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2010.08.21

難しくも勉強になった音の出し方 「お好み焼きの三貴ライブ」

店内ガラ空きの「三貴ライブ」でした

お客さんは常連さんを含めて4卓のみ
のっけからこの状態って初めてのことです
多分明日から始まる「越谷阿波踊り」の前夜祭の影響なのかしら???


一応器材をセットしたけれど最初から生声、生ギターでスタートしました

この状況での生声・生ギターって実はけっこう難しくて、緊張もするんです
自分の身体から出た音がお客さんの耳にダイレクトに届くわけですから

特に第一声は音量のコントロールが難しい

  手前のお客さんの耳には刺激になりすぎず、
  奥のお客さんにはちゃんと届く歌い方と音量

アンプを使っても同じことなんですが、ナマの方がよりナーバスになっちゃいます

ステージ席から等距離ならばそこまで気にならないんでしょうけどね
足元から奥の窓際まで縦長にお客さんが座っていたのです

この縦長状況がクセモノなんです

手前のお客さんの頭上を通過して一番奥の客席の上にストンと落ちる感じで歌いました
ダイレクトの歌声と反射音などの余韻が同時に波紋のように広がっていくイメージです
(昨年の「Live in 清津峡」でch@bozさんが見せてくれたやり方を真似させてもらいました)

結果的にアンプを使う時よりもはるかに抑えた歌い方になりました

今回使ったマーチンギターは控えめの音を出してくれました
(ブルーリッジギターはこの状況では鳴りすぎかも)



出だしの1曲は様子見ということもあり、「なんとなくなんとなく」を抑えに抑えた演奏

普段の半分以下の音量です
奥の席に聞こえるか聞こえないかくらいの意識で歌いました

これが良かった

手前の同年代の男性グループががっぷりと食いついてくれました
一番奥の30代と思しき女性グループは満面の笑みで拍手をくれました

声の出し方や音量は問題なしと判断し、この延長上でライブを進めることにしました


少なくとも二つの点でこの入りは正解だったように思います  

 ①声を抑えて入ったことで、お客さんの意識をこちらに向けられた
 ②後で歌う、張る曲もメリハリ感が出て効果的になる


以前の自分だったら、声を張り最大音量で歌っていたんじゃないかな
音を届けようとする意識が強すぎてね

でもそれじゃ音が攻撃的になるような気がします
攻撃的なものを感じると人は防御の体勢を無意識に作っちゃうもの

攻撃も防御もなく、自然のうちに同化していくというのが僕にとっての理想のライブです


そう考えると以前の自分はずいぶん一面的だったなという気もしてきます


  「三貴ライブはアウェイをホームに変える戦いの場」


こんな位置づけをしていた時期もありました
手を変え品を変え、これでもかと挑んでいた時期もあります

むろんそういう時期を通して学ばされ、鍛えられたワケです
必要なことだったと思います
でも思い上がりも大きかったなって感じざるをえません


最近の、そして特に今回の三貴ライブは力が抜けて、より自然な感じで演奏できるようになったように思います

その分精神的に楽になっています
以前感じていた「三貴ライブ」直前の胃が痛くなる、逃げ出したくなるという緊張感に襲われることも少なくなったしね





ライブは終始少人数のまま推移しました
でもお客さんの反応は極めてよかった

お客さんが聴きたいと思う歌を感じ取りながら歌えました
それがさらに次の歌につながり…
時々自分が歌いたいマイナーな歌も織り交ぜ、それも受け入れられ…

お客さんと阿吽の呼吸で進められたように思います

今回キーパーソンになってもらえた手前の男性グループと奥の女性グループはライブ終盤までずっとつきあってくれました

ありがたいことです


あいかわらずおしゃべりの絶えない(笑)常連さんにも感謝です
Martin古池評論家のMATSUMURA君、世界文化社のN女史、元同僚かなちゃん
(あれ?今回は仕事絡みの人たちがそろったワイ!)





自分にとって「三貴ライブ」はやはりベースライブだと実感しています
ここでのさまざまな取り組みやら反省やら、お客さんとのやり取りやら…
これらのことを振り返ることで、他のライブにも通じるいろんなことが見えてくる

そんな「音楽道場」の場を提供してくださる三貴のスタッフにも心から感謝です




【P.S.】

先月からライブ告知の表現を変えました

「三貴ライブ」から「お好み焼きの三貴ライブ」にしました

「お好み焼きの」を加えることでライブ内容をより具体的に表現したかったんです
単に「三貴ライブ」だけではイメージがわきませんものね


加えて、「ライブってのは特別なもんじゃない」という思いも込めました
お好み焼きやもんじゃを食べるというごく日常的な出来事の中に音楽がある
そんなイメージです


そして
もちろんお店への感謝もこめて

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三貴ライブ」カテゴリの記事

コメント

長い期間「お好み焼き三喜ライブ」に通っていると、自分にも季節によって風景がかわってゆくのがわかってきます。今月は夏休みで毎年8月はお客さんも閑散として、2部のステージは誰もいなくなってしまうのではないか・・・、そんな思いでライブへと足を運ぶこととなりました。
南越谷の駅につくと祭囃子が聞こえてきます。
遅く暮れた宵に夏の雰囲気がいっそう高まってゆきます。
ほぼ完治した右膝で阿波踊りの一行を眺めつつ、三喜の階段を上がると思いのほか席は埋まっていました。一方古池さんはというと熱の入った選曲中で、頭の中はステージ構成でいっぱいのように見え、何やら仕事の携帯も入ったようで、久々に緊迫感が伝わってきました。でも、さらりと自然にスタートして、正面のお客さんとの疎通から、自分も好きなGSナンバーに入った当たりが一番心地よかった(笑)。そしてやっぱり「街風便り」はコード進行が気持ちよく、古池さんのアレンジも原曲を損なわず自然な感じで何回聴いても良い曲です。(この曲を聴いていると、古池さんのバックでベースを弾きたくなる)
今から古池さんの定年引退、還暦ライブでの競演を目指そうかな(笑)・・・。

投稿: MATSUMURA | 2010.08.22 14:20

MATSUMURA君

前回も足を運んでくれてありがとう

やっぱりライブ構成や選曲をしている時が一番緊張するね
客の空気を読めるか否かだからね

でも、うまくハマった時は気持ちがいいな
(ハズシた時は軌道修正に必死だけどネ!)


今回はうまくハマったようですね

気持ちよくやらせてもらいました

ご承知のように「街風便り」は大好きな歌です
丸山圭子さんの雰囲気を壊したくないという思いも強いので、試行錯誤して今のような感じになりました
この歌はもう20年も歌っているんだよ

最近やっと自分の「我」がとれてさらりと歌えるようになってきましたが、いかがなもんでしょう

僕の「還暦祝いライブ」?

んまもん、やりたくねぇな!!!

でも、なんかのチャンスでバックでベースを弾くってぇのも面白いかもね

投稿: Martin古池 | 2010.08.31 17:49

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