ロッキー・ザ・ファイナル その2
はい!
みなさん、おまたせしました
ロッキー・ザ・ファイナル
コンピュータゲームで現役世界チャンピオンと、
還暦を前にした元チャンプ、ロッキーが対戦して
ロッキーが勝ってしまうところまでお話しましたよね
それがまあ、みなさん
これが、全米中で大反響を呼びましたね
往年のチャンピオン、ロッキーはアメリカ国民に愛されていたんですね
ところが、現役チャンピオンは強すぎて挑戦者も寄り付かない
あまりの強さに、国民にはかえって反感をかってるんです
そりゃそうですよね
秒殺が売りのチャンピオンですから、あっという間に試合を終わらせてしまいます
観客からすると、面白くないってワケです
チャンピオンにすると、全米中がロッキーのことを話題にするたびに不快感がつのるわけです
ところが一方ロッキーにしてみると、
現役を退いてまるで生きた屍のような生き方をしている自分にふがいなさを感じてるんです
このコンピュータゲームが、心の中でくすぶっていた情熱に火をつけるわけです
もう一度、ボクサーとして戦いたい
たとえローカルのリングでも、自分が生きていることを実感したい
ふたたびすべてを吐き出したい
そんな思いで、地方のボクシング協会にプロボクサーのライセンス申請をします
健康状態はきわめて良好で問題なしの診断がおります
ところがボクシング協会はあまりに無謀なロッキーの申請を却下するわけですね
このときのロッキーの言葉は感動的でしたね
年をとると可能性は大きく失われていく
でも、夢をかなえたいという情熱までも奪わないでくれ!!
ともあれ、プロボクサーとしてのライセンスは復活しましたね
さて、これを知ったチャンピオンのマネージャーとプロモーター
ロッキーとチャンピオンの試合を画策します
これにはねらいがあったわけです
アメリカ国民が熱中している議論
チャンピオンとロッキーどちらが強いか
これに便乗して、チャンピオンがロッキーを倒すことで
人気を回復すると同時に莫大な興行収入を手に入れようとするわけです
まあ、まったくうまいこと考えるもんですね
とにもかくにも、ロッキーとチャンピオンのエキジビジョンマッチがラスベガスで盛大に行なわれることになりました
ロッキーの周囲はみな心配し、反対します
息子のロバート、義兄のポーリー…
けれど、30年前にロッキーに助けられたリトル・マリーだけはロッキーを応援します
まわりがなんと言おうと
あなたはあなたの信じる道を歩いて
たとえ年をとっても、
情熱だけは年をとらないことを証明して見せて
試合は
もうものすごい打ち合いになります
当然若くてスピードのあるチャンピオンが優勢に進めます
でもロッキーはどんなに打たれてもひるまず立ち向かっていきますね
そして重い強烈なパンチで反撃をします
最初はなめてかかっていた、遊び半分だったチャンピオンも
試合の中で、本気になり
ロッキーを認めていきます
おたがい一歩も譲らない男と男の戦いになっていきますね
最終ラウンドが終わり、両者はたがいの健闘をたたえます
ロッキーは判定も待たず
よし、帰るぞ!!
そうファミリーに声をかけます
まあ、もうこれがカッコいいですね
ロッキーには勝敗は関係ないんですね
情熱のすべてを吐き出せたかどうかなんですね
退場するロッキーに観衆は割れんばかりの拍手
結果的に判定は2対1でチャンピオンの勝ち
チャンピオンにとってみれば、この勝利は次への一歩につながる大きな勝利でした
それを試合の中で感じていたはずです
ロッキーにしてみると、
自分の信じた情熱が本物であったことを証明できたこと
試合のスタートラインに立っただけではなく、最後の最後まで戦いぬけたこと
これが大きな大きな成果でしたね
さあ、
もう時間がきてしまいました
このロッキー・ザ・ファイナルの中でスタローンは何を言いたかったんでしょうね
支えあえるファミリーの大切さ
それもそうでしょう
でも何よりも、
自分の信じた道を情熱を持って突き進みなさい
たとえ年をとっても夢だけは不滅で
その夢を達成するための情熱を決して失ってはいけない
ということなんでしょうね
はい、本当に時間がきました
それではみなさん
さよなら、さよなら
さよなら…
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