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2009.07.24

【音楽雑感】市場の風物詩をめざして 朝市コンサート

朝市コンサートを始めて5年が過ぎた

毎月第2、第4土曜日の午前中
越谷市場の市場開放dayにやってくる一般客に対するサプライズとして歌っている

ことの発端は新越谷駅頭でやっていた「街角ライブ」だった
僕の演奏を聴いてくれた市場の組合長A氏に声をかけられた

  市場で歌ってくんないかい?
  旧体然とした市場の雰囲気を変えたいんだ
  そうしなきゃ、越谷市場自体が時代に取り残されていく

僕と同年のA氏と意気投合し「朝市コンサート」はスターとした

初期の頃は、ウチノメされる毎日だった

駅頭での「街角ライブ」では一定の成果を収めていた
毎回、必ずお客さんは足を止めてくれていた
オーディエンスがとぎれることはほとんどなかった

ところが市場は勝手が全く違った
足を止めるどころか見向きもしてくれない日々が続いた
それまでの自信はすっかり吹っ飛んでいた

市場に足を運ぶ人たちには買い物という目的があった
買い物を済ませ足早に家路を急ぐ人たちに歌いかけても…
それはまるで馬の耳に念仏のようだった

買い物客の多くは年輩者が多く、フォークより歌謡曲や演歌好みという傾向が強いということもあったと思う

ウチノメされながらも様々に試行錯誤をくりかえした
昭和歌謡を多く組み込んだり、それまで決して歌わなかった演歌も歌った

葛藤は強かった

客に受け入れられる歌も歌わなきゃならない
そうしなければ足を止めてすらもらえない

でも、たとえ演歌を歌ってもその歌に自分自身も共感を持てるものでなきゃならない
そうしなければ自分のスタンスに反する

そんな調子だからなかなか市場用の歌数は増えない

ある日、事情があって朝市コンサートを中止した

翌々週の朝市コンサートで歌っていると、何人もの人に声をかけられた

  前の時はどうしたの?
  あんた、歌ってなかったから
  なんとなく淋しかったよ

目からウロコが落ちる思いだった

  聴いてもらってたんだ
  足を止めこそしなくても
  それとなく聴いていてくれたんだ
  

この日を境に「朝市コンサート」に対する認識と、スタンスが変わった

たとえ目に見える反応がなかったとしても、お客さんの耳に歌は届いている
ここでいつも歌っていることが認知されている

そんな気持ちで歌うと、それまで見えなかったお客さんの反応が見え始める

歌にも自信があふれ出してくる

そうなるとますます周囲の反応は好転していく

  「朝市コンサート」を越谷市場の風物詩にしよう

そう心に決めたのは3年前だった
2年もの間、紆余曲折をくりかえしていたことになる
というよりもこの2年間は畑を耕し、種をまき、芽が出るのを待っていた時期だったのかもしれない

今僕は、
越谷市場の風物詩であるためには、手を抜いてはいけないと思って演奏している

同時に
自分のレパートリーを固める場でもあり、新しい挑戦を問う場にもなっている

市場という開放的な雰囲気のおかげで
最近はある程度の自由度で歌えるようになったためだ

ここで新曲などを固めて別のライブなどに備えている
新曲を初めて世に問う場ということだ

「街角ライブ」の中で産まれた「朝市コンサート」

ずっと続けていた新越谷駅頭の「街角ライブ」は、規制のため今はやっていない

流れゆく不特定多数の人に歌を問うという意味で、
もっとも「街角ライブ」の空気を残したライブ
それが「朝市コンサート」かもしれない

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