« 夏だ! ビールだ! お好み焼きだ! | トップページ | 出前コンサート 「吉川団地夏祭り」 »

2012.07.21

充満! 煙と熱気と人いきれ 「お好み焼きの三貴ライブ」

満員御礼、立錐の余地なし!

こんな状況の「三貴ライブ」は久しぶりのことです。
鉄板から上がる煙と熱気、そしてお客さんの話し声の渦。
さながらぶあついカーテンのごとくステージ席に立ちはだかります。


    うわっ! やりずらそう


おもわず一瞬たじろぎます。
普通のライブと違い「通常営業中」のライブ。
満員御礼が必ずしもやりやすい環境とはいえないわけで・・・

気をとり直し、セッティングしながら店内を観察。

  お客さんの年齢層はどうか
  それぞれどんなグループなのか
   (会社帰りなのか、家族なのか、友人同士なのか)
  これから呑み始まるグループが多いのか、すでにできあがってるグループが多いのか

それによって選曲が違ってくるし、演奏を始めるタイミングや歌い方も変わってきます。

今回はさいわいにも常連さんや前の会社の同僚たち、「JUNEライブ」でのおなじみさんが足を運んでくれました。
そういう人たちがいるだけでずいぶん勇気づけられます。

選曲はポピュラリティのあるものを中心に、歌い方や歌う姿勢は虚心坦懐を心がけてスタートしました。
やり方としては1曲目で派手にガッと注目を惹くやり方もあります。
でも今日の雰囲気でそれをやると逆に距離を作ってしまいそうな感じがしてのこと。
1曲1曲を淡々としっかり歌うことで、少しずつ雰囲気を作っていくのが得策と思いました。

それは波紋が徐々に広がっていく感じです。
波紋が障害物にぶつかりちょっと停滞し、反作用のかすかなさざ波が返る。
それをくりかえすうちに波紋も反作用のさざ波も大きくなっていく。
そんなイメージで歌い進めます。

不思議なものでそんな心もちで歌っていると客席の小さな反応が手に取るように見えてきます。
仲間同士おしゃべりに興じ、ほとんど聴いてくれていないように見えるけど・・・
気に入った歌が始まると拍手してくれたり、目が合うと微笑んでくれたり。

その反応に合わせ少しずつ軌道修正して歌っているうちに雰囲気が固定してきます。
ここでやっと自分の色を前面に出せるようになります。
今回は初めてのお客さんに恵まれました。
1部の終盤に入りリクエストがかかり始めました。
リクエストは2部の頭に入れることにして雰囲気のさらなる固定をしてひと休み。


  【1部】

   なんとなくなんとなく
   少年時代
   万里の河
   サンフランシスコ・ベイ・ブルース
   海岸通り
   涙そうそう
   花
   さとうきび畑
   想い出の渚
   恋の季節
   愛する君に
   また逢う日まで 
    (奥の客席からコーラスをつけてくれた方ありがとう!)


しばしの休憩を終えて2部突入。

この休憩がクセモノ。
短すぎると1部の雰囲気を引きずってしまう。やはり2部は違った色も出したいですしね。
長すぎるとせっかく固定した雰囲気が崩れてしまう。
1部の余韻を残しながら、ちょっと雰囲気を変えていくためのブレイクが休憩だと思っています。
今宵のお客さんたちは足が長い。ずっといてくれそうな感じです。
いっぷくして、コーラを飲んで、いただいたリクエストの練習を終えて15分。
ちょうどいいタイミングだったように思います。

2部のオープニングは初めて挑戦する「Summertime」。
テンポをグッと落としてじっくり歌いました。
間奏とエンディングはアドリブでスキャットにしてみました。
これが実に気持ち良かった!
お客さんの視線も集まるのを感じます。
「1部とはちょっと違うぜ」という感じで入りたかったんで、結果的に正解だったように思います。
離陸成功!

こちらに視線が集まったところでリクエストコーナー。

親子連れのお母さんと思われる方からは南こうせつの「うちのお父さん」。
知ってはいたけど初めての歌。こうせつさんのイメージを頼りになんとか歌いました。

引き続き松山千春の「旅立ち」。
これは数年ぶりに歌います。
リクエストされた方もたぶんギター弾きなんでしょう。「スリーフィンガーで」とのご注文。
めったにやらん歌をスリーフィンガーでやるのはなかなか難しい。
装飾音は極力省き、シンプルなスリーフィンガーでなんとか歌い切りました。

次の難物は「リバーサイド・ホテル」(井上陽水)。
昔、新越谷駅で街角ライブをやってた頃リクエストされ何度かやったことがありました。
当時やっていたラテン風のベース音を強調して、ストロークは消音ぎみに。
10年前の演奏が基礎になり、多少なりとも進化したテクニックを上乗せすることができました。
(気持ちいい!)

「JUNEライブ」常連Tさんから頂いたのは「東京」(マイペース)。
この歌は時々歌っているのでいつものペースで歌えます。(Tさんありがとう)

それにしてもアイパッドの力はすごいもんです。
ネットで歌詞検索をすれば即座に出てくる。
急なリクエストに備えて、ぶあつい唄本と歌詞カードの束を持ち歩いていたのがウソのようです。

ひととおりリクエストにお応えすることができたので、常連のN女史が好きな中島みゆき姉さんの歌を。
「忘れられるものならば」

ここでさらにリクエストが入り「夜空の星」(加山雄三)~「傘がない」

歌い終える頃、奥に陣取っていた団体のお客さんがお帰りの様子。
ざわめく店内。
歌をいったん中断しインストのアドリブ演奏、津軽三味線風。

お時間もぼちぼち終電のころあい。
エンディングに向けてチューリップ。「青春の影」~「心の旅」のメドレーを。

最後の歌はしっとりと「ホームにて」。
騒がしいほどににぎわっていた店内もすっかり落ちついた雰囲気になっています。

1番を歌い終え間奏を弾きながら、なぜかこみあげてくるものが。
たぶんそれは今日ライブにつきあってくれたお客さんたちへの感謝だったかもしれません。
久しぶりに会う以前の勤め先の仲間たちへの想いだったかもしれません。
(オレを思い出してくれてありがとう)
気がつくと間奏を弾きながらそんな思いを語り始めていました。

ライブがはね、皆さんお帰りになり閑散とした店内。
しばしぐったりしていました。
煙と熱気と人いきれで喧噪の客席。
始める前はどうなるかと思っていたけれど・・・、出し切った後の脱力感と深い満足感。
これがあるからライブはやめられない。


スタッフの哲ちゃんの言葉が印象的でした。

   今日は古池さんも自然体だったけど
   お客さんはもっと自然体でしたね


自然体でライブにつきあってくれたお客さんたちに深く感謝です。


|

« 夏だ! ビールだ! お好み焼きだ! | トップページ | 出前コンサート 「吉川団地夏祭り」 »

三貴ライブ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 充満! 煙と熱気と人いきれ 「お好み焼きの三貴ライブ」:

« 夏だ! ビールだ! お好み焼きだ! | トップページ | 出前コンサート 「吉川団地夏祭り」 »