気持ちの持ち方で歌が変わる 〜三貴ライブで感じたこと
今回の「お好み焼きの三貴ライブ」はデキが良くなかったと感じている。
なにより歌が悪かった。
体に力が入り、喉をしめた歌い方になっていた。
歌いながら修正を試みたが最後まで変えることができなかった。
喉にひっかかりを感じ、声がかすれたり裏返りそうな感じで終始した。
ステージ中に水を飲んで喉を潤さなければならなかった。
そんなこと普段のステージでは絶対にしないのに。
喉が締まっていた証拠だ。
ワケを考えて見た。
この日は公私で(しかもライブ直前に)気持ちを大きくゆすぶられるできごとがあった。
それを消化しきれぬままライブに臨んでしまった。
気持ちを切り替えることができなかったんだ。
内向きになっていた気持ちのままに歌わなければならない。
しかも眼前にお客さんはいる。
知らずのうちに体に力が入っていたように思う。
その結果喉が開かぬままに終始したんだと思う。
常連さんにはいつもとはちょっと感じが違っていて、それもまたいいねと言ってもらえた。
しかし内心でもがきながらの2時間であり、納得のいくステージだったとは思えない。
いい時の自分はライブが始まった瞬間気持ちがお客さんに向く。
ごく自然にリラックスし、声もストレートに出ていく。
(ここ1年、ほとんどのライブはそんな状態で歌えていた)
気持ちが外に向かっているか、うちに向かっているか。
リラックスできいるか、はたまた力が入っているか。
歌えているか、歌えていないかを分ける大きな要素だと思う。
いつでもフラットな状態で自然に歌えることはひとつの理想ではある。
でもいつも同じ状態、同じ気持ちでいられないのが人間だ。
そんな時どうすればいいのか。
大きな課題だと思った。
流れに身をまかせ、自然な状態になるのを待つのがいいのか。
(待つだけで外に気持ちを向けることはできるもんだろうか)
スイッチを切り替えるために特別なカンフル剤を打つのがいいのか。
(そんな特効薬ってあるもんだろうか)
残念ながら今の自分にはまだその答えはわからない。
答えがあるのかどうかもわからない。
「気持ち」ひとつで歌が変わる
そのことを身をもって再認識できただけで、今回はヨシとしようか。
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