清津峡 ウシミツライブ
ホームグランド「清津峡キャンプ場」で2泊3日、テント生活をしてきた
お盆時期のキャンプはすっかり恒例になっておりもう25年になる
子供たちが中学にはいるまでは、文字通りのキャンプで大荷物をしょってキャンプ場への山道を歩いていた
「子連れ山旅」の一環だった
子供たちが親離れをしてからは、大きな荷物をギリギリまで削り、かわりにギターを背負って「一人山旅」となった
まさに「ギターを抱いた渡り鳥」だ
子供たちが一緒だったころは自然を遊びつくそうということがテーマだった
一人旅になってからは自然の中で何かをしようという発想は薄れた
むしろ、いかにしてなにもしないかがテーマになった
自然の中に埋もれてとでもいうのか、自然との刹那の同化を求めるようになった
清津峡の自然の中で風の音や鳥のさえずり、ヒグラシの声などに埋もれながらなんとはなしにギターを弾く
そんなキャンプスタイルにいつの間にか変わってしまった
そんな「なにもしない」キャンプ生活の中で、唯一意識的にやっていることがある
キャンプ場に夜の帳が降りるころ、管理小屋の前のテーブルで酒盛りが始まる
メンバーは管理人のアキラッチと僕、そしてその時いあわせた常連客など
飲むほどに話もはずみ、やがて歌が始まる
25年もミニライブを続けていると、ありがたいことにライブを当てにしてきてくれる人もいる
最初はテーブルのまわりの常連客に歌う
ゆっくりと、静かに
やがて声はキャンプ場のスミズミにまで届く
少しずつ一般のキャンパーが集まってくる
手に手に酒瓶を持って
いあわせた人の中に楽器をやる人がいようもんなら、早速始まるコラボレーション
やがて夜も更け、僕の独演会に
そのころはもう気分は最高
軽い酔いも手伝って、舌口調
1曲ごとに講釈を語り、歌ってるんだかしゃべってるんだか
こんなライブが深夜まで続く
酔客が一人倒れ、二人倒れするころライブもおひらきとなる
自然発生的に始まり、自然発生的に終わる
そんなウシミツライブが大好きだ
★ウシミツライブの始まり
キャンプ場に置いてあった先代管理人=清津の仙人のギターを見て
ちょっと弾かしてもらっていいですか・・・?
おそるおそるそう訪ねたのがきっかけだった
清津の仙人には独特のオーラがあり、若造だった僕がそんなお願いをするなんて恐れ多いという雰囲気があった
けれど仙人はダマってギターを差し出してくれた
ネックのそりかえっったガットギターだった
調子に乗った僕は、その晩夜更けまで歌い通した
これがすべての始まりだった
翌年からはそうすることが当たり前のように歌った
歳月は過ぎた
200歳まで生きるといっていた仙人も帰らぬ人となった
しかし、翌年からは仙人の息子アキラッチが跡を継いだ
彼もまた音楽好きということもあり、ミニライブは相変わらず続いていった
いやむしろ輪をかけて拍車が。。。
ライブ目当ての常連客もできてきた
この真夏の夜のミニライブはやがて、秋の「Live in 清津峡」に発展していく
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