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2007.06.22

落葉松

落葉松

落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる

落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が 濡れる

落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる

落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる

     作詩 野上 彰  作曲 小林 秀雄

落葉松(カラマツ)は不思議な樹だ
針葉樹なのに紅葉し落葉する

僕は秋の空に黄金色に変色して屹立する落葉松が好きだ
落葉松の林はそこだけが別の世界のように黄色に染められる

もの悲しさを感じるのは、黄金色がやがては落葉していくためだろうか

空に向かってすくっと屹立するという点でポプラに似ている
でもポプラには力強さや明るさ、未来への希望を感じる

落葉松に人生のひだや陰影を投影してしまうのは
季節の移ろいを、人生のそれにたとえてしまう僕の性癖のためかもしれない

野上彰作詞、小林秀雄作曲のこの歌を、相棒の吉田政美が歌うことになった
僕はギターで伴奏をつける予定
錦織健の独唱を聴きながら、ふいに涙がこぼれてきた
なんともいえない哀感が漂う歌だ

僕たちの演奏でこういう哀歓が出せるかどうか・・・

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北原白秋にも「落葉松」というすぐれた詩がある
この詩にも合唱曲としての歌がつけられているらしい
(残念ながらまだ聴いたことはない・・・)

落葉松

からまつの林を過ぎて
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
たびゆくはさびしかりけり

からまつの林を出でて
からまつの林に入りぬ
からまつの林に入りて
また細く道はつづけり

からまつの林の奥も
わが通る道はありけり
霧雨(きりさめ)のかかる道なり
山風のかよう道なり

からまつの林の道は
われのみか ひともかよいぬ
ほそぼそと通う道なり
さびさびといそぐ道なり

からまつの林を過ぎて
ゆえしらず歩みひそめつ
からまつはさびしかりけり
からまつとささやきにけり

からまつの林を出でて
浅間嶺(あさまね)にけぶり立つ見つ
浅間嶺にけぶり立つ見つ
からまつのまたそのうえに

からまつの林の雨は
さびしけどいよよしずけし
かんこ鳥鳴けるのみなる
からまつの濡るるのみなる

世の中よ あわれなりけり
常なけどうれしかりけり
山川に山がわの音
からまつにからまつのかぜ

作詞:北原白秋  作曲:井上武士

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