まるで中東でのアウェイ戦 「三貴ライブ」
三貴ライブ始まって以来、初めてのきついライブでした
何がキツイかって
お客様の反応がゼロだったてことです
初期の三貴ライブでは反応の悪いこともありましたが
ここ1年くらいはいい感じのライブが続いていただけにね…
「アウェイがホームに変わる瞬間」ってのが必ずあったんですが
今回はとうとう最後までアウェイのまま終わってしまいました
オープニングは「グッドモーニング・サンシャイン」で軽快に始めたんですが、客席の食いつきが良くない
歌ってる僕に一瞥をくれただけで、それぞれのテーブルの仲間たちとの談笑に夢中という感じでした
何曲かメジャーな歌をやって様子を見ましたが、まったく乗ってこない
この時点で、腹をくくりました
今日は、BGMに徹しよう
談笑の邪魔にならないように
かといって自分の存在が埋没しないように
こんな状態だからこそ、いい演奏を心がけよう
そう言い聞かせて、淡々と演奏を続けました
アウェイ状態で始まるのはいつものこと
そんな時でも自分の演奏をきっちりやっていると
必ずとっかかりが見つかるもんです
ところが、今回はそれが見つからない
一顧だにしてくれない
黙殺されているんじゃないかって思っちゃうほど無反応振りでした
唯一の救いは
会社の後輩で常連のMATUMURA君と
品川からちっちゃなバイクで駆けつけてくれたVolte君
場の空気を察してかサクラ的な拍手をすることもなく
彼らはひたすら聞く事に徹してくれました
それが大きな励ましになりました
演奏しながら思ったのは、中東でのサッカーアウェイ戦
スタジアムは相手チームの応援団で埋め尽くされ、鳴り物入りのプレッシャーがかかる中
スタンドの一角でひっそりと応援する日本応援団
MATUMURA君とVolte君はまさにそんな感じでした
くさらず2時間の演奏を終えることができたのは彼らのおかげです
お客様は飲食に来ているワケで、音楽を聴きに来ているワケではない
そんなお客様を巻き込んでライブに仕上げていく
このことの難しさを改めて思い知らされています
まだまだ力不足だな…
とっかりがあれば、そこから発展させることも可能ですが
そのとっかかりを作ることすらできなかった
まさになすすべもなかった
演奏自体が悪かったわけではないと思います
お客様の波長と、自分の波長を合わせることができなかったことが最大の課題でしょう
今までのやり方はアウェイのときはひたすらいい演奏を心がけ
お客様の反応を待つというスタンスです
でももしかしたら、もう少し積極的に切り込んでも良かったのかも…
そんな気持ちもあることはあります
答えはすぐに出せるいうものではありません
いろいろ試行錯誤を続けるのみです
いずれにしろ「いい演奏」の精度をもっともっと高めなければならないと思います
ライブは水物
いい時も悪い時もある
いい時に有頂天にならず
悪い時にくさらず
淡々と続けていこう
そう言い聞かせています
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コメント
中東でのアウェイ戦ですか、サッカーにたとえて・・・
アウェイはディフェンシブ基本のカウンターだよなぁ・・・
特に前半は0-0でいいくらいの気持ちで折り返さないとなぁ・・・
でも、ディフェンシブな戦いっていうのは疲労が後半にたまって、逆にカウンター返しの目にあったりすることだってあうんだよなぁ・・・
引ききって引き分けにするとか、最小点を守ったまま勝つというのはピッチの外から考えているより難しいんだよなぁ・・・
後半から途中出場のMFが、硬直化した局面を打開できるような存在(全盛期のチームには必ずそんなヤツがいる)が欲しいよなぁ・・・
あれ、ライブの話から離れすぎたか?!
投稿: MATSUMURA | 2008.03.24 21:40