老人施設「わーくわっく草加」での慰問コンサートを終えて
張っていた気が抜け、脱力感に身をゆだねている。
今月の演奏活動はこれですべて終了。
同時に「人生浪人」としての演奏活動も打ち止め。
最後を老人施設でしめることができて良かったとなんとなく思っている。
4月からは仕事が始まり、老人施設で歌うチャンスは減るだろう。
この1年「さっちゃんと音もだち」の一員として、老人施設での慰問コンサートに関わらせてもらった。
コンサートを通して僕は自分の親の世代への感謝を表してきたつもりだ。
「親の世代」
大正〜昭和初期に生を受け、戦争をくぐり抜け、さらに戦後の復興を担ってきた世代だ。
この世代のつらい季節やがんばった季節があるからこそ、今の自分たち世代もある。
彼らの背後に自分の父や母と共に過ごした頃を見る。
そんな思いで歌ってきた。
若いころから老人施設での慰問コンサートや老人会での演奏は時折やってきた。
当時はどういう立ち位置で関わればよいのか迷いながらやっていた。
偽善の気持ちが潜んではいないかと自問しながら歌っていた。
自分自身、歳を重ねるにつれ迷いが無くなった。
ごく自然な気持ちで歌えるようになった。
そんな年回りになったということだろう。
彼らの人生を見届けるのが僕たち世代の務めのように思う。
たぶんそれは彼らの人生の肯定を歌に託することだと思う。
いつか来た道、いつか行く道
誰かのこんな言葉がよぎる。
これまで歌を聴いてくださったたくさんのご老人に感謝。
「さっちゃんと音もだち」の皆さんにも感謝。
いずれ条件が整い、チャンスがあればまたご一緒させてくださいな。
今回はオートハープで童謡・唱歌なども演奏しました。
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