台風一過 秋突入
「突入」という言葉に違和感を感じないほど、いきなり秋はやってきた
空の高さ、流れる雲、色づくたんぼ、虫の声…
秋を予見させるものは徐々にしのびよっていた
あまりに強い陽射しとまとわりつく暑さに、すべて霞んでいた
昨日一日暴れまわった台風をやりすごし、一夜あけると…
季節はカタンと秋になっていた
窓から流れ込む心地よい風に心が誘われた
自転車でいこう
季節の変わり目を感じられるのは今日しかない
短パン、サンダル、野球帽
いつもの夏装束で出かけよう
普段なら駆け抜けてしまう道
風がとっても心地よし
まわり道していこう
越谷に残されたわずかな田園まで足をのばす
ゆっくりゆっくりペダルをまわす
露出した足を秋風がくすぐる
頭の中をひとつのメロディがかすかに流れだし、やがて形を結ぶ
いつまで僕は
走り続けるのか
若者は走るよ
ふりむきもしないで
『孤独のマラソンランナー』
自分の中を季節がひとつまわった
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