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2010.05.24

技術の継承 2 父から息子へ K印刷の場合

印刷立ち会いでK印刷を訪ねた

六十半ばの親父さんと三十半ばの息子二人
三人で2台の4色機を切り盛りしている

典型的な町工場である
(従業員をかかえている分、寅さんのタコ社長の印刷所の方が規模はまだでかい)

親父さんは刷り物を鋭い目で眺め、必要な処置をしていく
ずんぐりした身体で動き回る
無駄な動き一つない、考え抜かれた手順を踏んでいく
長年修羅場を踏んできた職人の動きだ


息子たちはそれぞれに分担された仕事をこなしながら、父親の仕事を見つめている

八割がた仕上げたところで親父さんは息子にまかせる

息子たちはあとを引き継ぎ色出しをする
鍛えられていると見え、きびきびと動く

判断に迷い動きが止まる

その様子をじっと見つめる親父さんの鋭い眼光
でもその目はやさしく、慈愛に満ちている


頃合いを見計らって怒声が飛ぶ

息子も負けてはいない
やり返す

同じ顔が二つ、ツノ突き合わせてまくしたてる


こんな状態の刷り物を古池さんに見せようってのかexclamation ×2
バカモンexclamation ×2



わかってるよexclamation ×2
親父は黙って見てろexclamation ×2



こんなやりとりを見ながら思う


技術の伝承はこうしてなされてくんだなぁ…

ふと、若き日の自分とM師匠がよぎった

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