今夜、「越谷・アビーロード」で初ライブ
02月08日(水) 越谷アビーロード
東武伊勢崎線 越谷駅東口 徒歩4~5分
(みずほ銀行そば)
19:00~
[出演] Martin古池:MOGAMI:他3名
[チャージ] 1500円+1オーダー(500円)
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地元、越谷で長年営業している「ライブ・アビーロード」。
昔から知っていましたがこれまで縁がなく、ここで演奏することはありませんでした。
先月音楽友達のMOGAMIさんとマッキー星野さんがアビーロードでやったライブを観にいきました。あれこれと越谷の音楽事情などを話しているうちに、本日の出演ということにあいなったのです。
「アビーロード」という響きに実は特別な思いがあります。
十数年前、僕は越谷の「ぶどうの木」というライブハウスの専属で歌っていました。
「ぶどうの木」はもともとはジャズ系のお店でした。
でもマスター・ぺけさんはフォーク・カントリー志向の人でした。
同じ志向の僕と組んでここで毎月ライブをやっていたのです。
その後ぺけさんは諸般の事情で蒸発し、僕はソロでのライブ活動を続けていました。
しかし数年後、経営事情が立ち行かず店を閉めることになったのです。
「ぶどうの木」を根城にしていたミュージシャンたちは演奏する場を失いました。
多くの人たちは「アビーロード」に演奏の場を移していきました。
「ぶどうの木」から「アビーロード」までは歩いて1~2分。
それぞれについていたお客さんも抵抗なくついてこれると踏んだこともあるでしょう。
それ以上に当時演奏できる場はあちこちあるというわけではなかった。
僕にもミュージシャン仲間から声がかかりました。
悩んだ末、その申し出を固辞しました。
ひとつには当時の「アビーロード」はビートルズ専門のライブハウスというイメージが強かったからです。
ビートルズは大好きですが、自分で演奏するということはありませんでした。
泥臭いフォーク野郎に「アビーロード」はまぶしすぎ、敷居が高かったのです。
もうひとつは「ぶどうの木」では最初の段階から2時間ライブの枠が与えられ、自由に使わせてもらっていたことがあります。
どんな実験をしても許され、それに甘えていろんなことを試してきました。
「アビーロード」では時間的な制約も含めて、今までのように自由にはやれないだろうと思われたのです。
「演奏の場は自分で開拓する」
苦渋の決断をし、以来僕は「アビーロード」に足を向けることはありませんでした。
公民館やスナックを借りてのライブ、さらには路上で街角ライブなどをやってきました。
場を探したり、作ったりに四苦八苦しつつ、今ではようやっとたくさんの「場」を作れるようになりました。
「朝市コンサート」や「お好み焼きの三貴ライブ」などのレギュラーライブにつながったのです。
今この時点で「アビーロード」と新たに縁が結ばれたということを大切にしたいと思います。
今だからこそ、臆することなくここで歌えるような気がします。
当時の音楽友達の好意に背を向け「独自路線」を歩いてきました。
その結果疎遠になってしまったのも事実です。
今なら彼らと「アビーロード」でうまい酒を酌み交わせそうな気がします。
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今日のステージは「ぶどうの木」のぺけさんとやっていた路線で臨もうかと思います。
「アメリカンフォークとカントリー」です。
途切れていた十数年の時間を再び結ぶため。
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