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2008.05.07

新緑の清津峡 響くブルーリッジギター

Img_1212 根岸から車を飛ばし、清津峡に降り立ったときは12時近くなっていました

管理人のアキラッチはいつものように飲みながら待っていてくれました

さっそく、ギターを片手に軽く歌いながらよもやま話
ランプの灯りで過ごすこんな時間が、たまらなく好きです

夜も更け深夜2時過ぎ…
今回は到着が遅かったのでキープしてあるテントを張るのはあきらめてバンガローに泊まりました


目覚めたときにはすでに炊事の準備に余念のないキャンパーたちのいい匂いが立ち込めていました

たろーちゃんグループを含め、20人ほどのキャンパーが泊まっていました
(例によってたろーちゃんは昨夜呑み過ぎでまだ寝てたけど)

今回の目的は新緑に囲まれながらギターを弾くこと

去年のLive in 清津峡でデビューした高校1年の司君も合流 Img_1239
わずか1年の間に見事に上達
雨後の竹の子のような成長ぶりでした
ギターも歌もね

司君は今が一番弾きたいときでしょう
エピフォンのギターを片時も放すことなく弾いていました
お客さんは小学生の子供たち

コリャ俺の出る幕はないわ

そう思い、
僕は少し離れたところでもっぱら「カントリーポルカ」の早弾き練習をしていました

Img_1233 それにしても…
ブルーリッジギターは清津峡の自然に本当によくはまります
ギター自体の持つ深く厚い響きが、まわりの木々に適度に反射して音がよく回る
気持ちがいいことこの上ない!

柴山おじさんが釣ってきたニジマスを塩焼きにしてご馳走になったり、アキラッチの姪っ子、萌ちゃんと遊んだりしながら
気がつくともうあたりは薄暗くなっていました

清津で過ごしていると時間が早いのかゆったりしているのか分からない
そんな時間の流れが心地よいのです

晩飯はおにぎりのつもりでいたんですが、たろーちゃんが声をかけてくれました Img_1210

  古池さん
  朝のあまり飯でリゾット作ったんだ
  あと、うどんのあまりツユで豚の角煮も作ったんだ
  食いきれないから手伝ってよ

ありがたい申し出に、ソク反応
見事なケチャップ味のリゾットと、薄味角煮に舌鼓を打ちました

腹も一杯になったことだしじゃあライブでも

てなワケで、ランプの灯りの下で恒例のライブを始めました
前半は司君が若い歌声をたっぷり披露してくれました

Img_1209 僕が歌い始めると彼の目がキラキラ
高校生の彼は、僕の演奏に刺激を受けているようで…
そういうのってうれしいですね
僕の指の動きを食い入るように見つめている彼に
ちょろちょろアドバイスなどしながらライブは進みます

歌に引かれるように遠くのテントから1組のカップルもやって来て…

総勢20名ほどの人が集まりました

僕もぐんぐん気が入ってきて…

不思議なもんでこうなると声がガラッと変わってくるんです

1曲1曲の中に入り込んでいき、お客さんもそれに引きずりこまれていく

ランプの明かりが幻想的な空気をかもしだし、これ以上内演出をしてくれます

炎には魔力が宿っているんじゃないかって思ってしまいます

かたわらに燃える焚き火の炎
妖しくゆれるランプの小さな炎
それ以外は漆黒の闇

日常生活にはない時間と空間がそこにあり、
歌う方も、聴く方も気持ちが妖しく高ぶってくる

1時間ほどのライブでしたが、最高の環境の中で最高のパフォーマンスができたと思います


10時過ぎ
見送られながらギターを担ぎ
真っ暗な山道を登り、帰路に

来てよかった

そう思いながら…

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