ハックルベリーライブ (2) フォークシンガーの流儀でカントリーライブに挑戦
ハックルベリー・ライブは4人でおよそ30分ずつ、合計2時間のステージをやっている。
通常営業中のライブなのでお客さんは食事をしながら音楽を楽しむというスタイルになる。
対バン形式なのでそれぞれの出演者が思い思いにそれぞれのやり方でライブを展開している。
なのにどこか統一感や連帯感のある4人一塊のライブになりつつある。
アットホームな雰囲気でライブができているということは前の記事にも書いたとおりだ。
ハックルベリーでのライブで、僕はカントリーやブルーグラスの歌を演奏することにしている。
お店が西部劇に出てくる酒場の雰囲気であり、マスターもカントリー音楽を好んで流している。
にもかかわらずカントリーミュージックを演奏する人はほとんどいないとのこと。
マスターのそんな話を聞き、カントリー音楽に挑戦することにした。
僕は決してカントリーシンガーではない。
むしろフォークシンガーというべきだろう。
でも長年やってきた演奏スタイルの根っこにはカントリーやブルーグラスの影響が色濃く反映されている。
何よりもカントリーやブルーブラスが大好きだ。
だからこんなコンセプトでこれまでハックルベリーライブをやってきた。
フォークシンガーが挑戦する
カントリーミュージックのステージ
すでに4回のステージをやった。
単にカントリーソングを歌うというのでは自分のライブにはならないと思う。
フォークシンガーとして自分のルーツ音楽=カントリーに挑戦する
そうである以上、フォークシンガーとして自分の流儀を貫くべきだろうと思う。
「自分の流儀」とは?
それはステージにテーマを設け、そのテーマに沿ったストーリーを組む。
ストーリーを歌やトークで表現していく。
テーマは聴いてくれる人に共感・共鳴をもたらすものでありたい。
そこでいくつかの課題を自分に課した。
1.多少ゆるくてもライブテーマを設ける
2.可能な範囲で日本語歌詞もまじえてで歌う
3.それぞれの歌の背景にあるものをも伝えたい
4.できる限り原曲のもつ雰囲気を壊さない
自分にとってはかなり高いハードルであり、制約である
でもこういう課題を設けることで他でやる自分のライブとの差別化をはかりたかった
また自分のルーツ音楽でもあるカントリーミュージックとちゃんと向き合いたいと思った
くわえて敬愛しかつ(勝手に)師と仰ぐカントリー歌手・トミ藤山さんのライブスタイル。
トミさんが7年にわたって続けた「ラジオ深夜便・エンジョイ・カントリー」に大きな刺激を受けた。
2ヵ月ごとの「ラジオ深夜便」の生出演にあわせ、トミさんは構想を練り充分な準備をして臨まれた。
毎回テーマを設け、選曲し、歌によっては日本語歌詞をつけた。
カントリーミュージックをもっと広めたいという使命感をもって続けられたそうだ。
僕も「自分なりの流儀」でトミさんのたどった道をなぞりたいと思った。
ここまで4回試みてきた。
正直、自分のイメージにはまだまだほど遠い。
ほど遠いけれど、少しずつ前進しているような気もする。
There is Firsttime for everythings.
最初の1歩からすでに4歩も進んだ。
たとえ牛の歩みでも、一歩一歩進みたい。
次の日記では今回のハックルベリー・ライブの様子の再現を試みてみたい。
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