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2009.10.29

Live in 清津峡の写真集ができました

今月始めにやった「Live in 清津峡」

やっとこさ写真集ができたのでお知らせします

⇒フォトアルバム「第6回 Live in 清津峡 2009」

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2009.10.26

旗揚げ! アコースティックライブ at JUNE

tea room JUNEでの「アコースティックライブ」がいよいよ本格始動となりました


日曜日の昼下がり

東武線松原団地
駅から歩いて3分ほどの裏道にあるtea room JUNE
駅そばの喧噪がウソのような静かで落ち着いた喫茶店です
まるで都会のオアシスのようなスポットで
(松原団地が都会か否かはおいといて)
「アコースティックライブ」が始まりました

先月、muumuuさんの創作花の個展に合わせて試験的にライブをやり、いい感触を得ることができました
で、今月から独立したライブとして本格始動とあいなったのです

ライブのスタンスはお店の通常営業の中でBGM的な「生演奏」アワー
45分×2ステージの2時間ライブです

「三貴ライブ」の喫茶店バージョンというか、
以前蒲生のモスバーガーでやっていた「モスライブ」のイメージかな

実はJUNEでライブをやるきっかけは「モスライブ」の常連さんだったetsuさんの提案がきっかけなんです

僕自身このお店で数年前に歌ったこともありました
ベテランカントリーバンドSILVER WAGONSのゲストとして

JUNEのオーナーもそのことを覚えていてくださり、話はとんとん拍子に進みました

3ヶ月の準備期間を経てようやっと第1回開催にこぎつくことができました



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店に入るとすでに数組のお客様が食事をしていました
このうち何組かはお店のマスターがあらかじめ声をかけていただいた方


オープニングに「めぐりあい」を歌いました

来たこともない街で、会ったこともない人の知らない歌を聴く
ただそれだけのめぐりあいだけど、その日はとてもいい日に感じる

そんな内容の「めぐりあい」が口開けの1曲にはぴったりだと思ったんです

初ライブだし、お客様は老若男女さまざま
知名度の高い歌を選んで反応が出るのを待ちました

  「夏の終わりのハーモニー」
  「わかってください」
  「秋桜」
  「なごり雪」
  「サントワマミー」
  「私の青空」
  「りんごの木の下で」
  「涙そうそう」
  「さとうきび畑」
  「戦争は知らない」


ポピュラーな歌から沖縄の歌
沖縄の話から戦争の話と進むにつれお客様の反応が高くなってきました

それまでは心地よさそうに聴いていてくれたんですが、積極的に絡んできてくれて!

1人そういう方がいると、伝搬して行くものです
店全体がいい感じの雰囲気に包まれていきます
お客様とのやりとりをしながら何曲か歌い…

1部の最後はリクエストの「遠くで汽笛を聞きながら」でびしっと締めさせてもらえました





2部はカントリーミュージックを中心に洋楽メインで進めました

1部で空気ができあがっていたので、2部はちょっと冒険しながらの選曲でした

2部の途中から来られた方も何組かいましたが、みなさん快くライブの中に入り込んできてくれました

特にうれしかったのは御年80歳という自称「不良ばあさん」が白髪をふりながら楽しそうに聴いてくれたこと

30代の女性お二人、40代と思われるビジネスマン3人組、60代と思われるおじさん二人組の方々に声をかけていただいたこと

本当に気持ちよく歌わせていただき、心地よさそうに聴いていただけました





お店の通常営業中のライブとしてスタートさせた「アコースティックライブ at JUNE」

それにはワケがあります

通常普通にやられているライブのように、
喫茶店をライブハウスのようなハコと考えて企画すると、
集客の点で難しさがあります

年に1度か2度のライブだったらそれもありですがね
毎月やろうと思ったら最初はいいけどだんだんじり貧になっちゃいます

ライブに来てくれる人に片寄りが出てくるだろうしね

ひとつの場所である程度定期的にライブを続けようと思ったら、地元の人に認知されていかなければ長続きしない

だからしばらくは通常営業の喫茶店で、たまたまその場に居合わせた方に聴いていただくライブを続けようと思っています

先月やったコラボレーションと今回とで
すでに40人もの方々に演奏を聴いていただきました

そういうお客様たちの中から少しずつライブの認知度があがりリピーターが増えていけばいいなと思っています

そして将来的には地元に密着した音楽会にしていければなと思っています


「アコースティックライブ at JUNE」

今後の予定は、

  11月29日(日) 午後2時~4時


  12月27日(日) 午後2時~4時



先の話ですが、オヒマでしたら冷やかしに来てくださいな

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2009.10.24

【おさそい】 アコースティック・ライブ at JUNE

新しいライブを始めます

東武線松原団地駅の近くにある『JUNE』という喫茶店で
アコースティックの弾き語りのライブです

先月、お花の個展とのコラボレーションという形のライブをやりましたが、
本格的に始動しようと思います


お近くの方はぜひお運びくださいな





★10月25日(日) アコースティックライブ at 『JUNE』
         午後 2時~3時半ごろ
         ティールーム JUNE
          東武線・松原団地駅 東口 徒歩3分

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2009.10.22

すみれコンサート  加藤和彦さんの訃報を聞いて…

今週日曜日の夕方、「すみれコンサート」をやりました。

今回はすめちゃんの5ヶ月ぶりの復帰戦
すめちゃんの久しぶりの演奏が楽しみでした

あいにく今回はお客様がお一人でちょっと寂しい音楽会に…
(あるあすさん、足を運んでくださりありがとうございます)

が、
すめちゃんはそんなことを気にするふうもなく、全身全霊の演奏をしてくれました
半年近く続いた「歌えない時期」がすめちゃんにパワーを蓄えさせたのかなって思うほどです




僕は、気持ちが少し湿っていました


 [加藤和彦さんが自らの手で人生に幕を下ろした]


前日このニュースを知り、あれこれ思いながら
眠れぬ夜を過ごしていたんです


このニュースを知るまで、今回の選曲はPPMをやるつもりでいました
つい先日ピーター・ポール&マリー(PPM)のマリーさんがこの世を去ったからです


中学生の頃PPMにあこがれていました
ギターを弾きながら歌う練習を始めたお手本がPPMでした
(それまでは単音弾きでペケペケやっていた)

『わが祖国』でストロークを覚え、
『虹に消えた恋』でアルペジオを知りました


「すみれコンサート」では
あこがれだったマリーさんに追悼の意をこめ、何曲か歌おうと思っていたのです



加藤和彦さんの訃報を知ったのは…その矢先のことでした

何とか弾きながら歌えるようになった頃
僕のアイドルはフォーク・クルセーダースでした

『帰ってきたヨッパライ』でカーター・ファミリー・ピッキングを知り、
『イムジン河』でアルペジオを覚えました

加藤和彦さんはあこがれ以外のなにものでもありませんでした


弾き語りを始めた最初のきっかけ=出会いの二人が
あいついでこの世を旅立った


ちょっと受け入れがたい気持ちでした


フォークルの歌はちょっと歌えない

そんな気分でした

PPMの歌もこの際やめちゃおうかとも思ったんですが…


すめちゃんが『悲しくてやりきれない』を歌っちゃい…

逆につき動かされる感じでぼくもPPMもフォークルも歌ってしまいました


結果的にそれは僕なりの鎮魂歌ということになったのでした


なにをどのように歌ったのか?

正直、あまり思い出せないでいます

 (「朝の雨 In The Early Morning Rain」「戦争は知らない」をやったのは覚えている)

こんなのめったにありません
たいがいはステージの状況を克明に記憶しているんですがね

録画を撮ったのですが、なんだか観るのが怖くて…
いまだに放置・封印してあります



最近ではPPMの歌も、フォークルの歌もめったにやることがなくなっています
スタート地点からずいぶん遠いところまで歩いてきたなぁって思います

でも、僕が音楽を始めた「最初の一歩」にこの二つのグループがいた

そのことを再認識させてもらった今回の「すみれコンサート」でした

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2009.10.18

第6回 Live in 清津峡  ~心のふるさとをめざして

6年目を迎えたLive in 清津峡

こんなに大きな音楽会に成長するとは夢にも思っていなかった。

去年(第5回)の時もたくさんの人が参加してくれた
(18組出演、参加者総勢50名強!)

正直に言うと…

「偶然、たまたま人がたくさん集まったのでは?」

そんな気持ちもないわけじゃなかった。

だから、今回もし参加者が少なかったらいやだなっていうのが偽らざる思いだった。

「Live in 清津峡」は手作りの素人音楽会でありたい

したがって成功の成否は参加者の数ではない

そのことは充分判っていたが、それでも参加者数が気になった

それにはワケがある。

人数がある程度集まるといろんな意味で層が厚くなるからだ。

昨年は高校生グループを筆頭に、50代の僕まで各年代が万遍ない参加構成になった。

これは大切なことだ。

現在の「Live in 清津峡」は
キャンプ場管理人のアキラッチと
最高齢の僕とで企画運営している。

これに太郎ちゃんや桜田おじさんが肉付けして成り立っている。

企画運営という観点から見ると
若い世代がいずれ育ち、
次の世代に引き継がれていく可能性が高まる。

各年代がそろうことでいろんな音楽が演奏され、偏りが少なくなる。

その条件作りのために安定した参加者があることを期待したのだ。

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ミツダイの二人、次男の真吾とともに清津に降り立ったのは夕暮れに向かって陽が傾き始めた頃だった。

台風直撃と思われたていたが、進路をはずれすっきり晴れ上がっている。

今夜は中秋の名月、十五夜だ。

この分だとお月様の顔も拝めそうだ。

キャンプ場には三々五々と人が集まり始め、活況を呈している。

あちらこちらから炊事の煙が立ちのぼり、香ばしい香りが漂い始める。

早くもジャンベの音が響き渡り、ギターを弾き始める参加者も…

手作りの特設ステージには「第6回 Live in 清津峡」と書き込まれた横断幕が張られ、ほのかな風に揺れている。

ふたを開けてみると去年を軽く上回る参加者の数だった。

これから始まる前夜祭への期待がふくらむ。

アキラッチの発案で、今年の前夜祭は去年とは趣向をいささか変えてみた。

去年は太郎ちゃんの仕切りで順番に自己紹介を兼ねた演奏をした。

今回は各グループの演奏はやめて、翌日の本番の出演順を決める抽選会にした。

参加者各自が書き込んだ名前札からランダムに引き抜き順番を決めるやり方だ。

プロ野球のトレード抽選会のようなもんだ。

名前札の引き抜きと発表はイベント盛りあげの天才、太郎ちゃん。

ステージの上には「mっ風」(えむっかぜ)の3人とMartin古池が上がりアドリブ演奏。

露ポンのジャンベとヤン君のリズム感あふれるギター(二人は東京打撃団のメンバー)にのってZUMI君の怪しげな即興「スキャット」が炸裂。

その間隙を縫うようにMartin古池のアドリブケーナ。

延々と続くアドリブ演奏に前夜祭は徐々にヒートアップしていく。

まわりは一面の闇。

ステージの両サイドに置かれたランプだけが唯一の灯りだ。

異様な興奮を引き出すには充分すぎる演出だ。

1時間ほどで前夜祭は終わり、あとはあちこちで思い思いに演奏や練習をしている。

闇の中に響き渡る楽器の音色や歌声。

メインステージは管理棟の前のテーブルに移動した。

入れ替わり立ち代り人が来て呑んで食い、そして歌を繰り返す。

この風景だけは25年前に先代管理人「清津の仙人」のギターを使って始めた
「うしみつミニライブ」となんら変わらない。

「Live in 清津峡」の前夜祭はこうして夜遅くまで続いた。

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一夜明けた。

朝の光が木々の間を縫ってキャンプ場に差し込む。

早いグループはもう火を起こして朝飯の準備に余念がない。

焚き火の煙に朝の斜光が差し、まだら模様の光の帯を織りなす。

美しい。

昨年より30分開始時間を早め、8時半に「Live in 清津峡」を始める。

口開けのオープニングは管理人のアキラッチと僕
「空も飛べるはず」を演奏。

ここからの進め方を今回は変えてみた。

去年までは司会者が演奏者を紹介しながら進めていた。

でも今回は司会者を作らなかった。

出演者が次の出演者の紹介をしながらステージをつないでいく。

駅伝のたすきとたすきをつないでいくというイメージだ。

このために前夜祭で決まった順番に、各自が前後の出演者と交流して互いのプロフィールを確認し合っている。

二つの意図があった。

★ 出演者が増えたので進行の無駄を省き、スピーディーに進めたい。

★ 参加者同士の親睦と交流を図りたい

このやり方はみごとに功を奏した。

スピーディーな進行はもちろんだが、初めて会う参加者同士でも最低2組の人たちと話をすることができたわけだから。

■「第6回 Live in 清津峡」のトップバッターは大学生グループだった。

Bi‘zは二人組みの若者で一人がギターを弾き、もう一人があわせて歌う
B’z大好きバンド。

若さの勢いで「縦ノリ」ぶっちぎりの演奏!

なんと竹を使ってマイクとスタンドを自作しての熱演。

物怖じせずぶつかってくる若さがまぶしい。

B‘z、ミスチル、桑田などをカバー。

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■大学生の後に登場した2番手のミツダイに「ベテランの風格」を感じる。

仲間内の演奏会では「永遠の若手」なのに、不思議なものだ。

ところがザッキー(ミツ)はのっけから3弦を切ってしまった。

手回しよくシンゴが僕のマーチンを手渡し遅滞なく進行する。

弦を切ってもあわてたかお一つ見せないザッキーに成長の後を感じる。
(過去何回弦を切ったっけなぁ…)

そのザッキーにモンシロチョウが何匹もまとわりつき離れようとしない。

かなり笑えた。

一方あおだいのボーカルはかなりとおっていた。

野外それもまわりに何もなく音が逃げていく環境のため力が入っていた

後でそう本人から聞いた。

ちっともそれを感じさせないところが場数を踏んできた成果なのかな。

「さくら」、コブクロのカバー、「遠くのあなたに」を演奏。

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■3番手はなんと小学生の4人組「Mamstar」によるリコーダーの合奏。

太郎ちゃん軍団の平成4人娘だ。

驚くほど息のあった演奏に驚かされた。

間違いなく遠い未来に「Live in 清津峡」を担ってくれる世代だ。

赤ん坊の頃からよく知っている子供たちだけに、感慨にふけりながら目を細めて演奏を見守る。

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■平成生まれの次はベテランchabouzさん僕に次ぐ「ジジイ軍団」の一人。

普段は昭和歌謡をしっとりと聴かせてくれるが、今回は「心の旅」と友人のオリジナル曲、そしてキャンプソング「シャロム」
(chabouzさんは35年ぶりのキャンプで張り切りテントやキャンプ用具を新調しての参加)

友人のオリジナル曲は
若い頃ギターを散々弾いていたのに、家庭を持ち生活の中で
自分の楽しみより家庭を優先させてきた男の物語。

ほろ苦いいい歌だ。

chabouzさんの深いボーカルがよくマッチしている。

彼はまったく力むことなくさらっと歌うのだが、野外だというのに声がよく伝わる。

決して大声を出さないのに伝わる。

ボーカルが深いのだと思う。

それとギターの音量も声とうまくバランスが取れている。

だから声量は大きくはないがよく伝わるのだと思う。

感心した。

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■続いて女性のボーカルToppyさん登場。

大学生グループの一人。

普段はシャンソン、ジャズ、ポップスのピアノ弾き語りをやっているそうだ。

今回はピアニカとキーボードを持参。

ピアニカに吹き込むToppyさんの息を感じるいい音色だった。
(マイ・フェバリット・シングス)

キーボード弾き語りは「素顔のままで」「上を向いて歩こう」

作曲した中村八大が聞いたらびっくりするようなチクット(?)・コリア風のジャズアレンジ。

そういえば八大さんはスタンダードジャズ奏者だった。

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■続いて今回3回の目参加になる「マッキー極犬」。

早稲田ホワイトオークの3人組。

毎回不思議なおかしみを感じるユニットだが、今回は磨きがかかっていた。

ボーカルの女性はあいかわらず淡々とアンニュイなムードで歌う。

ギタリスト君はただただひたすらに黙々と弾いている。

二人に挟まれてパーカッションと不思議なパフォーマンスをみせる長身白メガネ君。

三人ともてんでんばらばらに演奏している風なのに、妙なまとまりがある。

不思議な、おかしみあふれるグループだ

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■さて次は清津の申し子・太郎ちゃんと、今回に向けて何ヶ月も前からガッツリと気合を入れて臨んだケンケンによるユニット「ケン太」

(そのまんまじゃねえか!)

卵の黄身で病気が治ったという歌(ばんざい)で炸裂する太郎トーク。

そして、ケンケンのバカでかいギターの音をバックに歌う「日曜日よりの使者」

ハチャメチャで勢いのあるステージ。

盛り上がった、盛り上がった!

おかしかった、おかしかった!!

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■ぐちゃぐちゃになった場を音楽会に戻してくれたのは女性単身初参加の「うずさん」

知り合いは僕しかいないのに、
僕といえばホスト役も兼ねてるんでいろいろ忙しく…
ほとんどほったらかし状態。

(ごめん!)

最初は所在なげにしていた
でも出番の頃にはすっかりなじみ、溶け込んでいた。

  ゆず・ぐず・うず!!

と、かけ声をかけられるまでになっていた。

「歌をあなたに」(中島みゆき)とオリジナルを聞かせてくれる。

このオリジナルがなんとなくシャッフルっぽくて調子がいい。

手拍子がとびだすほどいい雰囲気のステージだった。

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■期待を一身に背負って登場したのは「Hey Say! Step」

去年最年少出演を果たした平成生まれの高校生グループだ。

今年は平成4人娘に最年少の坐を奪われはしたが
あいかわらずのナイスパフォーマンスだった。

ただ去年感じたほどのまとまりと力強さを感じられなかったのが残念。

聞けば今年はそれぞれが別のバンドで活動しており
合わせるのは久しぶりとのこと。

その影響がモロ出てしまったようだ。

それでも若さの持つパワーとエネルギーを充分に感じさせてもらえた。

何よりも演奏している時の笑顔が最高にいい!

(ツカサ!笑顔、サイコー!! でも、もっともっとトークの勉強をしろ!)

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■引き続きパワーと勢いの権化、ケンケンがソロで登場。

今年のLive in 清津峡にかける意気込みと執念はすざましいものがあった。

本人はブルーハーツだけじゃないところを見せると意気込んでいたが、
なにを歌おうがやはりケンケンはケンケンだった。

(それでいいんだと思う)

あのパワーと執念に脱帽!

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■次は次男・古池シンゴ。今年が2回目の出演。

去年はあるあすさんとインストのセッションだったが、今年はなんと歌うという。

参加予定だった長男のテツロウと一緒にやろうと思っていたらしい。

(テツロウはボーカリスト)

急な仕事で参加できなくなったので一人で歌う羽目になった。

シンゴの歌を聴くのは初めてのこと。

B’zの「月光」と「ブルー・ナビゲーション」(ブルース風アレンジ)を演奏。

初めて聴くシンゴのボーカルは…照れくさかった。

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■3回目のトッチーはスターダストレビューの歌からスタート。

繊細なギターはあいかわらずだが、ボーカルが強くなったような気がする。

独特の雰囲気のあるステージを展開する人だ。

ミスチルの歌と「メモリー」(安全地帯)それに毎年歌うオリジナル。

僕はこの学童の子供を歌ったオリジナルが好きだ。

情景が浮かび、胸が痛む歌だ。

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■午前の部ラストバッターは「take-z」ことたけちゃん

この人の心をわしづかみにする演奏の力強さは今さらコメントの必要がないほどだ。

2回目の参加とは思えないほど清津に溶け込んでいる。

オリジナルを3曲演奏してくれた。

① I Just Lonely
② 大空に(清津峡をイメージした歌でアキラッチと演奏)
③ ありのままに

「ありのままに」では例のごとく大合唱となった。

グワーッ!と盛り上がったところで昼飯タイムに突入した。

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昼飯は恒例の豚汁に、今年はなんと炊き込み鳥そぼろご飯!

そういえば昨日から太郎ちゃんがかまどで肉を炒めていて…

それが形を変えてそぼろご飯になったワケだ!

おいしくいただく。

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一時間の休憩をはさんで再開したステージ。

■午後のトップバッターは「ラパン」

第2回から出演している品川子供劇場の柴ちゃん(別名PA-LA-LA隊長)とらんちゃんの新ユニット。

柴ちゃんはお盆に清津でご一緒した時から「ラパン」での挑戦に並々ならぬ意欲を示していた。

「ぜってぇ、負けねぇ!」 を合言葉に練習を積んできた。

多分自分に負けねぇという意味だろうが、気合充分だった。

(直前の右手の負傷も歯をくいしばって耐えてたんだろうな)

らんちゃんのストレートなボーカルは小気味がいい。

柴ちゃんのギターは正確なカッティングを刻む。

柴ちゃんの真剣な顔つきが聴いてる者をひきずりこんだ。

いい演奏だった。

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■次の出演はスペシャルユニット「とっちー&ケンケン」

第3回目から出演している二人の共演も楽しみ。

ブルーハーツの「ラインをこえて」

どこまでもアツい30代・ケンケンのボーカル。

冷静沈着な40代・トッチーのギター。

いい取り合わせだ。

ゴリゴリと引き倒すケンケンのストロークに
トッチーが繊細なリフをからませていく。

急造ユニットとは思えない出来だ。

ガーっと演奏し、すっと消えていく引き際もまた潔ぎよく、カッコいい!

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■続いて大学生ソロ弾き語り「自由」君

尾崎豊の歌を一生懸命に歌ってくれる。

ギターを始めてまだ3カ月。

ワンパターンでたどたどしい。

でもどこまでも一生懸命に演奏する姿は感動的ですらある。

声質が尾崎豊に確かに似ている。

歌い方もまねている。

『ダンスホール』はいい雰囲気を出している。

『十五の夜』はライブビデオの尾崎のパフォーマンスをそのまま真似ている。

照れながらの真似はなんとも微笑ましい。

頻繁につかえるが、オーディエンスに助けられて完走!

ほのぼのとしたステージだった。

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■次に登場したアツシも2回目から出演している。

最初は品川子供劇場の一員としていいて柴ちゃんとともにギターを弾いた。

去年から「独立」して一人で歌う。

兄弟で作ったという『あなたに贈る笑顔』

そしてこれまで毎回歌っている『陽気に生きようこの人生を』

『陽気に~』はおなじみになっているようだ。

手拍子も飛び出しいい演奏になった。

数年前、柴ちゃんの背中に隠れるようににこにこ笑っていたアツシが独り立ちして歌っている。

顔つきも精悍になってきた。

なんだかとてもうれしく、涙腺が緩んできたのは内緒。

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■Live in 清津峡もいよいよ佳境に入ってきた。ここからの出演者はみな濃いヤツぞろいだ

濃いヤツラの一番手は「mっ風」

ZUMI(弟)、露ぽん、ヤン君の3人組

ジャンベの露ぽんと
ギターをメロディ楽器ではなく打楽器として弾くヤン君。

二人は東京打撃団の団員。

正確で強力なリズムに乗って怪しげな民族音楽風の歌(?)をのせるZUMI。

決めごとは一切ない「適当音楽」は今年も健在だった。

持ち歌ゼロ!
練習もリハもなし!
どんな歌に仕上がるかは本人たちにもわからない「適当音楽」

延々と続く民族音楽風演奏だが、とにかくおかしい。

おかしいけどサマになっている。

すごいのは適当といいながら、決めどころはビシッと決める!

「mっ風」

今年もやはりあなどれなかった!

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■そして誰もが待っていた「清津のキヨシロー・バンド」の登場

誰もがかたずをのんで見守っていた

忌野清志郎さんが旅立って、初めてのステージ

今年はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう

いや、それ以前に清津のキヨシローは今回現れることができるのか?

誰もがそんな思いだった

やってきました「清津のキヨシロー」!

なんと昨年までの自転車のジャージ姿とはうって変わり鶯色のスーツ姿

ジャンプ一番、

オー。イェィ!

曲も『ジャンプ』

一気に興奮のるつぼにひきずりこむ

   ええ、とうとう忌野清志郎がこの世を去りました
  この背広は遺影と同じものを、同じ洋服屋で作ってもらいました
  9万円でした

いつもと変わらぬ調子で淡々と語る

「清津のキヨシロー」こと岡田じゅんいちろうさん

その姿が、その口調がおかしくも切なくて…

ギターのケニーさん、パーカッションとコーラスのすがみさんのバックに支えられて歌うキヨシロー

『僕の好きな先生』

愛と平和 おおラジオ

涙を浮かべながらの『イマジン』は本当に泣けてきた

エンディングは『雨上がりの夜空』

そしてアンコールに『デイドリームビリーバー』

40分のステージがあっという間に流れ去った

  オオ、イェィ!

  みんな愛しあってるかい!

  オオ、イェィ!

  最後は清津峡ライブの総長

  マーチン古池の登場だぁ!

  おお、いぇぃ!

  どうも…アリガトー!!

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■このところ毎回清津のキヨシローの後はMartin古池

興奮のるつぼと化した会場を沈め、「Live in 清津峡」の幕をしっとりと印象的に引く

これが「プレイング・プロデューサー」としての僕の役割

同時に時間の調整をする役割もある

帰りのバスは1時間に1本。

それを逃せない人もいるからだ。

終演時間をにらみながらステージを組み立てる

今回は30分程度リミット40分と読んで選曲

  旅(ワンカップ大関の歌)
  おつきみどろぼうのうた
  ふるさとでもないのに
  僕らはみんな生きている~蚊の歌~ハエ・ハエ・ハエ (メドレー)
  I Love You
  わが心のジョージア

脈絡のない選曲にも見えるが、テーマをしっかり決めた

「心のふるさと」がそれ

最近清津峡に来るたびに

「ただいまぁ」「行ってきまぁす」という人が増えている

もちろん僕もその一人

このキャンプ場に「心のふるさと」を感じるからこその言葉だと思う

人生の旅を続けながら出会った人と酒を酌み交わし、情けを交わす

小さなときから親のわがままにつきあわされ、
電気も何もない清津峡で遊んだ子供たちもしっかり成長している

いずれ彼らも自分の子供たちを清津峡に連れてくるだろう

僕たちがそうしたように

親子3代が清津峡に来るようになってこそ、本当の「心のふるさと」になるんだと思う。

今はまだ旅の途中

そして「Live in 清津峡」を年に一度の秋祭りに育てたい(音楽の収穫祭)

10回まで続けば、そうなるだろう

そのころにはもしかしたら3代目が登場する可能性だってある

そうなって初めて「心のふるさと」になれるのかも

10回目まであと4年。

その時僕は還暦を迎える。

その時までには「Live in 清津峡」のプロデューサー的役割を次代にバトンタッチしたい

そして一人のミュージシャンとして参加したい

「心のふるさと」というテーマにそんな思いを込めて歌う

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   第6回 Live in 清津峡

   出演者 20組

   参加者総数 70名強

早朝8時半から夕方3時半まで、昼休みをはさんで7時間

ながぁい音楽会はいい雰囲気を残して幕を閉じた

主催の清津峡キャンプ場管理人・アキラッチとその一家

縁の下でいつも支えてくれるサクラダおじさんや太郎ちゃん軍団のみなさん

参加してくださったすべてのみなさん

お疲れさまでした

そして心から申し上げます

   ありがとう!

     また来年!

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2009.10.17

大入り満員 騒然なり 三貴ライブ

今宵の三貴ライブは久しぶりの大入り満員
騒然たる中で演奏をスタートさせました

このところ落ち着いた雰囲気の中でじっくりと演奏してきたので、騒然たる空気を前にして血が騒ぎ…

スタート時点でお客様の年齢層はやや高めでした
(40代~60代)

で、その年齢層を意識してオープニングは「なんとなくなんとなく」

これがはまりました

奥の座敷の60代グループのツボにハマったようです
気を良くして1部は昭和歌謡とG.Sをおりこんだ構成にしました

相変わらず騒然たる店内
でも手応えはガッチリ


「三貴ライブ」はそれぞれの卓で和気あいあいしている中に切り込んでいくライブです

そこに難しさと面白さがある

各卓、各グループが和気あいあいとしているのを壊して、
こちらに向いてもらおうと頑張るのはなじまないなって気がするんです
なじまないというよりもお客様に失礼だって気がします

だから各グループの「和気あいあい」を活かす形で演奏しようと心がけています

だからたとえ声高におしゃべりしていたとしても、
騒然としていたとしても
かならずしも聴いていないわけではない
むしろ僕の歌を酒の肴に盛り上がっている場合も多いのです

1部はまさにそんな展開でした




ガラッと変わったのは2部

休憩時間中に何組かのグループがお帰りになりました
まさに1部で歌に反応し、大いに騒いでくれたグループでした

入れ替わりに10人ほどのグループが来店

このグループがまたにぎやか!
60歳くらいのおっさんが声高にしゃべる
他の人たち(30~40代)もそれに負けずしゃべる

このグループがステージのまんまえに陣取ったのです

まさに「騒然たるおしゃべりのカーテン」という雰囲気


2部はこの「声のカーテン」を突き破って、後ろの卓のお客様に歌を届けるという形になりました
 
むずかしかったのは、歌っている自分の声やギターが聞こえないこと
これにはマイッタ

アンプの音量は少しずつ上がり、自然に力がはいっていきました

「声のカーテン」に挑む気力は旺盛でしたが、どうも空回りしているような気もして…

その時最後列の卓で聴いていてくれた吉田政美君が歩み寄ってきました


  あの…
  アンプの音量が大きすぎる気がします
  後ろの席で話している声が聞こえにくいです


そうアドバイスをくれました


ハッとしました

「騒然たる声のカーテン」に対し、僕は力で挑んでいたようです
お客様の和気あいあいを壊さぬようにライブを進めるという原則を見失っていたようです

「北風と太陽」のたとえ話じゃないが、外套を脱がすために僕は力ずくになっていた

政美君のアドバイスに従って、アンプの音量を大幅に下げました
「声のカーテン」に挑むという姿勢を捨て、平常心を心がけました


あら不思議
眼前の「声のカーテン」が気にならなくなり…
むしろこのグループからの反応が出始めたんです

相変わらず、「場」は騒然
でも少しずつ空気が緩みだし…

このグループは帰りがけに僕に声をかけてくださいました


  いい歌をありがとうございます
  うるさくしてごめんなさいね


  と、とんでもない
  お話の邪魔になったんじゃないかと気にしてました


こんなやりとりはうれしいもんです




3部はうってかわり、音楽がメインで来てくださった方々のみ


 遠くからやってきてくれたケンケン
 (Live in 清津峡仲間)

 突然やってきてくれた世界文化社のN澤さん
 (「おつきみどろぼう絵本コンサート」の仕掛け人)

 「Martin古池評論家」MATSUMURA君

 10年来の音楽相棒・吉田政美

 ずっと沖縄に帰っていたたまちゃん

 お店のスタッフでいつも三貴ライブを厳しく、暖かく見ていてくれる哲君



アンプのスイッチを切り、生声でゆったりと進めました

ただ、遠くからの方もいらっしゃるので最終電車に合わせてスピーディーに


★この秋入籍披露パーティをやるちさこちゃんにささげる歌

 「糸」~「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」

ちさこちゃんは「三貴」の常連でもあり、僕の大切な音楽仲間
心をこめ、やっかみ(笑)をこめて歌いました



最後はトミさんメドレー
キーがDとAの歌を切れ目なくつなぎました

 シルバー・ウィング
 I'll Hold You In My Heart
 Crazy
 テネシーワルツ



今回もおおいに考えさせてもらった三貴ライブ

僕にとってはやっぱり音楽道場でした


  勉強にぃ…
   なりましたぁ!

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2009.10.08

書評 「おつきみどろぼう」

絵本「おつきみどろぼう」

岩手県の地方新聞に書評がのりました

この地で看護師さんをされながら生活観あふれる書評を書かれる鈴木朋子さんという方が書かれた書評です

読ませていただいて、狼君のくだりに触れられたところは、ぐっと来ました

嫌われ者で誰も相手をしてくれないと思い込み、すねている狼君の心情

鈴木朋子さんは言葉少なにふれています

言葉が少ないだけに思いが凝縮されているように感じました

僕もライブの時小さな子供がいる時は「おつきみどろぼう」の読み聞かせをしています

やっぱり狼君とおばあさんのやり取りのところは思いが入ります

読み聞かせて、「おつきみどろぼう」の歌を歌って…

子供たちの目がきらきらするのが分かります

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この本を印刷したものとして

この本の一節にメロディをつけて歌っているものとして

鈴木朋子さんの書評は本当にうれしく感じました

来年は岩手県まで遠征してライブでもやろうかしら


Photo

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2009.10.02

2009年10月のライブ・コンサート予定

るんるん10月のライブ・コンサート予定るんるん


★10月3日(土)~4日(日)
       Live in 清津峡
         3日 前夜祭
         4日 本祭フェスティバル

   http://mixi.jp/view_event.pl?id=45467217&comment_count=46&comm_id=2250193



★10月10日(土)  朝市コンサート
         朝 8:30~11:00
         越谷市場 2号棟入り口 景品引換所そば

   http://www7.ocn.ne.jp/~k-ichiba/akusesumap.html




★10月16日(金)  三貴ライブ
         夜 9:00~11:30
         南越谷 ダイエーそば 
         お好み焼き「三貴」
          埼玉県 越谷市 南越谷1-13-7
           048-988-3500
       ☆チャージ無料(飲食代のみ)

   http://ggyao.usen.com/0002132503_map.html



★10月18日(日) すみれコンサート 
         夕方4時~6時
         すみれ美容室
          東武線・蒲生駅 東口 徒歩3分

   http://navisai.com/048-986-5243/



★10月24日(土)  朝市コンサート 
         朝 8:30~11:00
         越谷市場 2号棟入り口 景品引換所まえ

   http://www7.ocn.ne.jp/~k-ichiba/akusesumap.html




★10月25日(日) アコースティックライブ at 『JUNE』
         午後 2時~3時半ごろ
         ティールーム JUNE
          東武線・松原団地駅 東口 徒歩3分

   http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11013496/dtlmap/

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今月は6本のライブをやる予定です。

みなそれぞれに性格が微妙に違うライブです

どういうライブになるか楽しみです

皆様のおこしをお待ちしています

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