試練!激変!! 無国籍堂ライブ
一部と二部でこれほど展開が激変してしまったのは…
何年ぶりだろう
一部は
すめちゃんやちさこちゃんに加えて、初めて来てくださった地元のナオキさん
3人の異国の方
こじんまりとしてはいましたが、じっくりと歌い込むことができました
のっけから横文字カントリーミュージック
いつもはエンディングに使うテネシーワルツも早々と歌ってしまいました
あとは日本語の歌
季節の変わり目なので夏に向かう歌をチョイス
言ってみれば、夏に向けての棚卸し
これから完成度を高めていく歌がメインでした
一年ぶりにしてはまずまずのできでした
なにより気持ちを乗せることができたのでかな
展開が激変したのは二部が始まった直後
お店の常連グループのメンバーが誕生日ということで若者たちが次から次へと集まってきたのです
その数三十人は超えていたでしょう
彼らの何人かとは顔見知りだったので、頼まれるままライブの終盤でハッピーバースデイを歌うことになりました
ちょっとした余興もあるようなので、それを組み込んでライブを〆ようと思ってたんです
が!
次々に集まる若人たち
酒が入るにつれボルテージが上がってきて、とてもライブどころではない状況に
なにしろ、自分の歌声やギターの音が聴き取れないほど
ライブなどおかまいなしに仲間内でのドンちゃん騒ぎ
収拾つかない状況になってしまったのです
そんな状態になった以上、内心そこでライブを打ち切っちゃおうかとも思ったんですがね
ライブを聴きに来てくれた人もいるし、すめちゃん、ちさこちゃんも不安げな顔をしてるし…
何より、ハッピーバースデイをやる約束した以上はそこまではライブを続けなきゃいけない
そう思い、あえて続行することにしました
自分に言い聞かせながらね
これは試練だ
聴いてくれる人が一人でもいる限り
できることを最大限にやろう
これは試練だ!
予定通り、1時間を演奏し終えました
こういう状況での演奏
結構燃えるんです
総勢30名以上の若人たちの蛮声に抗して、フル音量で歌っても勝てっこないわけで
あえて腹のそこから搾り出すように、声を圧縮して歌うことを心がけました
うまくいえないのですが
声量にモノを言わせて大声で歌うのではなく
声の密度を高くしていくってイメージ
(もちろん、蛮声の嵐の前では何の効力もないんですがね)
ここまではまだよかった…
ライブ終盤、主人公君をステージに呼びハッピバースデイを歌い始めると、もう収拾がつかなくなり…
完全に占拠された状況になりました
延々とプレゼント贈呈が続き、それに対してのリアクションが続き
この時点であきらめました
結局、一番大切なライブの〆をできぬまま終えざるをえないということになりました
きわめて後味の悪い幕切れ
昔のプロテストフォーク華やかな時代を思い出してました
30年以上も前の話です
ステージを占拠され政治討論会に強制的にされてしまったこともあるし
モノを投げつけられたこともありました
あの時とはまったく違った状況ではあるけど
途中で中断させられることはライブ屋にはつらいことです
そんな時代のことを思い出しながら、もくもくと撤収しました
彼ら一人ひとりはいいヤツらです
それはこれまでの数回の付き合いで分かっています
でも…
酔っ払った上に群集心理が働き、今日のようなことになってしまったんだと思います
本来なら店側がコントロールすべきなんですが、うまく機能できなかったのが残念です
こんなこともあるさ
次は、うまくやろう
そう思い越谷へ岐路、車を走らせました
PS
帰り、一緒に帰ったすめちゃん、ちさこちゃんには感謝します
まるで自分のことのように受け止めてくれました
彼らが一緒でなければ、多分いやな感情だけを引きずってしまったかもしれない
自分のことのように怒り、慰めてくれた彼らに心から感謝します
ありがとう
次回は6月26日(土)
新たな気持ちで、やります!
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