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2010.10.29

「喫茶店・JUNE Night Live」を終えて

「喫茶店・JUNE Night Live」を終えて一週間になる

この一週間、ライブを終えることができた安堵感と余韻に浸っていた
まるで牛のように何度も何度も反芻していた

細かいミスや、恥ずかしい失敗もないわけではなかった
それでも全体として活き活きとしたライブになったように思う


いつも自分に科している課題がある

それはお客さんを巻き込み、一緒にライブを作っていくことだ
同じ時間と空間にいるすべての人(演奏者・お客さん・スタッフ)がかみ合い、相乗的にライブを作っていく
こういうライブのダイナミズムを作り出せるかどうかということが課題だ


その視点から見ると「喫茶店・JUNE Night Live」は快心のデキだった

何よりもお客さんに恵まれた

実は誰が足を運んでくれるか、どれくらいの人が集まってくれるのか皆目見当もつかなかった
場所を提供してくださるお店に迷惑をかけるわけにもいかず、内心不安だった

いざ蓋を開けてみると二十人ほどの方々が足を運んでくださった
お店を適度に満たし、お客さんはゆったりと聴ける
僕は僕で一人ひとりの状態を把握できる

もっともライブをやりやすい人数だ


今回来てくださった二十人ほどのお客さんはいくつかのパターンに分かれた

  ①日曜昼下がりの「JUNEライブ」で僕とエイぼんの歌を聴いてくださった地元の方々
  ②昔からの「Martinライブ」ファンの皆さん
  ③ここ数年の音楽活動を通して知り合い、仲良くしてくださっているミュージシャン友達


新しいお客さんはお店の全面的バックアップがあったからこそ集まってくれたと思う

古くからのファンの皆さんは同窓会気分もあったと思う
僕のライブスタイルがどう変わったか、どう変わらずにいるかという興味もあったそうだ

音楽友達たちはジャンルも演奏スタイルも違うが、互いに認め合い、尊敬しあう気のおけない連中である

つまり全員がライブを聴く、参加するという気持ちで足を運んでくださっているのだ
100%ホームのライブができるのは久しぶりのこと

ここ10年ほど僕は見知らぬ人の前で演奏するのが常だった
いわばアウェイ状態からライブをスタートさせるスタイル
だから基本的には自分を抑制した状態から始まる
ライブの展開に応じて少しずつ自分を解放していくのに慣れてしまっていた

100%ホーム状態のライブは本当にうれしかった
最初から興奮し、この習慣を忘れ去っていた
テンションがいつも以上にあがっていた


テンションの高いライブ進行
お客さんのやさしい目と時折飛び出すリクエスト
それに反応するアドリブ演奏
脱線が次の脱線につながり、ちょっとしたチャチャが入る
そこからさらに元に戻っていく面白さ


演奏する我々とお客さん、お店のスタッフ全員で作るという点で、ダイナミズムある楽しいライブになった


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1部はエイぼんの歌をフューチャーした二人のステージ

このステージをなんとしても成功させたかった
この場で二人でやってきた1年にわたるライブの集大成であり、
次に向けた経過点でもあるからだ

新曲をいくつか織り交ぜての40分
時にしっかり歌い上げ、時にリズミカルに踊りながる歌うエイぼんのステージは見事だった
ステージ進行も時にスピーディーに、時にまったりとお客さんに会話しながら進めることができた

何よりもよかったのは、二人でフォローしあいながら進めることができたことだ

この場で1年ライブを続けてきたことは大きかった
互いに何をしたいのかというのが分かるようになった
だから演奏はもちろん、ステージでのかけあいも呼吸がかみ合うのだ
それがお客さんとのやりとりにもいいあんばいで波及していく

エイぼんの歌の良さ、ほんわかしたステージの空気が店全体に広がりいい感じだった

2部はMartin古池のソロステージ

客席は1部でできたほんわか感がそのまま残っている
僕はテンションがすっかり上がっており、いい感じでスタートを切れるはずだった

好事魔多し!

テンションが上がった分どうやら体に力が入りすぎていたようだ
自分では気がついていなかったが、かなり緊張していたようだ

オープニングの「This Is My Trial」でけっつまづく(汗)

いきなり歌詞が飛び、コードが飛び・・・
頭の中が真っ白に

なんとかこんとかエンディングまでこぎつけた
やっとこだ!

こんなの何年ぶりだ


でも、最初に失敗しておいて逆に気が楽になった
2曲目「なんとなく なんとなく」以降は体の力が急に抜けたようだ


  もうあとは何でも来い!


という心境になれた


こうなるとあがりっぱなしのテンションがプラスに作用しだす

時おり、歌の合間にお客さんにチャチャを入れたり、入れられたりしながらスピーディにステージを運ぶことができた

突如入ってくるリクエストに応えながら、あっという間の1時間だった

最後の歌は15年前の「Martinライブ」で定番だった歌を久しぶりに


   マイ・ラグジュアリー・ナイト
   ~おやすみ

「昭和の香りがただよう喫茶店で、昭和の香りただよう歌の数々」

歌う人も、聴く人もみな昭和の香りをまとった人ばかり


テーマどおりのライブを昭和の残り香をそこはかとなくふりまきつつ、終えることができた


共演のエイぼん
足を運んでくださったお客さん
一番楽しんでくれた「喫茶店JUNE」のマスター
来る予定で来れなかった方々

すべての人に感謝いたします

ありがとうございました

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2010.10.26

今風じゃないナポリタン

今風じゃないナポリタン
今日も越谷工場で印刷立ち会い

ちょっと早飯で東川口の喫茶店に

オールドボーイ、オールドガールが切り盛りする昔風の喫茶店


この店のナポリタンが好きで時々通っている


ケチャップをたっぷりからませた昔ながらの喫茶店のナポリタン

ケチャップのすっぱみを感じさせず、ほのかに甘味すら感じるナポリタン

このお店のナポリタン
ボクはファンです〓


ウチのは今風の
洒落たスパゲッティじゃないけどね


ほろほろと笑うママさん

その後ろで照れたような顔をし、すぐに真顔になるマスター


なんともおくゆかしい

今という時代からは取り残された味かもしれない
いずれ消えゆく味かもしれない


でも子供の頃、初めて入った喫茶店で食べたあの味
母が真似て作ってくれたあの味を思い出させるナポリタン


こよなく愛しさを感じさせるこの味が、僕は好きだ


そして、
ここにも昭和の香り漂う喫茶店がまたある

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2010.10.18

「ハックルベリーライブ」 エイぼんデビュー!

3回目の「ハックルベリー・ライブ」
エイぼんが初出演をはたした
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これは意味あることだと思う
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「ハックルベリー」のある瑞江はエイぼんの地元
地元のお客さんがライブに来てくださる可能性がぐっと広がる
実際エイぼんの地元友達がたくさん来てくださった
.
やはりなんといっても地元に根ざしたライブというのは大切なわけで
.
エイぼんのこれまでのライブ(「JUNEライブ」やだし巻き玉子のライブ)は地元から遠く離れていた
だから友人に声をかけにくい
そんな思いを抱えていたそうだ
.
今回初出演をはたしたことで、彼女にとってよりどころになるライブになりそうだ
.
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ライブも3回目を数え、その形ができつつある
.
るびんさん、カワハラヒロキ君、エイぼん、Martin古池
この個性、スタイルが違う4人が心を合わせ、協力し合ってライブを作っていく
.
それぞれの友人や音楽仲間が遊びに来てくれる
加えて地元エイぼんの参加で地元の人に聴いてもらえる可能性が広る
.
今後の「ハックルベリーライブ」の展開がますます楽しみだ
わくわくする
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.
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ライブは実力派るびんさんがトップバッター
ひそかに(?)練習を重ねたという新曲をまじえ、ヨーロッパ系の音楽を中心に聴かせてくれた
やはりるびんさんの実力はすごい
力強く正確なフィンガーピッキング
まるで地鳴りでもするかのような深く強い歌
たっぷり堪能させてもらった
.
.
.
2番手はMartin古池
るびんさんがヨーロッパ系ならこちらはアメリカ系
カントリーミュージックのライブ
僕は「ハックルベリー」ではカントリー・ライブにすると決めている
それもできる限り日本語歌詞をつけての演奏を試みている
今回はカントリーミュージック事始めというテーマで選曲した
1930年代のカーター・ファミリーやジミー・ロジャース
1940~50年代、カントリーミュージックの大御所ハンク・ウィリアムス
さらに有名なカントリーソングをはさみつつ、カントリーミュージックの歴史を簡単に語る
そんな大それた目論み(!)を企てようと思った
.
.
    1.Martin古池のテーマ (ブルーグラス風・ボーイズ風ナンバー)
  2.The End Of The World=この世の果てまで(スキータ・デービス)
  3.Mansion On The Hill (ハンク・ウィリアムス)
  4.Keep On The Sunyside Of Life=陽気にいこう(カーター・ファミリー)
  5.Georgia On My Mind (レイ・チャールズ)
  6.Miss The Mississippi And You=旅の途中で(ジミー・ロジャース)
.
.
が、
25分のステージでカントリーの歴史を語るなど無謀もいいところであって・・・
結果的に初期カントリーソングの中で自分が好きな歌を選んだ形だった
試みたことがひとつある
「The End Of The World」の和訳に挑んだのだ
若いころにもこの歌の訳詩を試みたことがあった
トミ藤山さんにも素敵な日本語バージョンがある
でも若き日の訳詩はあまりに稚拙で直訳に過ぎ、気恥ずかしい
とても歌えたもんじゃない
.
そこで今回は今の感覚で音楽的にも無理のない意訳に挑戦した
つまりは言葉をどんどんそぎ落とし、フレーズを組み替えてみたのだ
はたしてデキはいかに・・・?
(何かのライブで聴いてみてくだされ)
.
.
.
いよいよエイぼん登場
僕はギター伴奏とハーモニー役で共演
来週に迫った「喫茶店JUNE Night Live」でやる歌の中から5曲選んだ
少ない回数ながら集中的に練習を積んできた歌ばかりだ
エイぼんお目当てのお客さん見守る中、堂々の歌いっぷりはさすがだった
歌のうまさもさることながら、エイぼんのステージには華がある
あらためてそう感じたしだいだ
.
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.
トリは若手のカワハラ君(前回はトップバッターだった)
今回は全曲オリジナルだった
初CDをリリースしたとのことで、気持ち的にもノッテいるようだった
スピーディなステージ運び、演奏中の周囲への目配り・気配り
.
小気味よいステージだった
.
この感じよさはオジサン・オバサンの心をわしづかみにしちゃうよね
(僕も彼の声が大好きなのである)
.
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かくして「ハックルベリー・ライブ」は楽しく幕をおろした
.
何よりも足を運んでくださったお客さんが我々をノセてくれた
.
足を運んでくださったたくさんの仲間たち、そして地元の皆さんに
ありがとう!
.
.
楽しんでいただけたでしょうか!
(楽しかったですよね!!)
.
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次回は12月12日(日) 18:00~20:00
また4人で力を合わせていいライブにしたいと思います
みなさま、ぜひ足をお運びくださいませ
(ちょっと気が早すぎか)

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2010.10.17

【ご案内】 喫茶店・JUNE Night Live

Night_live

昭和の香りのする喫茶店で

  昭和の香りのする歌の数々を



こんなテーマでお届けします





  喫茶店・JUNE Night Live



日 時  10月23日(土) 開場 18:30  開演 19:30

場 所  tea room JUNE
       東武線松原団地駅 東口 徒歩3分

出 演  エイぼん
     Martin古池

木戸銭  1500円(1ドリンク付き)

地 図 http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11013496/dtlmap/






「喫茶店・JUNE Live」を始めてから1年が経ちました
普段は毎月1度、日曜日の昼下がりのライブです
通常営業中の喫茶店ライブはおかげさまで少しずつ地元のお客さんに来ていただけるようになり、定着してまいりました。

今回の「喫茶店・JUNE Night Live」
土曜の晩に時を変え、通常営業中ではないライブに挑戦
普段と違ってテーマを決めて臨みます


昭和の香りのする歌の数々

過去まわりのものすべてが大きく見えた日々
僕たちを通り抜けた歌
長い時の流れの中で忘れられていった歌、埋もれている歌
そんな歌の数々をお届けできればいいなって思います

古きを訪ね新しきを知る、温故知新ライブ

皆様のお運びを、心よりお待ち申し上げます

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2010.10.07

【シリーズ・清津峡メモ】 Live in 清津峡

数えること7回目の「Live in 清津峡」

去年あたりから、少しずつだが雰囲気が変わってきている

音楽会であることには変わりがない
その中に笑いのパフォーマンスを演じる若者たちが増えてきたのだ

出演者、オーディエンスともに増え、音楽会の裾野や懐が広がってきたように感じる

普段から音楽を演ずることに親しんでいるミュージシャンはもちろん
キャンプを楽しく遊びつくす人たちの参加も定着してきた


    いろんな人たちが入り混じり
    思い思いのステージをくりひろげる


素敵なことだと思う

   「Live in 清津峡」が『お祭り』として成熟してきた

そんな風にとらえたいと思っている


清津峡の自然に抱かれ、いろんなやり方で音を楽しむ
演奏する人も、聴く人も楽しめる音楽会

それは回数を重ねることによって、参加者同士の交流が深まったことが大きな要因だと思う

以前は清津峡だけでのつき合いがほとんどだった
最近は日常生活に戻っても連絡を取り合ったり、行動を共にする人が増えている

そういうことが音楽会に共通認識を定着させているように思える


僕は今まで「Live in 清津峡」のホスト役を積極的に担ってきた
僕のミニライブが発端になって始まった「Live in 清津峡」
管理人チームとともにホスト役をするのは当然だと思ってきた
それがこの音楽会を定着させる要因だったことも事実だと思う

今回はキャンパーとして清津峡を味わい、楽しむ余裕ができた

これは音楽会が徐々に一人歩きを始めた証だと思う

それはいいことだと思う

第10回 Live in 清津峡が開催される年
僕は還暦を迎える
そこまでは自分が引っぱっていくという気持ちに変わりはない

でも、その後は若い人達に引き継いでもらいたいと思っている

僕は原点にもどり1出演者としてステージで暴れたい

そして足腰が立たなくなるまで(山道の上り下りが出来なくなるまで)
この地にテントを張り続けたい

そう願っている


レギュラー陣に加え、新たに参加した人、久しぶりの人。。。

いろんな人たちが今回も集まってくれた
ライブの模様は参加した何人かの人たちがそれぞれの立場から日記にされている

どれもライブの模様を生々しく伝える優れた文章だと思う


ここにリンクを貼らせていただきます(mixi日記)
ライブの模様をそこから感じとっていただけるかと思います


  レギュラー陣からはしばちゃん(PA-LA-LA隊長)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1596307513&owner_id=8461148&comment_count=22

  同じくケンケン
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1596127157&owner_id=12685519&comment_count=11

  同じくミツ君(ミツダイ)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1595821520&owner_id=937944&comment_count=12

  久々に参加してくれたぺぐさん
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1596185010&owner_id=8195861&comment_count=17

  初めて参加してくれたshin1さん
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1596003455&owner_id=19046291&comment_count=18

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【シリーズ・清津峡メモ】 前夜祭

今年の前夜祭は去年に比べると静かで粛々と進められた

去年の異様なまでの盛り上がりを演出してくれたのは「Mっ風」とたろうちゃんだった
残念ながら今年は両者とも参加できなかった

管理人・アキラッチの進行で明日の出演を抽選で順次決めていく
順番が決まった出演者はステージの上で自己紹介をする
1曲披露する人もいる


ステージのある「星の広場」ではファイアーが赤々と燃え盛る
ファイアーの灯り、ランプの灯り、各自の懐中電灯
そして星明りだけが頼りの前夜祭

静かに粛々と進める前夜祭も趣があっていいと思う

時間にすると30~40分程度なんだが、
これがなければしまらない
「Live in 清津峡」のキックオフだ


この後各グループは夜がふけるまで思い思いに時を過ごす

あちこちで練習に余念がない大学生グループ

肉祭りならぬ「ソーセージ祭り」のしばちゃんグループ

焚き火の火を大切に守るタツさん

やがて管理棟前のテーブルに酒と楽器を持ち、三々五々と集まってくる
集魚灯に集まる魚か、街頭に群がる虫のように
ランプの灯りを目指してよってくる酔っ払いたち

この風景だけは20年前とちっとも変わらない

変わったのは管理人席に座っているのは「清津の仙人」ではなく、
その血を分けたアキラッチ
当時一番の若者だった僕が、今や一番のジジイに
そしてギターを抱えているのは今や僕一人ではない

時の流れを感じる瞬間だ


「Live in 清津峡」・前夜祭の真髄はまさにここから始まる

持ち寄った肴に酒を酌み交わし、しょうもない話に大笑いする

誰かが歌い始めれば、それを聴く
それを受けて順番に1曲ずつまわっていく

ついでに酔いもまわっていく


あたりの森は漆黒の闇
ほのかなランプの灯り
見上げれば空の方が明るく感じる
その空に瞬く星、星、星。。。


  いつまでも、いつまでも
  この時間が続きますように

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【シリーズ・清津峡メモ】 縁の下の力持ち

「Live in 清津峡」に行くたびに思うことがある

  縁の下の力持ちがなければ音楽会は成立しない

キャンプ場には前日の午前中からいいにおいがたちこめている

管理人・アキラッチが作る豚汁の具を煮る匂いと、鳥そぼろを炒めるにおいだ

ライブの昼食タイム
参加者全員に振舞われるアキラッチ手製の豚汁と二色そぼろ飯

そぼろ飯は昨年からお目見えだが、豚汁は第1回目から続いている


一方で雨が降った時の心配もしなければならない
今年は日曜日に雨になるとの予報だった

ステージのある青天井の広場とは別に、炊事場の前にビニールシートの屋根をかけた
これは背の高い木と木の間にロープを通し、巨大なビニールシートをかける作業だ
シートの四隅は別の木からロープをかけて張らなければならない

不安定な地面から高いはしごをかけての作業は一人ではできない
毎年「清津の申し子」と言われているタローちゃんとその仲間たちがそれを担ってくれる

今年はタローちゃんが急な仕事のため参加できなかった
かわってゆうじさん夫妻やいがぐりタツさんたちが担ってくれた


ライブ当日も午前中はこのメンバーたちは昼食の準備に追われ、ライブを聴くどころではなかった


ライブのビデオ撮影(公式記録?)はアキラッチの盟友、桜田おいちゃんが毎年やってくれる
おいちゃんはその晩夜勤のため、ライブが終わると大急ぎで帰っていった
(夜勤明けで撮影に来てくれたこともある)

ほかにも目に見えないところでいろんな人の支えがあって成立する「Live in 清津峡」

この先も大切に大切に育てていきたい

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【シリーズ清津峡メモ】 キャンプ飯

ここ2~3年、ふたたびキャンプ飯をちゃんと作るようになっている

子供たちが小さい頃は得意になってあれこれ作っていた
当然食材もそれ相応に担ぎ下ろしていた


やがて子供は成長し、清津峡に足を運ばなくなった

清津一人旅が10年も続いたろうか
食事も質素になり、山中の行動食に毛がはえた程度で満足していた
焚き火をおこして一人分の料理を作るより、焚き火を眺めながら1杯やる方を優先した
(身体を壊してからは1杯もやめ、火を眺めるだけになってしまったが)

ガスバーナーとコッヘル(鍋)、ミニフライパンで作れるものがその頃のキャンプ飯だった
(コッヘル・クッキングはその頃身についた)

腹を満たせればそれでいいと割り切っていた

「Live in 清津峡」を始めて数年した頃から音楽仲間たちも参加してくれるようになった

一昨年あたりからは「テント村」仲間も増えた
仲間と一緒に食べるご飯は旨い

時を同じくして成人した子供たちも清津峡に帰ってくるようになった

キャンプ料理熱が復活した

昔と違う点は「コッヘルクッキング」の精神で作ること(ちと大げさか)

  その時持っていった材料で
  手早く
  それなりに旨いヤツを
  食欲はもちろんだが、心も満たされる料理


ちなみにキャンプ料理の王道は「品川子供劇場」のメンバーが作るキャンプ料理かもしれない
しばちゃん(PA-LA-LA隊長)は手間も時間もかけ、洒落ててかつ旨いのを作る
M氏のやる「肉祭り」「ソーセージ祭り」にいたっては豪快なるキャンプ料理以外の何ものでもない
そしてアツシが釜で炊く飯はとにかく旨かった


今回挑戦した「コッヘルクッキング」

晩飯は「鳥ご飯」と「チャンチャン焼き」
翌朝の飯はシシャモ焼きとあまったチャンチャン焼きの卵とじ


【鳥ご飯】

といだ米(6合)に焼き鳥の缶詰(塩味)2缶をぶち込む
鳥が少ないので、焼くつもりで持っていったムネ肉1パックをちぎってぶち込む
色づけ・香りづけに出汁醤油を適当に入れる
ごま油を少量たらして30~40分置く
たけちゃんとch@bozさんが熾してくれた火に釜をかける

 「始めちょろちょろ、中パッパ、赤子泣いても蓋とるな」

こんな格言は無視して、最初からガンガン炊く
米が炊けて、水分があらかた飛んだ(と思われる)頃、火を弱火にする
(薪を数本はずす)

5分ほどして蓋を取り中を確認
カマドから釜をおろして蒸らす


★適度なコゲをまぶして食べたが、風味が良く旨し!

【チャンチャン焼き】

カマドの火をガンガンあおって鉄板を熱する
熱くなったらごま油をたらし、鮭の切り身(2切れ)と鯖缶2缶を投入
(鯖缶はミソ味と塩味)

野菜類を投入
 キャベツ・もやし・えのき・シメジ・なめこ

味付けは液味噌をぶち込む
一味唐辛子、コショー、粉末ガーリックで風味と辛味をつけて完成!


★濃い目の味付けになったが、鳥飯と一緒に食すとほどよし!

【あまりチャンチャン卵とじ】

フライパンで残ったチャンチャン焼きを暖める
火が通ったら卵を溶いたものでとじる
卵にとろみがあるうちに火からおろし余熱で固まる前に食べる


★これは旨かった。卵がチャンチャン焼きの味をマイルドにしてくれた


【シシャモ】

網で焼くのみ

一味唐辛子をぱらっと振って食べると旨し!

暗くなってからの料理だったので、写真に残せなかったのが残念

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2010.10.01

うれしいオファー ふたつの「出前ライブ」

10月と11月、それぞれ1件ずつのライブ依頼をいただいた

依頼主はお二人とも「寿コンサート」に来ていた方
ご自分の主催される集まりで歌ってほしいとのリクエストだ

  ひとつは旧蒲生中学の25年卒業同窓会
  もうひとつは越谷の野球連盟の集まり

いわゆる「出前ライブ」である

「連絡係り」として間を取り持ってくれたのは「すみれコンサート」を一緒にやっている則子さん





「出前ライブ」

僕のような者にでも声がかかり始めたのは40代前半からだった

以降2~3ヶ月に一度くらいの割合で市内あちこちで「出前ライブ」をさせてもらっている

それは小学校や中学校、教育委員会絡みだったり、
老人ホームや身体障害者施設だったり、
はたまた焼き鳥屋さんや居酒屋、クラブだったりする

多くは僕のうわさを伝え聞いたり、人からの紹介だったりした
つまり歌を直接聴かずに演奏を依頼されてきたのだ

依頼主と電話でやりとりをし、やりとりで得た知識だけを頼りに現地に赴く
そして出たとこ勝負のライブをやってきた





今回依頼されたふたつの「出前ライブ」は「寿コンサート」で歌を聴いてくださった上での依頼だった

そのことがうれしい


さらにさまざまなご縁が重なってのオファーだ

間を取り持ってくれた則子さんは「すみれコンサート」を一緒にやっている仲間

「寿コンサート」は「すみれコンサート」の流れの中で声をかけていただき3年にわたってやらせてもらっている

「すみれコンサート」自体が、「モスライブ」ファイナルの中で生まれた音楽会だ(則子さん親子は「モスライブ」のお客さんだった)

さかのぼればさらにご縁がつながっていく


また依頼主の一人、野球連盟の理事長は偶然にも次男の幼馴染のおじいちゃんだった!
幼馴染のお母さんは僕が「歌うPTA会長」と呼ばれた頃に聴いてくださっている

僕の子供たちは旧・蒲生中学の後身、南中学を卒業している
25年卒業の世代の方々は登下校路の安全確認をしてくださった世代


個人的なことをぐちゃぐちゃ書いて恐縮千万(汗)
うれしさあまってのこと故、大目に見てくだされ
「縁」に「縁」が重なりあい、つながっていく
これはものすごく感動的でエキサイティングなことだ





「地元に根を張った音楽活動」

これを意識し始めてからすでに30年近い
そのスタンスを続けてきて心底良かったと思う


知名度もない、ぬきんでた演奏技術を持つでもない
一介のアマチュア・フォークシンガーにできることは限られていた

  一生懸命演奏すること
  たとえその場限りでも出会いを大切にすること
  そしてあきらめないこと

体当たりの力ずくライブを懲りもせずに続けてきた

正直、素人芸に毛の生えた程度の演奏かもしれない
それでも多少は魅力的な部分もできてきたんだと思う
それを良しと感じて、オファーをくれる人がいる

うれしいことだ
ありがたいことだ



ライブはその場限りの出会いと思ってきた
(ライブのほとんどは初めての人の前だったから)
それが長い時間を経て思いもよらぬところで再び結びつく

不思議な「縁」(えにし)だと思う
「有り難い」ことだと思う



  演奏を評価してもらえたこと
  たくさんの縁が積み重なったこと

ふたつの意味で今回の「出前ライブ」のオファーは象徴的な感じがする

充分に準備をして、大切に演奏させてもらいたい

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