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2008.12.22

寺小屋ライブ  小学生たちと作ったライブ

半年ほど前に頼まれていた小学生向けのライブ

「越谷寺小屋ライブ」をやりました

あるNPO団体が主催し、地域の子供たちに生きる智恵を伝えるという催しの一環です
学校で習う知識とは違う「生きる智恵」を伝える場だから寺小屋と称しているんでしょうね

「寺小屋」

いい響きですよねぇ


ライブ会場のパコム(公民館)のホールに入ると、すでに「授業」が始まっていました

おばあちゃん先生が子供たちに手話を教えています

40人ほどの小学生(1年~6年)が熱心に手話の練習をしています

「赤鼻のトナカイ」を手話をまじえて歌っています

僕もそれに混ざって手話をいくつか覚えました



予定よりやや早めに僕の出番


「寺小屋ライブ」をやるにあたって、決めていたことがいくつかあります


1.子供相手だからといって、絶対に手を抜かない・気を抜かない
2.子供に媚びることなく、かといって上から目線にならないこと
3.普通のライブ同様、ライブにテーマを決めメッセージをこめる


つまり子供たちと同じ目線で真正面から対峙しようと心に決めていました


で、決めたテーマは「命」

どんな生き物にも命がある。
それはたとえ虫でも花でも魚でも獣でも
そしてわれわれヒトにも同じように命がある
命と命の連鎖とやりとりでわれわれは生かされている
どんな命にも敬意と尊厳を感じたい


こんなことをライブの中にこめました


前半の選曲は

  大きな古時計
  手のひらを太陽に
  蚊の歌
  ハエ・ハエ・ハエ
  おばけの歌
  森の熊さん
  Belive
  私の子供たちへ(父さんの子守唄)
  ダニーボーイ



手のひらに太陽をは虫たちをテーマにした歌
オープニングの「大きな古時計」とともに子供たちにはおなじみの歌
歌に合わせて一緒に歌ってくれる

虫つながりで「蚊の歌
カズーを使って蚊の羽音を表現したのがものめずらしいのか、口をあんぐりさせている

勢いに乗って「ハエ・ハエ・ハエ
初めて聴く歌なのにリフレインのところは一緒に声を張り上げて
ハエ・ハエ・ハエ♪

本当にノリがいい子供たちだ

森の熊さん」はただ歌うだけじゃ面白くないんで、次々と転調をくりかえした(A→C→G→A)
目を白黒させながらついてくる

Believe」をはじめると、嬉々として得意げに歌う
それまでのおっかなびっくり、やや遠慮しがちな歌声がここで一気にヒートアップ
これには驚いた
子供らがここまで自信に満ちた歌声を披露してくれるとは思わなかった

でもこれで完全に下地ができあがった


  虫や花や魚や動物たちに命があるように
  僕たち一人ひとりにも命があるよね

  次に歌う歌はダニーボーイ」といいます
  これは戦争に行った子供をずっといつまでも待ち続けるお母さんの歌

  今でも世界のあちこちで戦争が続いています
  人が人の命を奪い続けています
  僕らの住んでいるこの日本でも、戦争の歴史がくりかえされました
  君たちのおじいさんもそんな戦争の時代を生き抜いてきたんです
  だから今、ここに僕がいて君たちがいる
  
  帰らない子供を待って、季節がいくつも通り過ぎていく

  「ダニーボーイ」はそんな歌です



今まで、はしゃぎながら音楽に身をゆだね、歌い続けていた子供たち
ダニーボーイ」を歌い始めると広い会場がシーンと静まりかえる
僕を見つめる瞳…瞳…瞳…

英語詩だから意味はわからない
でもメロディの中に何かを感じととろうとするような目

歌い終わりしばしの沈黙
何も語らない僕
何も語らない子供たち




静寂を打ち破るように「「崖の上のポニョ」

世界が一気に変わり
はじけまくる子供たち
大声で歌いだす子供たち
まさにこの日の山場でした


気を良くした僕はを「カントリードード」をアップテンポで

ところが思わぬ誤算が

明らかに戸惑いの表情を見せる子供たち

よく知ってるメロディなのに…
やはり彼らには「耳をすまして」の日本語詩が焼きついているみたいです

そこで急遽方針転換
1コーラス歌い終えたところで、そのままのキー、テンポ、リズムパターンで「あわてんぼうのサンタクロース」に

とたんにはじける子供たち
踊りだす子がいたり、手拍子、足拍子
そして一緒に歌いだす


その勢いのままに「ジングルベル」~「赤鼻のトナカイ
赤鼻のトナカイ」は習ったばかりの手話も飛び出して

きよしこの夜」~「おしょうがつ」~「おせちの歌」(オリジナル)と季節の歌を重ねエンディングに


エンディングは「線路は続くよ
リクエストの「思い出のアルバム
そしてアンコール「翼をください


最初から最後まで子供たちと一緒にライブを作れたように思います

知っている歌は一緒に歌う
知らない歌は手拍子、足拍子や身体を振って応えてくれる
じっくり聴いてほしい歌も目を見開いて聴き入ってくれました


なんてノリのいい子供たちなんだろう

いや、子供はみんなそうなのかもしれない

年齢を重ねるにしたがって、いろんな壁を作って感情をストレートに表すことをしなくなるのかもしれない

そんなことを考えながら会場を後にしました

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