は杞憂に終わり、いい雰囲気の中でライブをさせていただきました。

ほとんどが地元、草加・越谷の方々。

「喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ」に来てくださる方や、昨年秋の「草加ふささら祭り」の音楽イベントで御縁のできた方々でした。

JUNEのマスターの働きかけのおかげ。まずはマスターに感謝です。

そして音楽やキャンプを通じて親しくしていただいてる方も足を運んでくださいました。
(この方は都内からやってきて、ライブ前に近くの露天風呂でくつろいで来られたとか。こういう一日の楽しみ方もいいですね)

今年のサタデーナイトライブ、自分なりにいくつかの課題をもって臨みました。

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まず1部のエイぼんとのコーナー。

エイぼんの歌に伴奏やコーラスがどれだけ自然に寄り添えるかがテーマでした。

エイぼんとのコンビも今年で4年目。以前よりずっとこなれ、なじんできているとは思います。

さらに一歩進み、意識的に合わせずとも自然にからみあっていければいいなと思っていました。

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気持ち良ぉ-く1部を作ることができました。

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歌い継がれてゆく歌のように
各駅停車
終着駅
夜間飛行
五番街のマリー  (リクエスト→v.o エイぼん)
ジョニーへの伝言 (リクエスト→v.o Martin)
涙の乾くまで
雨がやんだら
冬の色
星の砂

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2部のソロパート

全曲フィンガー・ピッキングによる演奏に挑みました。

フラットピックによるカーター・ファミリー風奏法が長い間僕の代名詞的な弾き方でした。

それは「街角ライブ」が主な演奏場所だった時期に定着した弾き方。

街角の雑踏の中で指弾きの音がかき消されてしまうという事情からです。

ここ7~8年、歌う場が変わり、歌い方も大きく変わりました。

強く鳴り響くカーター・ファミリー風ピッキングだけでは歌とそぐわなくなってきたのです。

(ギターの旨い人はフラットピックを使いこなし、繊細な音や強弱も自在につけられるのですが、残念ながら僕にそこまでの技量はなく…)

歌の抑揚に合わせた伴奏がテーマでした。

落ち葉の物語

OH MY LITTLE GIRL
雪化粧
外は白い雪の夜
ミルク32
寒い夜
ワインレッドの心 (リクエスト)
去年(こぞ)の雪
東京 (リクエスト)
なごり雪
雪が降る
さようなら
大空と大地の中で
テネシーワルツ (アンコール)
I LOVE YOU   (アンコール)

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テーマや課題がクリアできたかどうかは時間をかけてゆっくり検証するとしましょう。

でも充足感のある楽しい、うれしいライブになりました。

足を運んでくださったお客さん、共演のエイぼん、喫茶店JUNEのスタッフのみなさんには心から感謝いたします。

インフルエンザや急な仕事で来れないと直前に連絡をくだっさた皆さん。
お気を配ってくださりありがとうございます。

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2013.01.26

「喫茶店JUNE サタデーナイトライブ」

年に一度のサタデーナイトライブ。
気合入れて準備をしてきたんだけど、あっという間にもう明日。

夕方、喫茶店JUNEのマスターから電話。

  古池さん
  いろんな人からリクエストがたくさん入っちゃったんですよ
  今日の明日で悪いんだけど何曲かでもやれないかな

  
  おいおい、急にそんなこと言うなよ

とは、口が曲がっても言えませぬ。
いただいたリクエスト8曲のうち、5曲をはさむことにしました。
そのうち1曲はエイぼんにムチャブリしちゃいました。

いや、ありがたいことです。
リクエストをいただけるうちが花ってなわけで、
ステージ構成を組み替えてます。
(けっこうこの練り直し、組み直しの時間が楽しいワケで…)

午前中は「朝市コンサート」。
組みなおした演目を夜のリハーサルかねてやりましょかね。

にしても明日から寒い夜だそうで。
お客さん、足を運んでくれるかな。

June2012

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2013.01.14

年の初めは「朝市コンサート」から

正月明けの寒い朝。

さすがに今回は人の出が悪い。

毎年正月明けはこんな感じだ。

ただでさえ寒い市場は閑散とし、冷気が足元から上り体全体を覆い尽くす。

気持ちをしっかりもたないと心身ともに萎えてくる。

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今回は年の初めということもありひとつ試みをもって臨んだ。

「市場での選曲をどうするか」

市場には飲食店のおっさんやおばさんに加え、一般客が買い物に来る。

年齢層は高めの60代が多い。かといって若めの人がいないわけでもない。

ざっと見て30代以下1割、40代2割、50代3割、60代以上4割といったところ。

結果はある程度わかってはいることだったが、あえて試してみた。

一番人出が多く、各年代層がまんべんなくいる1部をフォークソング系のポピュラリティーのある歌で固める。

いわば自分と同じ50代をターゲットにした選曲。

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食いつきは・・・やはりあまく良くない。

同年代と思しき人はともかく、上の世代、下の世代ともに関心は薄く無反応に近い。

「フォークソング」は1960年代後半~70年代に思春期・青春期を過ごした者たちの「世代の歌」なのかもしれない。

そんな思いを深くした。

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2部は一転、歌謡曲やGS(グループサウンズ)を中心に組んだ。

1960年代半ばから70年代前半の選曲。

5年ほど前に時代をシフトしたわけだ。

明らかに変わる反応。

同年代以上の人たちが反応を示してくれるようになる。

音楽がお茶の間にあった時代の歌の持つ強さを物語っている。

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音楽がお茶の間にあった時代。
ラジオやテレビを通してじいちゃん、ばあちゃん、父さん、母さん、そして子供たちが同じ歌を聞き、口ずさんでいた時代。

その後「自作自演」=「シンガー・ソング・ライター」がたくさん出没し、歌のオリジナリティが尊重されるようになる。

ポピュラリティからパーソナリティに移り変わり現在にいたっている。

フォークソングはパーソナリティ、オリジナリティ音楽のはしりなのかもしれない。
(オリジナリティは加山雄三や荒木一郎から始まったという人もいる)

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話がわき道にそれてしまった。

中高年を中心に雑多な人が通り抜ける市場でのコンサート。

選曲や「ステージ」のやり方をどうすればよいのか。
どうすればより多くの人に受け入れられ、さらに喜んでもらえるか
これがこの項の目的。

「バランスの良さを保つ」

これが大事なのかもしれない。

50代後半~60代以上の年齢層の体にしみこんでいる歌を中心に組みつつも、要所要所に他の音楽を配していく。

歌謡曲を中心に歌いながら、ところどころにフォークソングやカントリーやシャンソン、さらにはポピュライティこそないがイイ歌を組み込んでいく。
(今まではカントリーソングを3部に集めていた)

「朝市コンサート」の大きな目的に越谷市場の風物詩たりたいということがある。

「風物詩」とはあってあたりまえの空気のようなもの。

である以上、過度の自意識や自己主張はにあわない。

存在をあまり感じさせぬが、確かにそこにあるというのが理想なのかもしれない。

「バランス良い選曲」

これを今年一年、追求し磨きをかけていきたい。

ちなみに時折お客さんに盛り上げてもらえる瞬間がある。
そんな時はあえてバランスを崩し、「攻め」に転じればいい。
自分の色をより強く出してもいいと思う。

でもその時間帯が過ぎた時には速やかにバランスを戻し、「空気」に戻れる。

そんな感じでこの一年できればいいなと思う。

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2013.01.03

正月雑感

あっという間の正月。最後の一日も終わろうとしている。

今日はラジオで駅伝を聴いていた。
号砲と同時にカミさんと家を出た。
手にストックを持ち綾瀬川沿いを延々と歩く。
途中忘れ物を届けに長男の住むアパートに立ち寄り、
かつて住んでいたあたりをめぐる。

ラジオの声に想像をたくましくしながら東洋大学を応援する。
残念な結果に終わったが、心にはさわやかなものが残る。
どの学校もチームのために懸命に走る。その姿は美しい。
どのチームにも少しでも上を目指す思いがあり、
どの選手にもそれぞれの秘めた思いがある。
そしてただひたすら走る。
そんな姿が美しく思える。

さまざまな思いを胸に一生懸命生きるということ。
それは若者だけの特権ではなかろう。
年を重ねアラ還になる自分もかくありたいと切に願う。
(たとえもう美しいと言われる年でなくてもね)
もしかしたら、若いとはいえぬ年になったからこそ
その思いは強くなっているのかもしれない。

クラーク博士の言葉がふとよぎる。

  青年よ、大志を抱け
  この年寄りがそうしているように


明日から再び仕事が始まる。ライブ活動もまた始まる。
気持ちをあらたに臨みたいと思う。

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2013.01.01

2013年1月のライブ・コンサート予定

01月12日(土)  朝市コンサート 
              時 間 る  8:30~10:30
              場 所   越谷市場
              地 図   
              ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

.

01月18日(金)  お好み焼きの三貴ライブ 
             時 間   21:00~23:30
             場 所   「お好み焼きの三貴」
                      東武伊勢崎線 新越谷(東口)
                      武蔵野線 南越谷(南口)
                       各徒歩5分
              地 図   

.

 

        
01月26日(土)  朝市コンサート 

              時 間 る  8:30~10:30
              場 所   越谷市場
              地 図   
              ★越谷の台所「越谷市場」で毎月第2、第4土曜日

.

01月26日(土)  喫茶店JUNE サタデー・ナイト・ライブ
             時 間  18:30~20:30
             場 所  tea room JUNE
             出 演  エイぼん + Martin古池
             木戸銭  1000円
             地 図  
             ★昭和の香りただよう喫茶店で
               昭和を彷彿させる歌の数々を

             年に1度の土曜の夜のJUNEライブ

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02月16日(土)  おーるどタイム・ライブ
             時 間  未定
             場 所  ライブ cafe おーるどタイム
        
             出 演  Martin古池 + ?
             木戸銭  1000円
             ★詳細は後日

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02月23日(金)  Score ライブ
             時 間  19時過ぎ
             場 所  洋風酒処 Score (スコア)
             出 演  Martin古池
             ★詳細は後日

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新しい年が良い年になりますように

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