トミ藤山ライブ in 2BEAT
音楽仲間のあるあすさんの誘いでトミ藤山さんのカントリーライブに行った
新橋駅近くのの2BEATというライブスポットだ
小さなビルの地下にもぐり、2BEATの扉を開けて驚いた
うなぎの寝床のような細長く、狭い店だった
ぎっしりつめこんでも20人入れるかどうか
うなぎの寝床の中央にカウンターがあり
このカウンターの中がステージになる
ステージにはマスターがギターを抱えて座っている
そのとなりには常連客がギターを抱えて歌っている
客はこのカウンターに肩がぶつかるようにしがみついている
まさにかぶりつき状態だ
カウンターの向こうには小さなテーブルが2卓
ここにはトミ藤山さんのファンが身を寄せ合っている
音響はカウンターのマスター席の前にミキサーとリズムボックス
店内中央の天井にスピーカー二基とスーパーウーハー
いろんなライブスポットを見てきたが、めったにお目にかかれない店が2BEATだ
2BEATはこの場所このスタイルで40年間続いているという
お店の心意気にまず感心した
さて、
常連客に混じり僕も歌わせてもらったりしているうちにトミさんのライブが始まる
カウンター・ステージに立つトミさん、ノッケから舌好調の滑り出し
まるでマシンガンのようなトーク一発、いや連射で客の心をわしづかみに!
おもむろに歌いだしたトミさん
とても67歳とは思えないみごとな声量とパンチの効いた声
完璧に魂を抜きとられてしまった
僕はというと、カブリツキのカウンターの端でただただ彼女のステージを凝視するのみだった
ノックアウト状態
トミさんは僕が日ごろからやりたいと心がけているステージをカンペキにやってのけてくれた
カントリーミュージックを日本語で歌い、
カントリーだけではなく、ジャズやら古賀メロディやらシャンソンやら、様々な音楽の要素を聴かせてくれました
いわば、彼女が通り抜けてきた様々な音楽をで吸収、消化しトミ藤山の音楽として昇華している
しかもステージトークも世間話の延長として現実から遊離した感じがまったくない
それも、客の反応を見ながら次々と話を展開していく巧みさ
それをまったくみごとにやってのけているトミさん
何度もいうけど完膚なきまでに打ちのめされノックアウトされてしまった
彼女のステージを聞きながら、僕は知らずのうちに涙を流していた
それはトミ藤山という存在に圧倒されたショックと、自分がめざしているスタイルやライブのスタンスが決してまちがいではないと感じさせられたからだと思う
7時に始まったライブは、途中休憩をはさんで11時半にはねた
休憩時間は常連客の演奏タイムに早変わりした
僕も混じって数曲演奏させてもらった
もちろん日本語に訳したカントリーソングを
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