JACK ROWGUNS
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蒲生中央通の「喫茶いずみ」が今月から再開しています
新たに開設されたホームページを見ていたら、なんだか涙腺がゆるんできました
以下、ホームページからの抜粋です
昭和46年に蒲生で開店してから今年で39年目。たくさんのみなさまが愛してくださったおかげで、気づけば老舗と呼んでも良いくらいの、息の長い店になりました。
つい三年前。お店をここまで作り上げてきたいずみの名物マスターが、突然天国へと旅立ってしまいました。
そして、マスターの店を引きつぎ守ってきた、笑顔で明るいママさんが今年。マスターのあとを追うように天国へと旅立ちました。
そして残されたのは、二人の子ども(といってももう立派な大人ですが)たち。「ついに私たちの生まれ育った店、いずみもここまでか・・・」そう思ったとき。
いつも来てくださったお客様方から、「いずみが閉まっているから、蒲生に居場所がなくなっちゃったよ・・・。」と言われ、「そうか、ここは、私たちだけの家じゃなかったんだ!!」と、ハッとさせられた二人。
みなさんが集う場所、疲れたときに、ほっと一息つける場所。
「ホーム。」
それがいずみの大切な役割だったんですね。
僕が蒲生に移り住んだ30年前
通りすがりに偶然入った「いずみ」
店内に立てかけてあった1台のギター
ちょっと弾いてもいいですか?
おそるおそるひげ面のマスターに声をかけた
これがすべての始まりでした
深夜にまで及ぶセッション、ミニミニコンサート
商店街の活性化をめざした「考動集団 やじろべえ」を音楽で手伝ったり・・・
「喫茶 いずみ」とは切っても切れないお付き合いをさせてもらいました
マスターが亡くなり、後を追うようにママまでもが旅立ち・・・
蒲生に行き、「いずみ」が閉まっているのを見るたびに胸が痛みました
「喫茶 いずみ」にふたたび火がともりました
たくましく育った姉弟と、スタッフたちが力を合わせがんばっている「喫茶 いずみ」に心からエールを送ります
【過去書きためた、「喫茶 いずみ」についての文章 】
「古い音楽仲間の死」
「いずみ」の鶴岡マスターが亡くなった時の追悼文です
「若き日の音楽道場 いずみ を訪ねる」
久しぶりに訪れた「いずみ」
「街角ライブ」 即興演奏をリクエストされて
街角ライブでの出来事。「いずみ」時代の切磋琢磨を強く感じた瞬間でした
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【Martin古池 カントリーライブ・プログラム】
1.Take Me Home Country Road (ふるさとに帰りたい)
2.My Clinch Mountain Home (母のふるさと)
3.School On The Hill (丘の上の校舎)
4.I Went Your Wedding (涙のワルツ)
5.Blue Christ Mass
6.Back To The Cross
先日ふるさとの函館に帰ってきました
若いころ夢を追いかけて、北海道から東京に出てきた自分です
もう35年もの月日がたちます
自分としてはいまだに旅に出たつもりでいます
旅の途中で何度も何度もふるさとに帰ろうと思いました
街角でふと函館弁や津軽弁を聞くたびに
ラジオで北海道の放送を聞くたびに
そう思いました
カントリーロードは、ふるさとを飛び出した若者のことを歌った歌です
ウェストバージニアは何もない炭鉱の街だそうです
そこから逃げ出した若者だけど、自分のルーツはやはりこの地にあり
故郷に帰りたい
そう、あらためて思い直す歌
「カントリーロード」
今回函館に帰ったのにはわけがあります
母が部屋で転んで全身打撲
身動きできない状態になり・・・
口だけは達者ですが、自力でなにかをやるということが難しい
陣中見舞いで帰ったわけですが・・・
1年ぶりに見る母はすっかりしわくちゃになっちゃっていて・・・
やはり息子としては胸が痛むわけで・・・
「My Crinch Mountain Home」
カーターファミリーというグループが歌った古いカントリーソングです
「母のふるさと」という日本語訳がついています
帰郷の表の目的が母親のことで、
でも、ちゃあんと裏の目的もあるわけで・・・
今回もちゃんとギターを持って帰りました
中学の同級生が営むライブバーで毎晩演奏したんですが・・・
なんと!
そこで小学生の時に好きだった女の子と再会したんです
40年ぶりです!
小学校のころとちっとも変わらぬかわいい子(?)で
僕たちの通った学校は函館山の麓の高台にありました
今では立て替えられ鉄筋の今風校舎に変わっています
でも当時は木造の雰囲気ある校舎でね
カントリーミュージックの中にそんな情景のぴったりの歌があります
School House On The Hill (丘の上の校舎)
今日は12月12日
実は僕にとっては忘れられない日でもあります
大学生のころに好きだった女の子が結婚した日なワケでありまして・・・
んで、僕に結婚式で歌ってくれと言うわけでありまして・・・
君の幸せを遠くから祈るよ
なんて心境にはとてもなれなかった僕が歌ったのは「秋桜」
その子の新居はなんと瑞江のお隣、篠崎でした
古今東西、結婚式場で好きな相手の幸せそうな顔を見つめるってぇ歌はいろいろございます
花嫁を奪って式場から逃げるなんて、ダスティン・ホフマンみたいなのもいます
僕は結局ダスティン・ホフマンにはなれず、遠くで指をくわえてみていただけでした
カントリーにもそんな歌があります
「涙のワルツ」 I Went To Your Wedding
もうすぐクリスマスですね
彼女がいなくなったその年のクリスマス
はい、もうとてもブルーなクリスマスでした
Blue Chritmass
今日のラストソングは
十字架に帰ろう「Back To The Cross」
クリスマスは恋人たちのお祭りなんかじゃなくて
イエスキリストさんの誕生日なわけで
キリスト教の真髄が「愛」であったとしても、
それは恋人たちだけのためではなく
親兄弟、隣人への愛なんであって
たとえ嫌なやつにでも愛の気持ちを持てという
なかなか厳しい教えでもあります
俗人Martinはなかなかそういう境地にはなれませんが・・・
せめてクリスマスくらいはね
人生の荒波を渡りながら、すっかり世俗に汚れてしまったけれど
人生の最後には十字架に帰ろうというこの歌
アメリカの南部で歌われていた民謡だそうです
フォギーマウンテン・ボーイズの演奏で覚えたこの歌を
今日はるびんさんにもお手伝いしてもらい、お届けします。
★だいたいこんな調子で進めた今回の「ハックルベリー・カントリー・ライブ」でした。
次回は2月
テーマをどうしようかな・・・
悩ましい、そして楽しい日々が始まります
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ハックルベリー・ライブは4人でおよそ30分ずつ、合計2時間のステージをやっている。
通常営業中のライブなのでお客さんは食事をしながら音楽を楽しむというスタイルになる。
対バン形式なのでそれぞれの出演者が思い思いにそれぞれのやり方でライブを展開している。
なのにどこか統一感や連帯感のある4人一塊のライブになりつつある。
アットホームな雰囲気でライブができているということは前の記事にも書いたとおりだ。
ハックルベリーでのライブで、僕はカントリーやブルーグラスの歌を演奏することにしている。
お店が西部劇に出てくる酒場の雰囲気であり、マスターもカントリー音楽を好んで流している。
にもかかわらずカントリーミュージックを演奏する人はほとんどいないとのこと。
マスターのそんな話を聞き、カントリー音楽に挑戦することにした。
僕は決してカントリーシンガーではない。
むしろフォークシンガーというべきだろう。
でも長年やってきた演奏スタイルの根っこにはカントリーやブルーグラスの影響が色濃く反映されている。
何よりもカントリーやブルーブラスが大好きだ。
だからこんなコンセプトでこれまでハックルベリーライブをやってきた。
フォークシンガーが挑戦する
カントリーミュージックのステージ
すでに4回のステージをやった。
単にカントリーソングを歌うというのでは自分のライブにはならないと思う。
フォークシンガーとして自分のルーツ音楽=カントリーに挑戦する
そうである以上、フォークシンガーとして自分の流儀を貫くべきだろうと思う。
「自分の流儀」とは?
それはステージにテーマを設け、そのテーマに沿ったストーリーを組む。
ストーリーを歌やトークで表現していく。
テーマは聴いてくれる人に共感・共鳴をもたらすものでありたい。
そこでいくつかの課題を自分に課した。
1.多少ゆるくてもライブテーマを設ける
2.可能な範囲で日本語歌詞もまじえてで歌う
3.それぞれの歌の背景にあるものをも伝えたい
4.できる限り原曲のもつ雰囲気を壊さない
自分にとってはかなり高いハードルであり、制約である
でもこういう課題を設けることで他でやる自分のライブとの差別化をはかりたかった
また自分のルーツ音楽でもあるカントリーミュージックとちゃんと向き合いたいと思った
くわえて敬愛しかつ(勝手に)師と仰ぐカントリー歌手・トミ藤山さんのライブスタイル。
トミさんが7年にわたって続けた「ラジオ深夜便・エンジョイ・カントリー」に大きな刺激を受けた。
2ヵ月ごとの「ラジオ深夜便」の生出演にあわせ、トミさんは構想を練り充分な準備をして臨まれた。
毎回テーマを設け、選曲し、歌によっては日本語歌詞をつけた。
カントリーミュージックをもっと広めたいという使命感をもって続けられたそうだ。
僕も「自分なりの流儀」でトミさんのたどった道をなぞりたいと思った。
ここまで4回試みてきた。
正直、自分のイメージにはまだまだほど遠い。
ほど遠いけれど、少しずつ前進しているような気もする。
There is Firsttime for everythings.
最初の1歩からすでに4歩も進んだ。
たとえ牛の歩みでも、一歩一歩進みたい。
次の日記では今回のハックルベリー・ライブの様子の再現を試みてみたい。
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今回も心地よいライブになりました
すっかりおなじみになった4人の出演者が、四者四様、それぞれのステージを展開
なのになんとはなしに連帯感があり、なんとはなしに統一感がある
前にも書きましたが、4人でひとつのライブを一緒に作っているような気持ちにさせてもらえます
誰かが演奏しているときは他の出演者もさりげなく絡んでいきます
手拍子だったり、マラカスだったり、ギターリフだったり、コーラスだったり・・・
普通だったらやっちゃいけないようなことも、
お互いに許しあえちゃうみたいな暗黙の了解が出来上がっています
そればかりか、そうやって雰囲気を盛り上げることで他のお客さんに自然に波及していく
他のお客さんは出演者の友人やファンであったり、地元の食事客だったり・・・
アットホーム
ということばがよく似合うライブになってきました
同時にうまい組み合わせが定着してきたと思います
トップバッターのるびんさん
彼のような実力者をトップに持ってくるのはもったいない、申し訳ない。
そう思うわけです
でもるびんさんはやはり見事なトップバッターです
場の空気を一気に音楽の世界にひきづりこんでしまうのです
ご自分の世界にアリ地獄のようにズルズルと引き込んでいく様は、まさに「るびんワールド」
二番手のMartin古池は、るびんさんが切り開いた音楽世界をなだらかに馴らしていく役割のように思います
お客さんと演奏者の距離感をいいあんばいに保っていく
そして三番手のエイぼんの華のあるボーカルで場の空気を持ち上げていく
エイぼんが歌いだすと場があでやかになります
伴奏していて、それがよく分かります
ラストバッターのカワハラマサキで「いい感じ」がピークに
カワハラ君にもまた華があります
若さということだけでは片付けられない魅力があります
勢いと気配りの効いたステージングで「いい感じ」のうちにライブはフィナーレ
多分それぞれ意識することなく、自分のステージを一生懸命やっているだけだと思います
なのに自然にそういう役割分担ができ、4人のステージが合わさってひとつのライブに仕上がっていく・・・
お店のブッキング担当・ミモレットさんの慧眼なのだなとあらためて思うしだいです
次回の「ハックルベリー・ライブ」は2月の予定です
日程が決まったら、またお知らせいたします
【今回のMartin古池のプログラム】
Take Me Home Country Road (故郷に帰りたい)
My Crinch Mountain Home (母のふるさと)
School House On The Hill (丘の上の校舎)
I Went To Your Wedding (涙のワルツ)
Blue Christmas
Back To The Cross (十字架に帰ろう) with るびん
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知らない街を 歩いてみたい
どこか遠くへ 行きたい
遠くの街である必要もない
身近な街でも知らない道がたくさんある
知らない家並みがたくさんある
知っていても時間が変われば知らない街に変わる
会社のある小石川から高円寺まで歩いてみた
できるだけ大通りを避け、住宅街や神田川沿いの細い道を結んだ
およそ10キロ
2時間ほどの夜道だ
わくわくしていた
知らない道を歩き、知らない街並みを通り抜ける
ただそれだけでわくわくしていた
これまで知らなかった東京の一面を知ることができた
東京には意外なほどに山が多かった
丘ほどの高さで家々が密集している
だから見ただけでは山とは感じない
でも歩いてみるとまぎれもなくそこは山だった
急な細い小路をあえぎながら登ると、それはまぎれもなく山だった
左右から迫る住宅の合間を縫う小路はまるで山の中の迷路だった
何より驚いたのは暗闇が意外と多いことだ
まるで江戸の街を提灯片手に歩いているような錯覚を覚えるところもある
小石川から面影橋にいたるまでの細道を迷いながら歩く
この後は神田川沿いに高田馬場をめざし、さらに東中野へ
昔読んだ時代小説は神田川沿いだった
その情景を頭に描きながら暗い夜道を行く
東中野からは中央線沿い
線路脇の寂しい小道だ
歩きながら戦後に起こった三鷹事件(中央線無人列車暴走事件)のことがよぎったりする
やがて、線路沿いの道は環七をはさんで高円寺の明るく広い道につながる
ゴールのENTA巣は目と鼻の先だった
わずか2時間だが、ちょっとした旅と冒険をしたような気になる
知らない道を歩きながら、東京の風景の一端を楽しむことができた
江戸時代や戦後の東京に思いを馳せる「時間旅行」も同時に体験したような気分だった
居酒屋「ENTA巣」に飛び込み注文したビールの味は格別だった
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函館に帰るたびに立ち寄り演奏している「サウンド・イン・S 」
小中学校時代の同級生・工藤信也君(しんちゃん)が長年やっている店だ
しんちゃん自身シンガー・ソング・ライターで、数々の歌を作り、歌っている
僕も歌っている「函館物語」はしんちゃんとその兄貴・しゅんじさんの作
(しゅんじさんも「チャップリン」というライブ・バーを経営しつつ、函館の音楽シーンの一端を担っている)
今回の帰函でも「サウンド・イン・S」に立ち寄ることにしていた
楽しみだった
店で函館のお客さんに歌えることもさることながら、
小中学校時代の同級生R子とここで再会することになっていたのだ
高校時代、室蘭に転校した僕は小中学校の友人たちとは疎遠になっていた
それがmixiのおかげでR子とふたたびつながったのだ
40年ぶりのことだった
最後に会ったのは中学の卒業式だったように思う
客がまだ入らぬ夜7時
「サウンド・イン・S」の扉をたたく
しんちゃんと近況を語り合いながら・・・
ドキドキしていた
ぎぃーっ!
古びた木の扉を開けて、R子が顔をのぞかせた
R子!
すぐに分かった
子供のころと変わらぬ顔がそこにあった
小学生のようにスレンダーなR子がそこにいた
(高校以来のバトミントンを続け、今でもきたえているそうだ)
時間を、40年の時間を一気に飛び越えてしまった
まるでつい最近会ったかのように、屈託なく語りあうことができた
同級生のこと、先生たちのこと、そしてそれぞれの近況
他愛のないことだが、話題にはことかかなかった
話に興じながら、僕は小学生のころのR子を思い出していた
当時男子生徒には気になる女の子にスライディングをして、ちょっかいを出すのが流行っていた
卒業を前にした6年生のころだ
好きな女の子にわざとちょっかい出して気を引こうとする
悪がきたちの実に「健全」なる行動だった
とはいえ、男子にとっても結構必死の思いだった
古い板張りの廊下はあちこちササムケていてた
へたにスライディングをすると半ズボンでむき出しの足に木の破片が突き刺さる
お目当ての子だけにスライディングすると「バレる」ので、何人かにやらなければならない
浅知恵をふりしぼり、覚悟を決めての決行だった
R子を「ターゲット」に玉砕した悪がき仲間も何人かいた
言えといえばすぐにでもフルネームで答えられる
そして、僕もその一人だった
この秋、初孫が産まれたばかりのR子は
他の客が入り始めたのをきっかけに1時間ほどで帰っていった
孫を風呂に入れなきゃと言って
客が10人ほどになったころ、しんちゃんはおもむろに弾き語り始める
僕はしんちゃんの歌にギターリフとハーモニーをつける
1年ぶりの即興コラボレーションだ
やがて立場を逆転させる
二人で1時間以上も演奏したろうか
しめくくりの歌に「メロディ」を選んだ
メロディ
あんなにも好きだった 君がいたこの街に
いまもまだ 大好きな あの歌は 聞こえてるよ
いつも やさしくて 少し さみしくて
あの頃は なにもなくて
それだって 楽しくやったよ
メロディ 泣きながら
僕たちは 幸せを 見つめてたよ
なつかしいこの店の すみっこに置いてある
寄せ書きのはじのほう 君と書いたピースマーク
みんな集まって 泣いて歌ってたね
あの頃は なにもなくて
それだって 楽しくやったよ
メロディ いつのまに
大切なものなくした
あの頃は なにもなくて
それだって 楽しくやったよ
遠い空 流されても
君のこと 忘れないよ
いつだって 楽しくやったよ
メロディ 泣かないで
あの歌は 心から 聞こえてるよ
(玉置浩二)
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ジンギスカンを食べたかった
それも上品なラムではなく、臭みのあるマトンのジンギスカンを
北海道に帰るたびにマトンを出してくれる店を探すんだが、これがなかなか見つからない
(去年札幌で食べた「だるま」はマトンだった)
今回もあれこれ聞いてマトンを探したんだが、見つけれなかった
それで宿(五稜郭グランティア)の近くの「炭々亭」という店に入る
たいした大きくて、立派なつくりのジンギスカン屋さんだ
例によってあつかましいお願いをしてみた
マトンないべか
子供のころ食べた臭みの強いやつが食べたくてさ
同年代と思しき髭づらのマスターにそうたずねる
いやぃゃゃ
今だと、ほとんど どごでもラムしか扱ってないんですから
うちもお勧めは特上ラムの味噌だれ漬け焼きなんだゎ
やわくて、おいしいですよ
んだがぃ?
残念だな
あの匂いがなんともいえないんだけどね
まかないとかでマトン使うことないの
あればそれでもいいんだけどさ
(こらこらあつかましいぞオレ!)
うちでは全部ラムなんですから・・・
したっけ生ハムロールだったら、ちょっと近いかもしれませんね
したら、それけれや
それとお勧めの極上のヤツ
特上味噌ラム
厚く切ったラム肉を特性味噌に漬け込んだヤツだ
たしかにやわらかくて、旨い
でも、ものたりない
あの羊肉の臭みがぜんぜんないんだ
多少の期待をこめて生ラムを焼いた
うん、たしかに少しだが臭みがある
先に特上味噌ラムを食べてたから、よけいにそう感じるのかもしれない
子供のころジンギスカンといえばマトンだった
ラムは幻の羊肉
高くて手が出ない一品、名前しか知らぬ子羊の肉だった
食欲旺盛な中学生のころは近所の肉屋さんに薄くスライスしたマトンを買いによく走った
サッカー部の練習を終え、帰宅したらマトンを焼いて食べるのが習慣だった
漬け焼きよりもそのまま焼き、ベルのジンギスカンのタレで食べるのが好きだった
マトンの臭みが舌になじんでいた
あの味がどうしても忘れられない
でもそれを求めるのは、今では逆に贅沢なのかもしれない
食生活全般が40年前とは大きく変わっているのかもしれない
安くて、ボリュームがあり、栄養価も高い食材がすなわち旨いものという感覚だったのかもしれない
高度経済成長を経て、所得が増え、比較的高価なものが手に入り、それが当たり前になっていく
それにしたがって常食されていたものが食卓から消えていく
その結果、安かった食品が貴重品になり、手に入らなくなる
「アブラコ」も「マトン」もそんな運命をたどってきたのでは?
などと勝手に想像してみる
わずかではあるが羊肉の臭みを感じさせてくれた生ラム
翌日スーパーによってたくさん買いつけた
冷凍しておけばしばらくは帰ってからもジンギスカンを食べられる
ベルのジンギスカンのタレは越谷市場でも手に入る
「朝市コンサート」の折に買えばいい
このタレに鷹の爪やにんにくを入れて辛くすれば好みの味になる
内地に戻ってからのささやかな楽しみがひとつ増えた
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今回の函館帰省の旅の裏の目的
「アブラコ」を食べること
内地では「アイナメ」と呼ばれるこの魚
北海道では一回りも二回りも大きなものがあがる
子供のころはごく当たり前に食卓にのった大衆魚でもあった
安い、旨い、ボリュームがある
貧乏家庭にはホッケやイカとともにおなじみの魚だった
(昭和30年代、ほとんどの家庭は貧乏だった)
久しぶりにアブラコを食べようと思い、あちこち探し回った
ところが当たり前に市場や魚屋にならんでいたアブラコが見つからない
いやぁ
最近だら、アブラコはあんまし食べないもんね
脂のっておいしんだけどね
という答えが返ってくるだけ
最後の頼みの綱「函館自由市場」を早朝探した
アブラコかぃ?
1匹だけ上がってるヮ
水槽ん中、泳いでるっしょ!
見事な50センチクラスのヤツだった
その足で市場の中の食堂「自由亭」にかけこんだ
おばちゃん、メニューにないんだけど
アブラコ、焼いてくれないかい?
アブラコですか
あがってっべがねぇ・・・
今、そこの水槽で泳いでたょ
したら、ちょっと仕入れてきますから
して、焼きますか、煮つけますか?
今だら、刺身でもいいけどね
せば、塩で焼いてけれや
おばちゃんはざるを片手に市場に入り、件のアブラコを仕入れてきた
定食にして1500円なんですけど
いがったべが?
なんもさ
メニューにないもん頼むんだから
かまわない
待つこと30分
大将が焼きあがったアブラコを持ってきた
申し訳なさそうな顔をして
ごめんね
待たしちゃって
あんましでっかいもんで
裏に返すのがゆるぐなかったんだわ
ちょっと身が崩れたけど、勘弁してね
普通だら一晩干してから焼くんだわ
せば、塩も効くし、身もしまって崩れないんだけどね
ヘタクソでごめんね
なんも、なんも
無理して頼んだんだから、しょうがないっしょや
かえってごめんね
やっとこさありついた懐かしのアブラコ
旨かった
特に皮と身の境目に脂が乗ってて、これがいい
煮つけも食べたくなった
自由亭からの帰りしな、再び市場で頼んだ
明日の朝、また来るから
もし、アブラコあがってたら取っといて
イカと一緒に東京に送るから
お兄さん
アブラコは別に大丈夫だけど
イカだら、朝上がったばっかりのヤツだから
新鮮なうちに刺身で食べたいっしょ?
したら、コンパクトにしてけるから
持って帰んなさい
宅急便だと月曜日になるから
戻ってから煮つけにして食う楽しみがまた増えた
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早いですねぇ
もう12月ですね
今年も一年いろんなところで、いろんな人たちの前で歌わせていただきました
2010年最後の月を、気持ちよく〆ていきたいものです
★12月11日(土) 朝市コンサート
朝8時半~10時半
越谷市場 2号棟 景品交換所前
★12月12日(日)ハックルベリー・ライブ
午後6時~8時
カントリー風ライブ・バー
「ハックルベリー」
都営新宿線 瑞江下車 徒歩5分
[出演]
るびん 18:00
Martin古池 18:30
エイぼん 19:00
カワハラ 19:30
★12月17日(金) 三貴ライブ
夜9時~11時半(終電まで)
お好み焼きの三貴
東武線新越谷駅東口
武蔵野線南越谷駅南口
徒歩3分
★12月19日(日) 喫茶店・JUNE 日曜の昼下がりライブ
14:00~16:00
tea room JUNE
東武線松原団地駅東口 徒歩3分
[出演] エイぼん
Martin古池
★12月22日(水) 出前ライブ 品川の幼稚園 (絵本コンサート)
★12月25日(土) 朝市コンサート
朝8時半~10時半
越谷市場 2号棟 景品交換所前
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