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2012.01.20

雪のおもいで

 雪

  雪でした あなたの後を なんとなくついてゆきたかった
  ふりむいた あなたの瞳は 早くお帰り 坊やって言ってた
  ああ あの人は 見知らぬ町の 見知らぬ人
  雪でした あなたの後を なんとなくついてゆきたかった

  夢でしょうか あの日のことは 雪を見るたびに思い出す
  雪国をたずねてみたい そこは私の小さなあこがれ
  ああ 今日もまた 窓にもたれ思う 冬の旅を
  雪でした あなたの後を なんとなくついてゆきたかった

             (吉田拓郎)


高校の2年生だった。
伊達紋別という小さな町に住み、30キロほど離れた室蘭の学校まで汽車で通っていた。
当時北海道を走っていたのは蒸気機関車だった。
汽車は平野を走り抜け、やがて山の中を越えていく。
いくつかトンネルを抜け鷲別駅を降りると学校のある道に続いていた。

1年先輩のテニス部の人にあこがれていた。
ひかえめで物静かな彼女もまた汽車で通っていた。

北国の冬は夜が早い。
それぞれの部活を終え、帰る頃にはあたりはすでに真っ暗だった。
日に数本しかない列車に乗り込む。
恋する少年には話しかけることすらためらわれた。
薄明かりの車窓に映る彼女をあこがれのまなざしで眺めるだけだった。

いくつかの駅を過ぎ、汽車はやがてある駅で停まる。
会釈を交わし、汽車を降りる彼女。
ホームを照らす橙色の灯りの中を降りしきる雪。
雪の中を闇に消えていく後姿。
目をこらして闇を見つめる。
ついていきたいと思う。
思いだけを残し、無情にも汽車はふたたび走り始める。

ただそれだけの思い出だ。
その頃デビューした吉田拓郎のアルバム「青春の詩」に収められた『雪』。
この歌を聴くたびに思い出す北国の情景。

それは私の小さなあこがれ・・・

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