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2012.07.30

2012年8月ライブ・コンサート予定

★08月11日(土)  朝市コンサート
              時 間   8:30~10:30
              場 所   越谷市場
              地 図   http://www7.ocn.ne.jp/~k-ichiba/akusesumap.html


★8月12日(土)   GINZA TRILL アコースティックライブ 
                   (ウタワココロウさん企画)
               18:30オープン  19:00~スタート
                 猪塚ユウキ
                 大坪良一
                 まーちん古池
  地図http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13119163/dtlmap/

                ¥2000(2ドリンク・お菓子付き)


★08月12日(日)  喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ
             時 間  14:00~16:00  
             出 演   まぁちん古池
             場 所  「喫茶店JUNE」
                     東武伊勢崎線 松原団地(東口)徒歩3分
             地 図   http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11013496/dtlmap/

 

★08月17日(金)  お好み焼きの三貴ライブ
              時 間   21:00~23:30
              場 所   「お好み焼きの三貴」
                       東武伊勢崎線 新越谷(東口)
                       武蔵野線 南越谷(南口)
                        各徒歩5分
              地 図   http://ggyao.usen.com/0002132503_map.html


★08月25日(土)  朝市コンサート
              時 間   8:30~110:30
              場 所   越谷市場
              地 図   http://www7.ocn.ne.jp/~k-ichiba/akusesumap.html


★08月26日(日)  山本熱史さん企画ライブ出演
               大宮 Bb
               詳細は後日


★09月01日(土)  八ヶ岳 森の音楽祭
               富士見高原 あすなろ小屋
               詳細は後日

★「美容室 すみれコンサート 」はお休みさせていただいております。
  秋口からの再開を目指しています。
  再開の折にはぜひお運びください。

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2012.07.29

出前コンサート 「吉川団地夏祭り」

午前中の「朝市コンサート」で大汗をかきました。
夏真っ盛りの越谷市場のトタン屋根の下はまるで蒸し風呂!
体中の水分が蒸発しちしまったんじゃないかと思うほどでした。

たっぷり水分補給と休息をとり、吉川団地に着いたのは2時半すぎ。
おてんとさまが一番高いころあいです。
ステージは広場のすみの木陰で、心地いい風が吹き抜けていました。
(内心ほっとしました)

吉川団地の夏祭りで演奏させてもらうのは初めてのことです。
これまでも声をかけていただいていましたが、タイミングが合いませんでした。
双方念願かなったりというところです。

吉川団地のご担当Tさんは「朝市コンサート」で演奏を何度も聴いてくれています。
Tさんのおめがねにかなったというところ。

僕は僕で古くからあるこの団地での演奏を楽しみにしていました。
吉川団地は築40年ほどだそうです。
40年ということは30歳でこの団地に住み始めた人たちは今は70歳。
その子供たちも今では親になっている世代です。
つまりは人生のサイクルが3まわりしている人たちがたくさんいる計算です。
そういうところでの演奏は楽しいものです。
(僕が住んでるマンションはまだ15年。まだそこまでの歴史が蓄積されていないのでなおのことそう思います)


出演者は僕のほかに五色ゆうご君という若き津軽三味線弾き。
彼もまた越谷市場で演奏している若者です。
同じ時間、同じ越谷市場で演奏していながら、演奏場所が違うのでじっくり聴いたことがありませんでした。
これもまた楽しみでした。

それぞれ交互に30分のステージを2回ずつやる予定。
トップバッターはゆうご君。
小気味のいい津軽三味線を堪能させてもらいました。
かなり修練を積んでいるとみえ、音の粒のそろったいい演奏でした。


僕は1部と2部とでステージ内容をガラリと変えて臨みました。

1部は歌謡曲やフォークソングをメインとしたステージ。
2部はカントリーソングを中心にした洋楽中心のステージ。

歴史ある団地ゆえ「歴史ある方々」も多いだろうと判断したのです。
Tさんからは小さな子供いるとうかがっていたので、子供向けの夏の歌も用意はしておきました。
「蚊の歌」「ハエ・ハエ・ハエ」「お化け屋敷の歌」など、子供=孫の世代を巻き込んで歌うのも楽しみにしていました。
ステージ前に腰を下ろしてくれたのは「大昔の子供たち」だったので歌謡曲中心に組み替えたのでした。

【1部】

   なんとなくなんとなく
   少年時代
   万里の河
   サントワマミー
   津軽海峡冬景色(特急・はつかり5号の車内放送付きバージョン)
   与作
   花 (リクエスト)


70代~80代の方が多いようでした。
ご存じの歌は口ずさんでくれます。
それを見て、サビの部分は一緒に歌えるように誘導しました。
とたんに歌声がおおきくなります。
「万里の河」はご存じないようでしたが、ステージに弾みをつけたかったのであえて歌いました。
手拍子で応えてくれます。
おしゃべりで東北の話、北海道の話とつなげ最後は北国から南国へと持っていきました。


  沖縄の「花」が聴きたい


そうご所望され、このリクエストが1部のエンディング。


【2部】

1部の様子でなんとなくトミ藤山さんの「ラジオ深夜便再現ライブ」を思い出していました。


  この人たちは深夜便世代かも


そう思い、トミさんがよく歌われている歌を並べました。


   ジャンバラヤ
   カントリーロード
   クレージー
   I’ll Hold You In My Heart


この時あるおばあさんから「峠の我が家」のリクエストが!
歌い始めると一緒に口ずさんでくれます。
これはうれしかった。
そこでラジオ深夜便・「エンジョイ・カントリー」の話、トミ藤山さんの話をはさみます。
やはりこのおばあさんは深夜便を聴いてらっしゃった!

   サマータイム
   All Of Me


とジャズっぽい歌をはさんでフィナーレへ向けて歌います。


   わが心のジョージア
   テネシー・ワルツ


エンディングは


  さよならが云えない(Someday Will Meet Again Sweetheart)


前2曲はスローでじっくりと歌ったので、短くアップテンポのブルーグラスナンバーでバランスをとりました。
これがいい〆になりました。


演奏を終えてあらためて感じたことがあります。
この世代の人たちにはカントリーソングやスタンダードソングも歌謡曲と共存しているんだなってことでした。
彼らが青春時代を過ごした戦後~高度成長時代、
いろんな音楽がいっしょくたになってラジオやテレビから流れていたんでしょうね。

帰りしな、あるスタッフさんから言われました。
(介護士をなさってる方のようでした)


   あの暑い中を、2時間も
   よく最後まで聴いていましたね
   というか、一緒に歌ってましたものね
   楽しかったんでしょうね
   私はみなさんバテて1時間くらいで帰るんじゃないかな
   なんて思ってたんですよ
   歌やお話が琴線に触れたんでしょうね

うれしいひとことでした。

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2012.07.21

充満! 煙と熱気と人いきれ 「お好み焼きの三貴ライブ」

満員御礼、立錐の余地なし!

こんな状況の「三貴ライブ」は久しぶりのことです。
鉄板から上がる煙と熱気、そしてお客さんの話し声の渦。
さながらぶあついカーテンのごとくステージ席に立ちはだかります。


    うわっ! やりずらそう


おもわず一瞬たじろぎます。
普通のライブと違い「通常営業中」のライブ。
満員御礼が必ずしもやりやすい環境とはいえないわけで・・・

気をとり直し、セッティングしながら店内を観察。

  お客さんの年齢層はどうか
  それぞれどんなグループなのか
   (会社帰りなのか、家族なのか、友人同士なのか)
  これから呑み始まるグループが多いのか、すでにできあがってるグループが多いのか

それによって選曲が違ってくるし、演奏を始めるタイミングや歌い方も変わってきます。

今回はさいわいにも常連さんや前の会社の同僚たち、「JUNEライブ」でのおなじみさんが足を運んでくれました。
そういう人たちがいるだけでずいぶん勇気づけられます。

選曲はポピュラリティのあるものを中心に、歌い方や歌う姿勢は虚心坦懐を心がけてスタートしました。
やり方としては1曲目で派手にガッと注目を惹くやり方もあります。
でも今日の雰囲気でそれをやると逆に距離を作ってしまいそうな感じがしてのこと。
1曲1曲を淡々としっかり歌うことで、少しずつ雰囲気を作っていくのが得策と思いました。

それは波紋が徐々に広がっていく感じです。
波紋が障害物にぶつかりちょっと停滞し、反作用のかすかなさざ波が返る。
それをくりかえすうちに波紋も反作用のさざ波も大きくなっていく。
そんなイメージで歌い進めます。

不思議なものでそんな心もちで歌っていると客席の小さな反応が手に取るように見えてきます。
仲間同士おしゃべりに興じ、ほとんど聴いてくれていないように見えるけど・・・
気に入った歌が始まると拍手してくれたり、目が合うと微笑んでくれたり。

その反応に合わせ少しずつ軌道修正して歌っているうちに雰囲気が固定してきます。
ここでやっと自分の色を前面に出せるようになります。
今回は初めてのお客さんに恵まれました。
1部の終盤に入りリクエストがかかり始めました。
リクエストは2部の頭に入れることにして雰囲気のさらなる固定をしてひと休み。


  【1部】

   なんとなくなんとなく
   少年時代
   万里の河
   サンフランシスコ・ベイ・ブルース
   海岸通り
   涙そうそう
   花
   さとうきび畑
   想い出の渚
   恋の季節
   愛する君に
   また逢う日まで 
    (奥の客席からコーラスをつけてくれた方ありがとう!)


しばしの休憩を終えて2部突入。

この休憩がクセモノ。
短すぎると1部の雰囲気を引きずってしまう。やはり2部は違った色も出したいですしね。
長すぎるとせっかく固定した雰囲気が崩れてしまう。
1部の余韻を残しながら、ちょっと雰囲気を変えていくためのブレイクが休憩だと思っています。
今宵のお客さんたちは足が長い。ずっといてくれそうな感じです。
いっぷくして、コーラを飲んで、いただいたリクエストの練習を終えて15分。
ちょうどいいタイミングだったように思います。

2部のオープニングは初めて挑戦する「Summertime」。
テンポをグッと落としてじっくり歌いました。
間奏とエンディングはアドリブでスキャットにしてみました。
これが実に気持ち良かった!
お客さんの視線も集まるのを感じます。
「1部とはちょっと違うぜ」という感じで入りたかったんで、結果的に正解だったように思います。
離陸成功!

こちらに視線が集まったところでリクエストコーナー。

親子連れのお母さんと思われる方からは南こうせつの「うちのお父さん」。
知ってはいたけど初めての歌。こうせつさんのイメージを頼りになんとか歌いました。

引き続き松山千春の「旅立ち」。
これは数年ぶりに歌います。
リクエストされた方もたぶんギター弾きなんでしょう。「スリーフィンガーで」とのご注文。
めったにやらん歌をスリーフィンガーでやるのはなかなか難しい。
装飾音は極力省き、シンプルなスリーフィンガーでなんとか歌い切りました。

次の難物は「リバーサイド・ホテル」(井上陽水)。
昔、新越谷駅で街角ライブをやってた頃リクエストされ何度かやったことがありました。
当時やっていたラテン風のベース音を強調して、ストロークは消音ぎみに。
10年前の演奏が基礎になり、多少なりとも進化したテクニックを上乗せすることができました。
(気持ちいい!)

「JUNEライブ」常連Tさんから頂いたのは「東京」(マイペース)。
この歌は時々歌っているのでいつものペースで歌えます。(Tさんありがとう)

それにしてもアイパッドの力はすごいもんです。
ネットで歌詞検索をすれば即座に出てくる。
急なリクエストに備えて、ぶあつい唄本と歌詞カードの束を持ち歩いていたのがウソのようです。

ひととおりリクエストにお応えすることができたので、常連のN女史が好きな中島みゆき姉さんの歌を。
「忘れられるものならば」

ここでさらにリクエストが入り「夜空の星」(加山雄三)~「傘がない」

歌い終える頃、奥に陣取っていた団体のお客さんがお帰りの様子。
ざわめく店内。
歌をいったん中断しインストのアドリブ演奏、津軽三味線風。

お時間もぼちぼち終電のころあい。
エンディングに向けてチューリップ。「青春の影」~「心の旅」のメドレーを。

最後の歌はしっとりと「ホームにて」。
騒がしいほどににぎわっていた店内もすっかり落ちついた雰囲気になっています。

1番を歌い終え間奏を弾きながら、なぜかこみあげてくるものが。
たぶんそれは今日ライブにつきあってくれたお客さんたちへの感謝だったかもしれません。
久しぶりに会う以前の勤め先の仲間たちへの想いだったかもしれません。
(オレを思い出してくれてありがとう)
気がつくと間奏を弾きながらそんな思いを語り始めていました。

ライブがはね、皆さんお帰りになり閑散とした店内。
しばしぐったりしていました。
煙と熱気と人いきれで喧噪の客席。
始める前はどうなるかと思っていたけれど・・・、出し切った後の脱力感と深い満足感。
これがあるからライブはやめられない。


スタッフの哲ちゃんの言葉が印象的でした。

   今日は古池さんも自然体だったけど
   お客さんはもっと自然体でしたね


自然体でライブにつきあってくれたお客さんたちに深く感謝です。


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2012.07.18

夏だ! ビールだ! お好み焼きだ!

Photo


毎月第3金曜日は 「お好み焼きの三貴ライブ」 

   カンカンに焼けた鉄板

   パンパンに焼けたお好み焼き

   ダラダラしたたり落ちる汗

   キンキンに冷えたビール

   そしてMartin古池は歌います、ガンガンと!

こんな真夏の夜の楽しみ方はいかがです?


【お好み焼きの三貴ライブ】


時 間   07月20日(金)  21:00〜23:30

場 所   「お好み焼きの三貴」
         東武伊勢崎線 新越谷(東口)
         武蔵野線 南越谷(南口)
           各徒歩3分
         地 図   

出 演   Martin古池

木戸銭   無料(ご飲食を!)


★通常営業真っ只中のライブです。
  出入りは自由!
  ごつごうよろしい時間でおいでませ。

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2012.07.14

夏! 「朝市コンサート」~ 「レイクタウン野外コンサート」

暑い1日でした。

午前中は越谷市場で「朝市コンサート」。
トタン屋根の市場は蒸し暑い熱気が充満しています。
体力・気力ともにそぎ落とされていく感じでした。
歌うということは体力を使うものだと実感した次第。
(普段はそれほど意識してないのにね)

2時間のコンサートを3回に分けて、水分補給と煙分補給(?)をしながら、なんとかしのぎました。
あまりの暑さでか、今日はお客さんの反応もパッとしなかった・・・。
みなさん買い物を済ませるとそそくさと立ち去っていきます。
(それが疲れの原因だったりしてね)

「朝市コンサート」終了後、いったん帰宅。
市場で仕入れた中トロで飯をかきこみ、ひと休みして向かうは越谷レイクタウン。
野外コンサート出演のためです。

舞台変わって、こちらは直射日光降りそそぐ炎天下。
ステージ背後の池から冷たい風が渡ってくるかと思いきや、風は横風、熱風です。
いやいやさすがにがおっちまいました。
(がおる=北海道弁で疲れる、まいるという意味)

それでも歌を聴きに遠く川越からバイクでやって来てくれた友人。
うれしかったです。
(あつかったべな)


演奏の方は急きょ夏の歌に切り替えました。
梅雨から夏にかけてのこの季節、毎年選曲に大わらわです。


    明日になればね
    ほおずき
    道連れは南風
    旅(ワンカップ大関の歌)
    ヘイ・ヘイ・ヘイ
    蚊の歌~ハエ・ハエ・ハエ
    我が心のジョージア
    コットン・フィールズ(綿つみの歌)


PAの按配と楽器や声の出音のバランスがとても難しいステージでした。
マイクに寄れば声が割れる感じがする。離れれば広過ぎる空間に声を吸い取られる不安感を感じる。
ギターのピッキングの強さも適当な感じがなかなか見つからぬ
あれこれバランスをとりながら四苦八苦しつつ終わってしまった感じです。
だだっぴろい野外演奏の難しさですね。

同じ野外でも清津峡は谷底で、しかも周囲が木々に囲まれている。
自然な返しやリバーブが効いている。
いかに環境に恵まれているか、そう思うことしきりです。


うれしい再会がありました。
ライブハウス「ぶどうの木」で親しくしていたコバちゃんがスタッフの一員だったのです。
彼と会うのは10年ぶりぐらいでしょうか。
耳のいい、音楽をよく知っている人だと思ってました。
当時コバちゃんがライブに来るといつも緊張したものです。


    へたな演奏はできない


と、思いつつへたな演奏を披露してました。

    古池さん、どうしたのさ!
    すっかりひと皮むけちゃったね
    演奏スタイルもすっかり変っちゃって
    なぎらさんみたい


(麦わら帽子をテンガロンハット風にかぶっておりました)


    10年たつからね
    ちったぁマシになってるっしょ!


    歳月は演奏を変えるかぁ
    カントリーチックな演奏になったね

こんなやり取りをしながら再会を楽しみました。

正直うれしかったなぁ。
歯に衣を着せずにずけずけ言ってくれるコバちゃんだから、なおのことです。
昔と大して変わらないなんて言われたら、悲しいですもんね。


    今の古池さんのスタイルなら紹介したい店があるよ
    絶対イケると思うよ


古いつきあいが新しい「ご縁」を生み出しそうな予感。
ありがたいもんです。

蒸し風呂の「朝市コンサート」~灼熱地獄の「レイクタウン野外コンサート」
すっかり体力を使い切りました。
さっきからだるくて頻繁に足がつりそうになってる!
軽い脱水症状かも。

演奏も細かいミスを連発。

それでも心地いい余韻にひたってます。
音楽ってやっぱり、いいモンですねぇ!

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2012.07.11

越谷レイクタウン・フェスティバル ’12

「越谷レイクタウン・フェスティバル’12」


昔、モスバーガー蒲生駅前店でやっていた「モスライブ」のご縁がつながり出演することになりました。

日 時  7月14日(土)10:30~15:30
      Martin古池の出番は13:00頃~

場 所  越谷レイクタウン駅前の大池:野外ステージ
      JR武蔵野線 越谷レイクタウン駅

「水と緑の町・越谷」の新しい顔・レイクタウンへ
 遊びに来ませんか!

Photo


モスライブの想い出


.

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2012.07.09

あつかぜいたる「SMAC野外コンサート」

すでに日は短くなり始める一方、暑さはこれからが本番。
昨日から今日にかけての雨がうそのように晴れ上がった日曜日。

ギターを背負い、ストックをつきながらコンサート会場の草加駅東口をめざしました。
距離にして5キロ、時間にして1時間のお散歩道中。
じりじりと照りつける日差しは夏を予感させます。
空には梅雨の黒雲とできそこないの入道雲。

今日のお題を「梅雨、雨」に絞りこんで選曲していました。
ところがぎっちょんこの陽射し。
選曲とプログラムの軌道修正をしつつ歩きます。

梅雨と夏の合間のこの陽気を「なつかぜいたる」というそうです。
その線に選曲をし直します。
予定外だった歌を口ずさみながら歩きます。
こんな時ストックのリズムに合わせて歌うとなかなか調子がよろしい。

  「コットンフィールズ(綿つみの歌)」
  「彗星」

カントリーとラテンのリズミカルな歌を追加しようと思っていました。


コンサート会場は駅前ロータリーそばの広場。
たくさんの人が腰を下ろして演奏を聴いています。
行きかう人たちもステージを眺めながら通り過ぎ、いつもながらのいい雰囲気です。

出番になり司会のケニーさんが紹介してくれます。


   地元のカントリー歌手、Martin古池さんの出番です!


おいおいちょっと待ってよ。
そりゃまあカントリーやブルーグラスが大好きでよく歌うけど、カントリー歌手は言いすぎだよ。
本物のカントリー歌手に申し訳がたちまへん!
(ブルーグラス・バンド「おーるどタイマース」の藤田さんが来てるこったし・・・)
なんて思いつつも、いつものようについ調子を合わせてしまいます。


   ケニーさん、そりゃ言い過ぎだ!
   カントリーソングが大好きな「街角の歌芸人」Martin古池です!


と、満面の笑みで訂正しつつ自己紹介。

こんなかけあいが客席との距離を縮めていきます。


   せっかくカントリー歌手と紹介されたんだから、最初はそんな歌から始めましょうか


と、予定外の「わが心のジョージア」
こりゃオープニングの歌じゃないよなと思いつつ、思いっきりスローテンポでじっくり歌います。

引き続き「雨の中の二人」
ご存じ橋幸夫の歌謡曲ナンバー。
これが最前列のご婦人たちに大うけ。
聞けば僕と同じ年。そりゃうけますわな。

そのまま「傘がない」に突入。
これまたすこぶるいい反応。
PAの具合もよろしくて、絞るように抑えて歌う声までもきれいに拾ってくれます。
ご通行中の皆様も足を止めて聴き入ってくれます。


   心にしみたぜ!


と、声をかけてくれるおっさん。
うれしいですね。こんなかけ声は。


   カントリーソングに始まり、歌謡曲に移り、フォークまで足を延ばしました。
   なんてまあ節操のない!
   でもまあ、これが街角の歌芸人なんです。
   どうぞご容赦を!


なんてやり取りをしながら、「雨の物語」に移ります。
やはりこの辺の歌は知名度が高い。一緒に口ずさんでくれる人たちもちらりほらり。
歌の途中で入るべきハーモニックスを空振りしても、にこにこ笑って流してくれるほどに場が温まってました。
(それ以上に直射日光でステージはモーレツに暑かったけど)

いい感じで場が出来上がってきたんで、ここぞとばかりに語ります。
函館の七夕まつりの話を少しじっくりと。
誰も知らないローカルな話をステージでやるのはちょいと勇気がいります。
聴く側の受け入れ態勢ができてなきゃしらけちゃうもんね。

「竹にたんざく七夕まつり」の歌が広い駅ロータリーに流れていきます。
もちろんアカペラ。
気持ちいい!
(ハコダディのみなさん、この歌が遠く埼玉の草加で歌われたなんてまさか思いもしないべさ!)

歌はそのまま「青葉城恋歌」に変わります。


   たなばたの飾りはゆれて~♪

   七夕さんも終わり、梅雨が駆け抜けていくと浅草の浅草寺でほおずき市が始まります。
   見事ですよね。情緒ありますよね。


   いくつかの 水たまりを残して
   梅雨がかけぬけてしまえば
   湿った風の背中越しに
   君の好きな夏が来ます
     (「ほおずき」)


駅前ステージは背後に大きなビルがあるんで声が空に向かって舞いあがっていきます。
これが何とも気持ちがいい。
Aメロはグッと抑え、その分サビを思い切って歌い上げます。
舞いあがる、舞いあがる!


   背伸びして 背伸びして
   つま先立っても 届かない♪


切ない恋の想い出と、それでもやってくる今年の夏を予感させる気分で歌います。
間髪入れずエンディングの「コットン・フィールズ(綿つみの歌)」へ。

アップテンポで軽快に歌います。
サビまで歌い進めると、最前列の席で聴いていてくれた友人・ふく助さんがハーモニーをつけてくれます。


   あれじゃいくらもゼニこにゃならなかったのによ~
   オイラを育ててくれた


うれしくなっちゃい、ふく助さんを強引にステージに引っ張り上げ一緒に歌います。

楽しかった!
あっという間の30分でした。
野外ならではの楽しさでした。

あ、せっかく追加した「彗星」ですが、時間が足りなく歌いませんでした。
高橋ゲタ夫さんの名曲。いつかどこかで歌えればいいな。


あつかぜいたる野外コンサート。
夏はもうすぐそこ!

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2012.07.07

竹ぇにたんざく七夕まつり

今年もやってきた七夕さま。
残念ながら今宵も曇り空のようで、天の川は観られそうにない。


子供の頃、七夕の晩を心待ちにしていた。

浴衣に三尺を締め、手にもった提灯にろうそくを灯し、仲間たちとともに町内を1軒ずつ練り歩く。


    竹ぇにたんざく たなばたまつり
    おおいはいやよ  ろうそく1本ちょうだいな
    くれなきゃ かっちゃぐぞ


1軒ごとに歌いながらろうそくをもらって歩く。

北海道に伝わる風習だ。

夕暮れ時を待ちかねた子供たちが三々五々と集まる。
夕暮れの薄明かりが徐々に闇にぬり込められていく。
ご飯を炊く匂いがかすかに鼻孔をくすぐる。
夏を前にしたかわいた風がろうそくの炎をゆらす。
カランコロンと下駄の音が夜道にこだまする。

低学年のうちは市販の提灯を持つだけでもうれしかった。
学年が進むにつれ空き缶に取っ手をつけたカンテラの自作に凝りだす。
たなばたさまの1週間も前からひそかにカンテラを作りはじめる。
友だちとそのデキを競うのが楽しみだった。

時間にすると2時間程度なんだろうが、長くてあっという間の小さな旅だった。


50年も前の話だ。今とはずいぶん事情が変わっている。
街中ではなく函館山の麓、坂道の上に住んでいたこともある。
今のような明るい夜ではなく暗闇の世界だった。
電信柱の小さな灯りがポツンポツン灯る。
家々の窓からこぼれる灯りも薄暗かった。
(蛍光灯の灯る家はまだ少なかった)

闇の世界に身を置くことが許された数少ない行事、それがたなばたまつりだった。
夜の闇は畏れであり憧れでもあった。
一面の暗闇。
山の端にかかる星明り。
ほのかにうごめくろうそくの炎。

闇と灯りのおりなす怪しげな魔力。

いまだに忘れることができない。
キャンプをしながらたき火の炎を眺めながら思うことがある。


   たき火が好きなのは
   星空を眺めるの好きなのは
   散歩が好きになったのは
   たなばたさまのおかげかも


今宵は夕暮れ時から空を見上げながら歩こうかと思っている。
提灯の代わりにストックをもって。


「たなばた」の過去の記事

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2012.07.01

【御 礼】 喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ

7月開始早々のJUNEライブ、あわただしく準備に追われるまま突入しました。
(この間、いろいろ遊びにお誘いくださった皆様、不義理をご勘弁ください)

前回に引き続きエイぼんとMartin古池でお届けしたライブ。
準備不足かなと少々不安もありました。でも終わってみると満足感の残るライブになりました。

「昭和の香りただよう喫茶店で、昭和を感じる歌の数々」というキャッチフレーズのライブ。
今回はその辺を特に意識した内容になりました。


[1部]

   なんとなく なんとなく (Martin古池)

   恋のハレルヤ
   恋の季節
   恋のしずく
   恋のバカンス
   どうぞこのまま
   星の砂
    (以上vo.エイぼん)

   東京 ←リクエスト (Martin古池)


[2部] Martin古池

   恋 ←リクエスト
   また逢う日まで

   雨が空から降れば
   雨の物語
   雨の中の二人
   色鉛筆の花束
   モナリザの微笑~僕のマリー
   霧に走る
   窓ガラス
   傘がない
   ほおずき~赤ちょうちん
   竹に短冊七夕まつり~青葉城恋歌

  =宿題コーナー (前回ライブのリクエスト)=

   恋の片道切符
   わが心のジョージア
   テネシーワルツ ←アンコール

1部は「恋」のつく歌を中心に、2部は雨の歌を中心にお届けしました。
「恋」のつく歌では昭和歌謡の持つ飾り気のないシンプルでストレートな強さに負けぬよう、真正面から演奏することを心がけました。
雨の歌シリーズでは雨や霧を背景に展開される様々な小さなドラマを意識して歌いました。
聴いてくださった方々にどのように響いたかな。

いつもながら2時間にわたる長丁場のライブ。
にもかかわらず食い入るように聴いてくださっているのが感じられました。ありがたかった!


本日のお客様は地元常連客の方々に加え、他の場所で歌を聴いたのがきっかけで足を運んでくださった方もいらっしゃたようです。これもまたうれしいことでした。
さらに遠路はるばる友人たちが来てくださった。おおいに力づけられました。


ライブ後はこの友人たちと近くの温泉に足を延ばし、ゆったりと語らうことができました。
「ライブの後は温泉で」っていうのは初めてのこと。
湯につかりながらライブをふりかえったり、ご意見を聞いたり。これまた楽しかった。

最後に技術的なことを。
ここ最近、発声や発音が安易に流れていたので修正に努めてきました。
「あ」の発音を明瞭に、しかも自然にというのがテーマ。
かなり改善されて来たようです。
まだ意識が先行している部分もあり、自然にというにはもう少しです。
それでも修正の成果が見えてきたことはうれしいことです。


月初めライブの勢いを、来週の「草加駅前野外コンサート」への導線に臨めればと思います。

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2012年7月のライブ・コンサート予定

★07月01日(日)  喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ
             時 間  14:00~15:00  
             出 演   エイぼん + まぁちん古池
             場 所  「喫茶店JUNE」
                     東武伊勢崎線 松原団地(東口)徒歩3分
             地 図   http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11013496/dtlmap/

   ◎おかげさまで無事務めさせていただきました。お運びくださった皆様、ありがとうございます。

 
★07月08日(日)  SMAC 草加駅前野外コンサート出演
              時 間  12:30~16:00
              場 所  草加駅 イトーヨーカ堂前野外ステージ
                     東武伊勢崎線草加駅 東口 徒歩30秒

   ◎今回で3回目の出演になります。梅雨から夏への変わり目を野外音楽会で過ごしませんか!


★07月14日(土)  朝市コンサート
              時 間   8:30~10:30
              場 所   越谷市場
              地 図   http://www7.ocn.ne.jp/~k-ichiba/akusesumap.html


★07月20日(金)  お好み焼きの三貴ライブ
              時 間   21:00~23:30
              場 所   「お好み焼きの三貴」
                       東武伊勢崎線 新越谷(東口)
                       武蔵野線 南越谷(南口)
                        各徒歩5分
              地 図   http://ggyao.usen.com/0002132503_map.html

★07月28日(土)  朝市コンサート
              時 間   8:30~110:30
              場 所   越谷市場
              地 図   http://www7.ocn.ne.jp/~k-ichiba/akusesumap.html

★07月28日(土)  吉川団地 出前コンサート (予定)
              詳細未定

★「美容室 すみれコンサート 」はお休みさせていただいております。
  秋口からの再開を目指しています。
  再開の折にはぜひお運びください。

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