四季折々の風景 ~天下御免の素浪人
早期退職を決意し浪人生活を始めた昨年の春。
まる1年が流れるように過ぎ去った。
いろんなことがあったようにも感じるし、何もなかったたようにも感じる。
長かったようにも感じるし、あっという間のようにも感じる。
年がら年中写真機を片手に散歩していた印象と、ギターを抱えて歌っていた印象しか残っていない。
1年間撮りためた写真から1年をふりかえるのも悪くはないかな。
すべてはここから始まった。
ライブ@欧風屋 「今日まで、そして明日から」 (3/27)
印刷マンとしての生活に終止符を打ち、新しい道を求め帆をはり船出した「キックオフ・ライブ」だった。
「昨日のことを思い、明日のことを考えることはやめよう。今だけを考えよう」
そう思って始めた越谷散歩。
市役所前を流れる元荒川沿いの土手道をホームコースに、毎日何時間もほっつき歩いた。
陽気もよくなり自転車も復活した。
カミさんの実家山形県長井に。
長井に根をおろして音楽活動を展開しているジョモGさんとセッション。
ともに地元に密着した音楽活動を志すという意味で意気投合し、大いに励まされる。
ご縁があり震災後の東松島・名取の避難所4か所で慰問コンサート。
水をかぶったピアノが痛々しい。
我が家に新しい家族が登場。名前をモグと名づける。(5/18)
荒れる元荒川散歩。梅雨も間近い。(5/27)
散歩がすっかり定着。新しいシューズを買い、軽やかな気分で歩く。
物置と化していた二男の部屋を整理。スタジオに生まれ変わる。
札幌に帰る。昨年亡くなった同級生の墓参りに恩師や友人らと滝川へ。
見事な菜の花畑のそばに友は眠っている。(6/8)
松原団地パインアヴェニュー商店会主催の震災応援イベントにJACK ROWGUNGSで出演。(6/11)
函館に帰省。動きのとれない母を伴って大沼公園へ。(6/21)
我が家の節電。西日の入るベランダにヨシズをかける。
風の通り道を探してひと夏クーラーはほとんど使わなかった。(6/28)
「ライブ@欧風屋 旅の途中」(7/29)
浪人生活の中間報告を兼ねたライブ。多くの友人や元同僚たちが足を運んでくれた。
秋風が吹き始める元荒川。それでも日中の暑さは猛烈だった。(9/8)
このころから少しずつ求職活動を開始する。
夕暮れの綾瀬川。(9/13)
秋の夕暮れはつるべ落とし。分単位で変わる風景を感じたくて、このころはもっぱら夕方歩いていた。
愛車・レッドアロー号にまたがり見沼たんぼをサイクリング。(9/15)
秋とは思えぬ日差しだった。
清津峡復興への第1歩。(9/27)
大雨と台風にやられキャンプ場への道が壊滅し、「Live in 清津峡」を中止せざるをえなかった。
管理人アキラッチの再建への挑戦がはじまる。
秋の元荒川。(9~10月)
秋の気配が色濃くなった。
再就職活動も書類選考で足きり。連敗街道がはじまり気持ちは秋模様。
大森~池上まで文学散歩。(10/7)
「人生劇場」の作者、尾崎士郎亭で物思いにふける。青成瓢吉を思い、吉良常を思う。
滅びゆく者への哀惜の情が「人生劇場」の根底に流れるモチーフなのかなと思う。
函館の生家を訪ねる。40年ぶりに中に入り、過ぎし日と時の流れの哀しさを思う。(11/8)
40年前、この家の庭、この場所で僕はギターを始めたのだ。
長男が家を出る。餞別にHISTRYのギターを渡す。(11/17)
家の中が妙に広くなり、モグがひとり走り回る。
年末の所沢市場(12/19)
二男とのコラボレーションで「朝市コンサート」
冬の見沼たんぼ。このころから手にストックを持ち、ノルディック・ウォーキングを始める。
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