小樽運河 出会いと音楽
小樽の街を訪ねた
この街に来るのは18年ぶりだろうか
父が末期ガンと闘っているころ訪ねたことがある
父と旅した最期の地が小樽だった
当時はまだ漁師町の面影を色濃く残していた
故郷、函館と同じニオイのする街だった
久しぶりに降りる小樽の街はすっかり観光の街と化していた
イメージがすっかり変わってしまっている
札幌に近いということが、大きなアドバンテージなんだろう
そして都はるみさんのヒット曲「小樽運河」のおかげも大いにありそうだ
父との最後の旅を思い出しながら、歩き回わったが…
残念ながら面影を見つけだすことはできなかった
小樽運河を歩いていると、遠くからかすかに音楽が聞こえる
吸い寄せられるように近づく
大きなオートハープのような楽器を金属製のバチでたたいて音を奏でる一人のミュージシャンがいた
美しい音色にしばし聴き入っていた
なんという楽器ですか?
話しかける
ハンマーダルシマーっていうんですよ
へー、オートハープに似てますね (ボク)
これは弦がダブルなんですよ
そんな会話を交わしながら、一緒に演奏させてもらうことになる
聞くとアイルランドの民謡がお好きのようだ
バンジョーもお弾きになるようでブルーグラスもやられるとか
彼が奏でるダニーボーイやケンタッキーワルツに合わせてギターを弾きながらうっすらと歌う
ハンマーダルシマーとブルーリッジギターの音が絡み合う
気持ちのいい時間だった
わずか数曲の「セッション」だったが、心が洗われるような時間だった
足を止めて聴いてくださったお客様にお願いして、動画を
撮影してもらった
後で聴いた話だが、この方は小松崎健さんとおっしゃる有名なミュージシャンだそうだ
旅先でふとした出会いから一緒に音楽を奏でる
うれしいものだ
その後場所を変えて1時間ほど「街角ライブ」をやる
観光地ということもあり人の反応はよかった
気持ちよく歌わせてもらう
天気はピーカン
乾いた空気が心地よい
気分はサイコー
街角のちっぽけなジンギスカン屋を見つけ
飲んだビールがおいしかった
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