【記録】 ぜいたくな気分を味わえた「ライブ@Score」
ぜいたくなライブをさせてもらった。
音楽友達の「かずぼん」こと宍戸一賀さんに声をかけていただいたライブだ。
会場の大宮Scoreは宍戸さんのホームグラウンド。
「Martinさんの好きなように存分にやってください」
とてもありがたい、反面プレッシャーのかかるライブだった。
初めての場所であり、お客さんも初めての方ばかり。
それ自体は大きな問題ではない。
このお客さんたちはみなお店の常連さんであり、宍戸さんのファンである。
宍戸さんご自身が暗中模索・獅子奮迅・悪戦苦闘しながら開拓した舞台=土俵にのっけてもらったわけだ。
宍戸さんの顔に泥を塗るようなライブは絶対に避けたかった。
今の自分の一番いいところをぶつけようと思った。
ここ数カ月、練習ができていて、あちこちのライブでやっている「旬」なプログラムを。
それは歌物語(坂道を舞台にした男のロストラブ)であり、春・旅立ち・出会いと別れをモチーフにした歌の数々。
1部は大塚博堂のアルバムから選曲し、あらためて物語を組み直して臨んだ。
ある程度かっちりかためて物語を演じた。
なんとなく、なんとなく (ごあいさつがわりに)
新宿恋物語
結婚する気もないのに
坂道で
季節の中に埋もれて
恋の終わる時
坂の上の2階
愛されてますか
ダスティン・ホフマンになれなかったよ
うれしいことに随所にチャチャを入れてもらえる。
それに対して軽いトークで応えながらつなぐことができた。
このやり取りが2部に向けていいあんばいで「場」を耕してくれる。
2部はいい空気が出来上がっていたのでモチーフにそって井戸端ライブ的なゆるい展開にした。
プログラムは一応こんな感じで用意した。
めぐりあい
旅立ちの歌
こうき心
卒業写真
青春の歌
心の旅
なごり雪
さくら(ミツダイ)
糸
大空と大地の中で
プログラムはあって無いようなものだった。
とにかく1曲ごとにくいついてくれる。
話しがあらぬ方向に展開していく。
それにしたがって予定外の歌も増えていく。
時に大ハーモニーをつけてくれたり・・・
時々プログラムの方向に修正するのだが、また脱線する。
お客さんの茶々にこちらもどんどん乗っかっていったのだから、
脱線も当然といえば当然なのだが…
井戸端ライブの時、「さあ歌うぞ!」という意気込みみたいなものを極力捨てるようにしている。
おしゃべりしながら、いつの間にか歌になっている。
歌ってるうちになんとなくおしゃべりになっている。
それでいて全体としてはテーマやモチーフの上にのっかている。
こういう感じが理想。
楽しく、気持ちのいい井戸端ライブになった。
お客さんのノリや反応の良さがあったればこそだ。
宍戸さんはお客さんに愛され、いじられ、可愛がられているんだなぁと感じる。
彼は月に一度Scoreでライブを続けている。
この活動が下敷きにあるからこそ、同じようにお客さんは心地よく反応してくれたんだと思う。
それにこちらも心地よく応えることができた。
宍戸さんの土俵に乗せていただき、荒らすことなく大役を果たせたように思う。
いろんな意味でぜいたくな気分を味あわせてもらった。
P.S.
ピザ窯で焼いた手作りピザは絶品だった。
| 固定リンク | 0
「『街角ライヴ』」カテゴリの記事
- 友 遠方より来たる(2024.06.17)
- 車座で青空演奏会(2024.05.31)
- 春近し! 唄の棚卸し そしてミニ歌謡ショー(2024.02.18)
- 春めいてきた青空演奏(2024.02.15)
- 楽しきかな 歌い納め・青空越冬隊(2023.12.31)
コメント