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2007.05.08

アコースティック・ギター・マガジン 32号 特集「ニッポンのフォーク」

Rm1428b_1 特集の「ニッポンのフォーク」
なかなかのスグレモノノでした

1960年代のカレッジ・フォークから始まり、
「和製フォーク」の草創期
「関西フォーク」
「四畳半フォーク」などを経て
「ニューミュージック」へ
やがて「J-ポップ」の中に含まれていく

そんな日本のフォークの歴史をザクッとまとめてあります

その時期を象徴するアルバムも紹介されており
ニッポンフォーク史を俯瞰するには
かっこうの参考書になっています

僕が心ひかれたのは、
フォークをささえてきたベテランミュージシャンと
フォークの臭いを感じさせる若手ミュージシャンとの対談でした


  ①遠藤賢司 vs 曾我部恵一
  ②中川イサト vs 高田漣
  ③石川鷹彦 vs 林龍之介

ベテラン勢には
 おりゃあ これで生きてきたんだ
という男気みたいなものをビシビシ感じられ

若手は、
フォークソングを消化し、自分なりの解釈で演奏している初々しさを感じさせてくれます

とりわけ、中川イサトと高田漣の対談は涙ものです

自分たちの音楽のことを語りながら、
必然的に高田渡の生き方にたどり着いていく

長年行動を共にしていたイサト先生と
渡の長男、漣の対談だから
当然といえば当然なんだけど・・・

フォークのありようを考えた時、
やはり高田渉の生き方はひとつの指針となるわけで・・・

  歌い手の生き様と生き方が
  直結していないのはおかしい

こう語る中川イサトの言葉が、ズシッと胸に響きました

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