「唄の駅」 今回の音楽的(?)実験…鳴り物編
今回もまた楽しい時間を過ごさせてもらった「唄の駅」でした
いつも思うのですが、
この集まりは大人の上質な時間であり、上質な遊び場だと思います
互いに認め合い、楽しい時間を過ごしつつも
切磋琢磨し、刺激を受けあいながらより楽しさを追求していく
そんな会ですね
「楽しさ」ってのは自分と向き合ったり、あれこれ思いをめぐらせたりしながらより深まっていくものだなと感じます
僕は今回もちょっとだけ実験的な試みをしてみました
テーマは七夕
遠く離れていて年に一度しか会えない男と女のせつなさ
せつないがゆえに深まるお互いへの思慕
そんなことを背景にして選曲しました
①竹に短冊七夕祭り~青葉城恋歌(2番のみ)
②I Hold You In My Heart(日本語詩を前面に出して)
③彗星
実験は「彗星」で試みました
ラテンベーシスト・高橋ゲタ夫さんが書いた
キューバのパーカッションが全編に流れるノリのいい歌です
これをギター1本で演奏するのはなかなか難しい
これまではボサノバチックな「なんちゃって」伴奏で歌ってきました
今回なんとかオリジナルの持つキューバンリズムっぽくやってみたかったんです
それには会場を巻き込むしかないわけで
そこで鳴り物をいくつか用意しました
①カウベル(コッヘルの底やヘリをスプーンでたたいて代用=鍋ベル)
②マラカス
③クラベス(拍子木)
カウベルを1拍ごとにカン・カン・カン・カン
マラカスで1拍の表と裏をシャカ・シャカ・シャカ・シャカ
クラベスでラテンの雰囲気をだす「2-3」のリズム
ン・カッカ・・カッカッカ
パーカッションを急遽お願いして①⇒②⇒③とひとつずつリズムを重ねていきました
パーカッションがそろったところでギター⇒歌に
かくしてなんちゃってキューバンリズムの「彗星」が出来上がり
カウベル(ゴリさん)とマラカス(蒔さん)が基本のリズムとテンポをキープ
クラベス(るびんさん)が感性でラテン風な味付けをしてくれました
さらにふく助さんがドラムでティンパレスの雰囲気をかもし出してくれました
この実験の意図はいかにして会場全体で音楽を楽しむかという点にありました
演奏する人を聴く人たちがうまくサポートして一緒に楽しめるか
実はなかなか難しいことだと思います
聴く側の人たちが鳴り物やギターで絡んだ結果、音楽的に破綻したり演奏者がかえってやりにくいことにもなりかねないからです
でも音楽には共に楽しむと言う要素もまちがいなくあるわけで…
あなた演る人、私は聴く人
という図式だけでは片手落ちかなって気がしていたんです
演奏する人が気持ちよくできるような絡み方ができれば
音楽はよりいっそう楽しいものになるんじゃないかな
そう思ったしだいです
(もちろん何でもかんでも絡んでいいというもんじゃないし、じっくり聴いてもらいたい歌もあることは承知の上ですが)
きっかけは前回の「歌の駅」でoakboyaさんが鳴り物をたくさん用意してバンジョー演奏をされたことです
ご本人も、そして絡んだ人たちも楽しそうに、嬉々として演奏していました
その様子を見てもう少し意識的な絡み方を試してみたかったしだいです
なんちゃってキューバンリズムの「彗星」
実に楽しく演らせていただきました
鳴り物でサポートしてくださった皆様
手拍子で参加してくださった皆様
あっけにとられて(?)聴いてくださった皆様
ありがとうございます
(このアイデアにアドバイスをしてくれた従兄弟のドラマー・ENTA巣さん、ありがとう)
毎回、いろいろ考えさせられ、試させてもらい、そして楽しい思いをさせてもらえる「歌の駅」
次が楽しみです
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