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2009.07.01

ふたたび 札幌へ

先月に引き続き、ふたたび札幌の土を踏んだ

高校時代の恩師が3月に現役の教員を引退し、ライフワークの研究生活に入っている


母校・室蘭東高校のクラスメートが集まり「先生に引導を渡す会」を開催したのだ


今年72歳の恩師
僕たちは先生が30代前半のイキのいいときに教えを請うたことになる


72歳の今にいたるまで現場の教師にこだわり続けた人だ
道内各地の校長を歴任し、行政でも指導部長にまで登りつめながら
最後は現場復帰を求めてクラスを持った特異の人だ




「引導を渡すクラス会」には17人もの同級生たちが集まった
みんないいおっさん、おばさんになっている
中には35年ぶりに顔を出した友もいる


ひとりひとりが「近況報告」をおこなった
しかし、近況報告で終わらなかった
ひとりひとりが先生との関わりを語りだしたのだ

それは、
今話しておかなければ、
この先話すチャンスはもうないという思いだったかもしれない



僕たちが高校生だったころ
それはちょうど時代が動いたときだった

入学の年は70年安保をめぐって学生運動の波が母校にまで押し寄せていた
先輩の中には新左翼セクトの一員として活動している人たちもいた
(1年の時の卒業式は彼らによって「粉砕」された)

一方僕たちの世代は左翼活動に対し距離を置く風潮が強かった

上級生との間の摩擦が絶えなかった

そんな状況の中でそれぞれに様々な問題を抱えながら青春時代をすごしていた

ひとりひとりの悩みを先生は真摯に対応しアドバイスしていた




三十有余年をへて「17の事実」が解き明かされたのだ

初めて知る話が「近況報告」の中で語られていく


そしてあらためて
先生の存在の大きさが浮き彫りにされていった


僕たちは先生との関わりを語ることによって、今の自分を確認しているようだった

先生はにこにこしながらその話に補足をくわえていった


先生に引導を渡すどころか、
ふたたび教えられている気分になった


「あの頃」と変わることなく・・・

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