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2009.06.15

もうひとつのオフ会 函館編

「へた親」札幌オフ会の翌日、すめちゃん、たけちゃんと函館に向かった

特急スーパー北斗で3時間半、およそ320キロの旅

札幌オフ会の余韻にどっぷり浸っていた
でも函館での演奏のために気持ちを切り替えなければならない

車窓を眺めながら少しずつ気持ちを函館にシフトしていく
汽車旅の3時間半は必要なものだったように思う


函館では「へた親」新メンバーのはたぼーさんが待っていてくれる

半年ほど前からネット上でのおつきあいが始まった函館のミュージシャンだ
札幌オフ会の企画を知り、函館での開催を熱望された


  はたぼーさんの熱意に応えたい


そんな思いで函館に向かった



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「函館オフ会」の会場は「サウンドインS」というライブスナック

潮見中学の同級生、工藤しんちゃんがこの場で長年経営している
「函館物語」の作者であり、優れたミュージシャンでもある

店のドアを開けるとはたぼーさんはすでに来て演奏していた


  パワフル!


思わずたけちゃんの顔を見る
たけちゃんと同じニオイを感じたのだ


  歌うのが好きでたまらない
  ギターを弾くのが好きでたまらない


そんな熱を感じる

一発で気に入ってしまう

クラプトンの「アンプラグド」のカバーを中心に洋楽専門の演奏をしているそうだ


はたぼーさんのヤケドしそうなアツい歌を聴いていて、我慢できなくなったたけちゃんが2番手で登場

函館と福岡の激アツ男どうしのバトルは実に見応えがあった


後を受けてすめちゃん登場
「ひとりぼやき漫談」が受ける
オーディエンスのあゆさんがその一言一言に反応する

すめちゃんも自信のみなぎった、いい演奏を聴かせてくれる


すめちゃんにそのまま残ってもらい、ロンリートゥギャザーとシルバーウィングを歌いう
僕の一巡目はカントリーコーナーにした


サプライズがあった

マスターのしんちゃんが松前の町を歌った新曲を披露してくれる
さらに、オリジナル「函館物語」を


相変わらず味わい深い声だ

すめちゃんは感無量の面もちで聴き入っている
(彼が函館まで足を延ばすきっかけは「函館物語」をこの店で歌いたいがためだった)


各自の演奏は2順目に突入
ますますヒートアップしていく

オフ会の最後は僕のステージ
今度は日本語の歌を中心に「語り弾き」の神髄=ステージングの魅力をぶつけるつもりで歌い、語る

あのスタイルははたぼーさんには新鮮に映ったと思う




楽しかった
とにかく楽しかった

音楽をやりたい
人に聴いてもらいたい

小難しい理屈は抜きにして、音楽やりたい衝動、本能のままに演奏しぶつけあったオフ会だった

まさに音楽の根源のような時間

思いのままに、あるがままに歌う

もう一度言おう


楽しかった




僕の生まれ育った函館の街に
すべてを音楽活動にぶつけ、悩みあがき、それでも歌い続けようとする強い個性がある

今回は参加できなかった函館のミュージシャンたちにも会いたい

北のはずれの偏狭な街だからこそ、音楽に対する強いあこがれと情熱を持ちうるのか?

はたぼーさんの姿に若い頃の自分を重ね合わせていた

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