【音楽雑感】八ヶ岳 森の音楽祭
第1回目の森の音楽祭が行われたのは12年も前になる
僕も所属する「あすなろ山の会」の大先輩・二郎さんが八ヶ岳山麓に小屋を建てることになり、その記念として音楽会をやりたいと言い出したことがことの発端
木もいまだ伐採されていない森の中で開催された「森の音楽祭」は出演者3組、オーディンス十数人のこじんまりとしたものだった
出演者は
Martin古池
オカリナアンサンブル かざぐるま(僕もまだ所属していた初期かざぐるま)
ピミエンタ(地元のフォルクローレバンド)
山の会のメンバーを中心に小屋は手作りで進められた
年々小屋は改築が続けられていった
それに歩調を合わせるように、音楽祭も成長を続けた
僕を中心とした関東勢と地元八ヶ岳で活動するミュージシャンの競演という形で音楽祭の規模は拡大していった
10回目の一昨年には屋根付きのステージ、立派なPA装置を駆使しての一大イベントにまで発展していた
昨年は、一休みした
あまりにも肥大化した音楽祭に疑問を感じ始めた
音楽だけが一人歩きを始めてしまってはいないか?
そんな疑問が頭をもたげ始めていた
10年の間に出演者の数もお客さんの数も飛躍的に増えた
出演者の技量もみな上がっている
音楽祭としてのレベルもちょっとした音楽フェスティバルのようになっている
でも、そこには出演者の顔は見えても聴衆の顔が見えてこない
これは違う!
「森の音楽祭」が当初めざしたのはこういう音楽会ではないはずだ
演奏者と聴衆とがお互いに顔を見ながらやりとりをして、
音楽や言葉を通してキャッチボールを楽しむ、
そんな音楽会にしたかったはずだ
今年の秋、第11回「森の音楽祭」を再会する
この10年、音楽祭を支えてきた「あすなろ山の会」のメンバーと話している
原点に戻ろう
フェース・トゥ・フェースの音楽会に立ち返ろう
規模を縮小し、PAを使わずとも音が届く範囲での音楽会にしようと思っている
理想は車座になり、小皿たたいてちゃんちきおけさってかんじだけど…
まあそうもいかないだろうから、音楽会の体裁はとるつもり
リニューアル「森の音楽祭」は車座宴会音楽会の精神でいってみようかと密かに思っている
「森の音楽祭」の10年の経験はいろんなことを学ばせてくれた
あきらめずに続けるといろんな可能性が広がる
継続は力なりという言葉を身をもって体験させてくれた
多くの人たちの力をお借りしてきた
特に八ヶ岳山麓で活動するミュージシャンたちの協力には深く感謝したい
一人ではできないことも、みんなの力を合わせると成し遂げられるということを教えてもらった
でも!
「森の音楽祭」は一度仕切り直して、原点帰りをします
また力をお借りすることもあろうかと思います
その時はまたよろしくお願いします
今年の第11回「森の音楽祭」は9月5日(土)の夕方からです
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