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2009.11.30

ガッツリと 「アコースティックライブ at JUNE」

喫茶店「JUNE」のドアを開け、中に入ろうとして一瞬たじろぐ
人、人、人…
ものすごい熱気に息を呑む

今回が3回目の「JUNE」ライブ
過去2回はこじんまりとした雰囲気の中でスタートし、少しずつお客様が加わるというパターンだった
徐々に静かに盛り上がっていくライブ

通常営業中の喫茶店での弾き語り演奏だからお客様の出入りは流動的
たえず入れ替わる条件での演奏だった

最初から店内はほぼ満席、しかもビールも入り舌がなめらかなおじさん連中


  こりゃぁ、
  三貴ライブと同じような条件だ



心の準備ができていなかった

お客様の大半は僕よりちょいと先輩
選曲と路線でちょっと迷った

昭和の歌謡曲をじっくり歌い込むか、
はたまたグループ・サウンズでガツンとやるか…

どちらでもイケそうだし、どちらもダメそうだし…

迷いながら準備を進める


  どっちにしろ、
  気合いを入れて、
  力を抜いて
  楽しく演奏しよう


それだけを言い聞かせて演奏をスタートさせた


オープニングはその後の選曲と路線をうらなうために『なんとなくなんとなく』


雑然とした空気が一瞬沈黙

次の瞬間あちらこちらで小さな歓声と拍手が起こる

拍手はそのまま手拍子に変わる



  食いついてくれた!

  はまってくれた!



1部はグループ・サウンズ特集で走りに走る

ブルーコメッツやスパイダース、ワイルドワンズ、ゴールデンカップスなどのヒット曲の中からシブメのものを選曲して歌う
昔乙女の方もたくさんいるのでタイガースははずせない



お客様とのやりとりも絶好調
あっという間に40分がすぎさる




1部終了直後に音楽友達、エイボンさん到着

彼女は昭和歌謡を得意とするシンガー
これまで何度か一緒に組んで演奏したことがある

エイボンさんの顔を見た瞬間2部は昭和歌謡と決めた
もちろん彼女にも歌ってもらうつもりで交渉

二つ返事でOKをもらう


『LOVE IS OVER』を歌うことにする

初めて会わせる歌だが、キーさえ合わせれば大丈夫というヨミがあった

エイボンさんには即応力という武器がある
こういう時、安心してお願いできる


あわただしく打ち合わせを終え、さっそく選曲に取りかかる

昭和歌謡特集と方針を決めたものの、なにをどんな順番でやるのか

これはなかなか悩ましい作業だ

休憩時間はこの選別作業ですぐに終わってしまう


ノリのよいおじさん連は帰り、新しいお客様で席は埋まっている

少し落ち着いた空気になっている


2部はじっくり、しっとりと歌い込む


 
 「歌は世に連れ、世は歌に連れ」



昭和歌謡にはそんな言葉がぴったりだ

戦後復興期の希望あふれる歌
高度経済成長を反映したような昭和30年代~40年代の黄金期の歌
バブル経済の陰に咲くあだ花のような切ない歌

そういう時代を意識した選曲をしたのだが…

なにを歌ったかは忘れてしまった(!)



エイボンさんとのコラボはスリリング

決めごとはキーだけ
間奏は全くのアドリブ
エンディングにいきなりはさんだ僕のスキャット
うまく対応するエイボンさん


おもしろかったぁ!


ライブ終盤になって、二人のお客様が来てくれる

ここでのライブの仕掛け人ともいえるエツさんとじゅんさん
仕事を終えて駆けつけてくれたのだ

時間を延長して70分ものライブになった



お客様とのキャッチボールがごく普通に交わされ、それに触発され歌にも気合いがノル

最高のライブになった



12月は
27日(日)午後2時~4時にまたやります

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