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2007.12.12

トミ藤山さんを聴きに渋沢へ

音楽三昧の二日目は神奈川県の渋沢へ

午前中「朝市コンサート」を終えて、その足で車を飛ばしてきました

渋沢は表丹沢の登山基地の町でもあり、僕にとってはいわばホームグランド。若いころから数え切れぬほど足を運んだ町です。
(恒例のLive in 清津峡を開催する清津峡キャンプ場もここからは近いのです)

今回トミさんはSPROUT(スプラウト=新しい目)というジャズバンドのライブにゲスト出演

スプラウトはベテランドラマー・保坂雅明さんに率いられた若者たちのバンドです
編成はテナーサックス+ピアノ+ベース+ドラム
若者たちは音大でjazzを学んでいるそうです

第1部がスプラウトのステージ
第2部がトミさん加わってのステージ

スプラウトのステージはおなじみのジャズナンバー
緊張した面持ちで演奏する彼らに初々しさを感じ、好感を持ちました
いい音を出してました

そして第2部がトミさんのステージ
カントリーミュージックをジャズ風にどうアレンジするのか
おそらくカントリーは演奏したことがないであろう若者たちがどう対応するのか
お客さんも大半がスプラウト関係者のようで、そういうシチュエーションにトミさんがどう切り込むのか
興味シンシンでした

さすがトミさん!
ご自身のスタイルを微塵も変えることなく堂々と正面突破
もちろんご自身は聴衆の反応や場の空気に敏感に反応して、トークなどで細かく軌道修正をされていると思います
そうしながらトミさんの世界にぐいぐいと引きずり込んでいくところは見事としか言いようがありません

僕のテーブルの正面にサックス奏者のご両親が座っていました
彼らは最初は淡々とトミさんのステージを眺めていました
(当然のことながら、ご子息の演奏は食い入るように見つめていました)
ところが演奏が進むにつれ、トミさんワールドに釘付けになっていくのです
その変化が手に取るようにわかり…
このご両親の反応の変化が今宵のトミさんステージの象徴だったな
そう感じています

スプラウトの面々に対する波及効果も見逃すことができません
保坂御大はともかく、若者3人は1部から緊張しきり悲壮感ただよう面持ちで演奏していました
トミさんのバックについたときも最初は恐る恐る音を出しているように感じました

そんな彼らもトミさんのペースにひき込まれ、表情がどんどん柔らかくなっていく
当然演奏も肩から力が抜け軽やかに

いつものことながら
大いに楽しませていただきました

そして、今回もまた

勉強にぃ…なりましたぁ!!
 (クレージー・キャッツ風に)

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