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2009.07.28

ばんけいジャズ・フェスティバル

急遽、行くことに決めた「ばんけいジャズ・フェスティバル」

トミ藤山さんがガラパゴス党と出演される
ジャズ・フェスティバルの中でカントリーのトミさんがどういうステージを展開するのか
激しく興味がわいた

他の出演者の顔ぶれにも胸が躍った

峰厚介さん

この人のテナーサックスやソプラノサックスの音にどれほど胸を熱くしたことか
僕が20~30代の頃
峰さんがやっていたネイティブサンというフュージョンバンドに当時僕は完全にイカレていた
それまではハードバップなどのフォービートジャズ一辺倒だった
僕がフュージョンに開眼したのはネイティブサンだった

板橋文夫さん

僕がホームにして歌っていたライブハウス「ぶどうの木」に、板橋さんも時折演奏しにきていた
(そのころは「あがれば」という名のライブハウスだった)
端正なピアノに心惹かれた

正午から始まり夜の10時までくりひろげられるジャズ・フェスティバル
しかも山深いばんけいスキー場が会場

興味津々だった

あいにくの雨まじりの天候

ばんけいスキー場に着いた時、すでに1組目が始まっていた
ピアノとトロンボーンの若手によるフリージャズ

いきなりのフリージャズは少々きつかったが、聴き進むうちになじんできた

雨が降ったりやんだりの空模様
さすがに地元の人たちは長期戦に備えて、雨具やパイプいす持参
ビールを片手にゆったり聴いている
こちらは身ひとつで来たので、ビニール傘1本のみ
腰を下ろすシートすらない
体力勝負になることを覚悟しながら、フリージャズに耳をかたむけた

二番手は早くも峰厚介さん

二十何年ぶりで聴く峰さんのサックス
官能的な音色が心に迫りくる
だんだん涙腺がゆるんでくる

そしてエンディングはネイティブサン時代の、あの!
「スーパ・ーサファリ」!!

文字通りレコードが擦り切れるほど聴いた曲だ
テーマの部分はコピーしてケーナで吹いていたほど好きな曲

イントロが始まった瞬間、大声で叫んでいた

   
    ウォー!!!!!

身体を揺すりながら、涙が止まらない

興奮さめやらぬうちに早くも出番はトミ藤山さん

深い余韻にひたりながらセッティングの様子を見つめる

フリージャズ、峰さんのフュージョンの後だ
カントリーミュージックをどのように調和させていくのか
しかも聴衆は99%がジャズファン

最近のトミさんはあえて難しい環境下での演奏に挑んでいるように思える
もちろんご自身の意志だけではなく、プロデューサーの意向やオファーの関係もあるのだろう

にしても、ハードなステージにあえて挑むトミさんはすごいと思う
そういうステージを観させていただくことは他の何ものよりも勉強になる

寡黙ではあるがスピード感あふれるジャズフェスのステージに対して、
あえてまったりムードで挑むのか、逆にスピード感で挑むのか
大いに興味があった

   半世紀、50年歌い続けてきた人の歌を聴いてください

プロデューサーの司会とともに登場したトミさん

オープニングになんとギーターインストを2曲続けた

    スチールギター・ラグ
    カントリー・ポルカ

やられた!
この手があったか!

しかもマシンガントークはいっさいなし
ジャズ、フュージョン、フリージャズに真っ向勝負を挑んだトミさんだった

間髪入れずに、「半世紀歌い続けた」歌声を披露

「ジャンバラヤ」~「Help Me Make It Through The Night」

さらにブルース「After Midnight」

聴衆をすっかりつかんでしまった

ここで一転、「アルプスの少女 ハイジ」

地元の歌手との競演は、会場の若い女性客をすっかり捕まえてしまった

この後、「ヨーデルレディ・ブルース」~「ジョージア」~「テネシーワルツ」

一気に駆け抜けたステージだった

40分があっという間のできごとだった

ほとんどしゃべることなく歌いきったトミさんのステージは目新しかった

そして疾走感あふれるステージは見事だった

ガラパゴス党のメンバーも力のこもったいい演奏をしていた
(峰さんのグループの後だけに燃えるものがあったのではなかろうか)

フェスティバルはこの後、高橋知己さんや福井良さんなどのベテランをはじめ、地元の中堅ミュージシャンが延々と、いや炎々と燃えるような演奏を続けた

陽も落ち、あたりの山々は闇につつまれる

ゲレンデのサーチライトがともされる

ステージのスポットライトも演出効果を高める

野外音楽祭のドラマチックな時間帯だ

そこに登場したのがラテンジャズバンド「パルマ ハバネラ」

血が騒いだ!

ラテンのリズム、サイコー!!

「ぶどうの木」に高橋ゲタ夫さん、横山達治さんらが2ヶ月ごとに来てライブをやっていた

この時、ラテンのリズムをたたきこまれた

リズム音痴の僕にはいい勉強の場だった

ラテンのリズムにひとりでに体が反応する

そして、いよいよ大トリ、板橋文夫さん登場

時折降っていた雨も上がり、雲の切れ間からは星も顔をのぞかせる

板橋さんの演奏はアツい

昔聞いたころは端正でしゃれたジャズピアノっていう印象だったのに・・・

こんなにもアツい演奏をする人なのか!

会場も興奮のルツボだった

圧巻だったのはツインドラムのかけあい

そしてフェスティバルに出演したミュージシャンが次々と交替して演奏をヒートアップさせていくジャムセッション!

もうたまりませんな!

10時間立ちつくし、足腰は悲鳴をあげていた

それでも強烈なビートに身をあずけ、大声をあげ続ける自分がいた

また来年、この場所に来たい

このアツい興奮に身をゆだねたい!

そんな、札幌ばんけいジャズフェスティバルだった

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