« 昆布の佃煮【コッヘルクッキング】 | トップページ | 観にいきませんか? 映画「107+1~天国はつくるもの」 »

2009.01.13

トミ藤山 バースデイライブ

ライブは先週の土曜日だった
あれから4日
ずっと余韻に浸っていたような気がする

それほどすばらしいライブだった

トミさんご本人のプレイもすばらしかった
バックバンド・ガラパゴスの演奏も安定していた

ゲストとのセッションもすばらしかった
それぞれのゲストとのやりとりの中で、
トミさんの違った側面を見させてもらった


それはカントリー歌手・トミ藤山ではなく
まさにシンガー・トミ藤山だった

カントリーミュージックもジャズも日本調歌謡もロックもすべて同質の音楽に聞こえた

トミ藤山というフィルターを通して、トミ藤山の歌として聞こえた

どんなに歌がうまい歌手でもジャンルの違う歌を歌うと、どこかしら違和感が残るものだ

でもトミさんは何を歌ってもトミさんの歌なのだ

いわばトミ藤山節というヤツなんだろう


すごいことだと思う
ご自分の中でどの歌もしっかり解釈がなされているからこそなんだろう


帰り道、車の中でトミさんのお若い頃のCDを聴いた

50年近くも昔の音源だ

今の深い歌と違い、若さあふれる美声だ
ヨーデルなどはどうすればこんな風に歌えるのかと思うほど張りがあった

そして気がついた

トミさんはすでにこの頃からシンガーだったと

カントリーミュージックを素材に歌いながら、いわゆるカントリーシンガーではなかった


カントリーミュージックというとどうしてもハンク・ウィリアムスの鼻にかかった独特の歌い方を思い出す

あのクセががたまらない

多くの日本人はハンクをまねて同じように鼻にかかった歌い方をする
プロ、アマ問わずだ(もちろんそうでない人もたくさんいる)

僕は違和感を感じていた


  なんでわざわざあんな風に歌うんだろう

素朴にそう思ってきた

自分がカントリーを歌うときは、自分の歌い方をしてきた

それに対して

  あんたはカントリーがわかってない

そう言われたこともある

(僕の歌い方にはシャンソンやカンツォーネの影響も多少入っている。だからそういわれても仕方がないとは思うが…)


話が横道にそれてしまった


ライブにはアメリカからトミさんのドキュメンタリー映画「Made In Japan」の撮影隊が来ていた


「Made In Japan」

この映画タイトルにこそトミさんの本質が表されているような気がする

アメリカのカントリーミュージックを歌いながら、日本人であることを意識し続けてきた
日本人としての自身を意識し続けてきた方ではないかと思う

それがどんな歌を歌っても同質の、トミ藤山の世界とし表現されてきた根源ではないか



歌うたいを志すものとしてこの姿勢にはおおいに共感を覚える

姿勢というよりもはやトミさんの生き方といっても言い過ぎじゃないと思う

師と仰ぎ、その後を追いかけるものとして(遠く及ばないまでも)心して受け止めようと思う


  あんたね
  モノマネはいつまでたってもモノマネよ
  最初はマネでも
  最後は自分の言葉、自分の声で歌いなさい


トミさんのマシンガントークが聞こえてきそうだ

|

« 昆布の佃煮【コッヘルクッキング】 | トップページ | 観にいきませんか? 映画「107+1~天国はつくるもの」 »

トミ藤山」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14463/43734111

この記事へのトラックバック一覧です: トミ藤山 バースデイライブ:

« 昆布の佃煮【コッヘルクッキング】 | トップページ | 観にいきませんか? 映画「107+1~天国はつくるもの」 »