【メモ】 NHKドラマ 「とんび」
録画しておいたドラマを観る。
前後編合わせて4時間。
見がいのあるドラマだった。
幼い頃父親に捨てられた男が家庭を持ち、子をなす。
昭和36年のことだ。
時は高度経済成長が始まり、所得倍増計画が喧伝された頃。
広島の港町が舞台。
父の姿を知らぬ男はとまいどいながらも、全身全霊で家族を愛し守る。
ところがその子が3歳の時事故で母親を死なせてしまう。
ここから父子の物語が始まる。
母のない家庭の中で様々な問題に直面しながら、子供は成長していく。
そこには父親との葛藤があり、周囲の人たちの救いがある。
やがて東京に出て行く息子。
万感の思いで見送る父。
10年後、花嫁を連れて帰ってきた息子。
相手は再婚の子持ち。
父に一緒に東京で暮らすように説得する息子。
ワシは東京へは行かん。
ワシがこの町におらんと、おまえらが逃げてくる場所がなかろうが。
人間はケツまくって逃げる場所がないといかんのよ。
つらいことがあったら思い出せ。
最後の最後に帰れる場所があれば、元気も出るじゃろ。
錦を飾らんでもいい。
立派な人間にならんでもいい。
帰れる場所、ここがおまえらの故郷じゃ。
【主題歌】 箒川を渡って
太陽は昇り オレは出番を待ってる
くだらない悪口を言いながら
箒川を渡って 知らない街へ行くんだ
心をあの場所に残したまま
箒川を渡って もう一度夢を見にいくよ
オレによく似た顔を思いながら
この手の話に弱い。
「北の国から」で故郷を後に東京へ出て行く純。見送る五郎。
あのシーンとかぶる。
そして自分が故郷を出てきた時のシーンと重なる。
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