年齢境界線をまたぐ 二つのライブ
明後日18日は55才の誕生日
それ自体にたいして意味はない
単純に昨日の延長であり、明日への架け橋にすぎない
綿々と続く人生の営みの一断面
誕生日といえど普段の一日となんら変わるところがない
(ちょっとニヒルな書き出しで)
今年はどうもそうはいかない誕生日になる
当社は55才定年制
つまり、この日を境に会社から第一線から退くように引導を渡されるのだ
実作業は昨日とは変わらることはなんらない
あいかわらず、印刷の最前線で切ったはったの毎日を送ることになるだろう
でも、決定的な違いがある
雇用形態が年間契約の嘱託制になる
年俸もそれに伴ってダウンしていく
つまりは会社に引導を渡される日
それが55才の誕生日
多くの場合、ここでモチベーションが一気に下がってしまうようだ
「生涯現役」にこだわる以上、ここからは自分との戦いが始まる
モチベーションを下げることなく最前線にとどまり続けるための戦いだ
この「記念すべき日」を挟んで、二つのライブをやる
意識的にそう組んだわけではない
まったく偶然にそうなっただけだ
でも、なんとなく今この時点での自分を象徴するように思えてしまう
明日、金曜の夜は毎月恒例の「三貴ライブ」
毎回どんなお客様が来て、どんな演奏になるのか
まったく予想のつかない手探りのライブ
ここまでボクを育ててくれたライブだ
54才最後のライブをどのように締めくくれるか
楽しみである
(ぼろぼろで終わるかもしれないが、それもまた良し)
19日、日曜日は蒲生駅そばのライブハウス「オリオン」のイベントライブに出演する
およそ10年ぶりにライブハウスで歌うことになる
55才最初のライブ
どんなスタートを切ることができるのか
これまた楽しみではある
おそらく特別なことはなにひとつやらないだろうし、やれないだろう
今自分にできる最大のことを、愚直にやるしかない
出来云々は後からついてくるもの
誕生日を挟んだこの二つのライブを愚直にやり切ることができるか
それが問われるライブだと思っている
これからは仕事の面でも、音楽活動の面でも
自分との戦いという要素が強くなっていく
そんな予感を感じている
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