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2011.07.16

【記録】 お好み焼きの三貴ライブ

店内に入った時は数組しかお客さんがいなかった


   今日は、まったりムードでいくか


などと思いながら、それ用に準備をすすめる


   ドヤドヤドヤ!


いきなりという感じで若者の団体が入ってきて、ムードは一変!

男女合わせて20人くらい
のっけからハイテンションの集団だ


   うわ、これは厳しいわぁ…


そう思いながら、作戦を変更して選曲のやり直し
スピーディに展開できるように組み直す
セッティングもギターにラインをつなぎやり直す


ライブ直前にあった大きな地震をとっかかりにスタートさせた


   でかい地震でしたね
   震度4ですって
   まだ電燈が揺れてるよ


(ここでいきなり『なんとなくなんとなく』)


つかみは上々だった
一枚岩の団体とのやり取りが成立すれば、なんとかなる

頻繁に話しかけ、視線を送りながら1部を進めた


  なんとなくなんとなく
  少年時代
  恋の季節~涙の季節
  太陽の翼
  島人ぬ宝
  涙そうそう
  さとうきび畑
  ひまわり
  サンフランシスコ・ベイ・ブルース
  Me & Bobby Magee
  青い瞳



ここまでおよそ50分
一気に駆け抜ける

若人集団との関係もなんとか維持できる


  この喧噪の中では上出来だろう


そう思いながら20分ほどの休憩に入る




2部をスタートさせた時、状況が一変したのを感じた

店内ほぼ満席の状況は1部と同じ
だが若人集団の座が乱れ始めており、1部でできていた関係性も断たれてしまった
酒もまわり、話に花が咲き、意識が仲間同士にのみ集中し始めていた

こうなると20人の集団は立ちはだかる1枚の岩壁みたいなもんだ
なにをどうしようとびくりともしない


早々に方針転換をした
さいわい、歌に合わせて大きなリアクションをしてくれている人が3組ほどいた
年代的には同年代かと思われた
その人たちに意識を集中し、選曲も変えた


  夜空の星
  夕陽が泣いている
  二人だけの海
  白い浜
  砂に消えた涙
  夕日とともに
  まだ見ぬ恋人
  帰れない二人
  君といつまでも
  夜空を仰いで~コール
  I'll Hold You In My Heart(アップテンポで)
  青春の影




立ちはだかる喧噪という壁に向かい、その隙間を狙って歌うイメージで2部を進めたが…
やはり厳しかった

自分の声やギターの音は聞こえず、店内にどう響いているのかもわからない
まるで羅針盤を持たずに夜の海に漕ぎ出した気分だった(ちょっと大げさか…)

意識したことが一つだけあった


   力でねじ伏せようとはするな
   こういう状況の時にこそ淡々粛々と歌おう



とはいえ、体のあちこちに無意識のうちに力は入っていたんだろうな
2部を終えた時、ぐったりしていた

2部は45分、やはりトークを入れる余地がないと曲数は増えるもんだ


休憩中、若人たちは帰っていった。
常連の方達も帰って行った。

店内はうって変わったような静けさ
ステージ席のすぐそばに2組4人が残ったのみ


すぐに3部を開始した
アンプを切り、生音のみ
短くとも、じっくり歌おうと思った


  こうき心
  朝の雨
  再会
  メロディ



淡々と語り、淡々と歌う
火だるまのように熱くなった体と心の火照りを冷ますように

わずか4曲だが30分ほどかけ、最後にじっくりと歌うことができた
あたふたと駆け抜けた今日の「三貴ライブ」だった
ここにきて満足感をもって収束することができた


3部3時間という長丁場の「三貴ライブ」
いつも演奏しながら旅をしているような気持になる
いろんなことがあり、それと向き合いながら歩き続ける
そして旅の終わりに感じる満足感と一抹の淋しさ

これがあるからやめられない


「三貴ライブ」7年目の夏でした






【本日のセッティング】

アンプ:BingoⅡ
マイク:ベリンガー・コンデンサーマイク
ギター:タカミネ(ラインとマイクから集音)

★アンプスピーカーから出る音が聴こえなかった
 今回のようなケースでは小さなモニタースピーカーも併用した方がいいかもしれないと思った。

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コメント

久々に眼が痛くなるアゲアゲ状態(これって今風?)ライブだったように思います。
(常連の人なら分かると思いますが、満席状態で鉄板に火が入って焼き物をすると、ガード下の店のような嬉し懐かしのショボショボ感が・・・)

最近良い意味で三貴ライブをかまえて聴くことがなくなったと感じています。歌がどうだとか、ギターがどうだということではなく、「ライブを感じに行き、そして時間を取り戻しに行く」といった感じでかなぁ・・・。

今年の夏は自分にとって、とにかくセンチメンタルな夏です。
途方もなく過去と現在がニアミスをするいたいけな夏です。
熱中症で逝ってしまうのもありだな、っていうほどの自己実存を問う悲しい夏です・・・。

投稿: MATSUMURA | 2011.07.17 17:39

MATSUMURA君

「ライブを感じに行き、そして時間を取り戻しに行く」

そういってもらえるのが、僕には一番うれしいことです。

社会情勢(身に降りかかるヤツ)、年齢的なもの、いろんなことが重なりセンチメンタルというか、メランコリックというか

そんな気分になることがありますね

「途方もなく過去と現在がニアミスをする」

その感じ、わかります

投稿: Martin古池 | 2011.07.24 12:39

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