日本ハム優勝 北海道新聞 社説
すんません
また北海道新聞・日本ハムファイターズもので…
道新(北海道新聞)の社説が今回の優勝劇について的確に代弁してくれてると思うのでご紹介します
日ハム日本一*北の大地に夢を運んだ
(10月27日)「道民球団」が、ついにプロ野球の頂点に立った。
北の大地に本拠地を移して三年目の北海道日本ハムファイターズ。リーグ優勝に続き、全道に歓喜と興奮の波が広がった。北海道の歴史に残る偉業だ。夏の甲子園三連覇に挑戦した駒大苫小牧高校に続き、北海道に元気をもたらした。トレイ・ヒルマン監督と選手たちには「夢をありがとう」と言いたい。
球団にとって日本一は、前身の東映フライヤーズ以来、実に四十四年ぶりのことだ。
セ・リーグの覇者・中日ドラゴンズとの日本シリーズは、ともに堅い守りを誇るチーム同士の対戦とあって、緊迫した試合の連続となった。
決め手は地元ファンの熱い声援だった。敵地で一勝一敗の五分に持ち込んだ後の札幌ドームでの三連戦。日本ハムが流れを一気に引き寄せた。
シリーズ最優秀選手に選ばれた稲葉篤紀選手をはじめ、全員が自分の役割をきっちりと果たした。
逆に中日は委縮したのか、チャンスに「あと一本」が出ない。いい当たりがファウルになったり、野手の正面をついたり、運にも見放された。
シーズン前、日本ハムの優勝を予想する専門家はほとんどいなかった。しかし七月以降、札幌ドームでの勝率は八割を超え、快進撃の呼び水となった。ヒルマン監督が「北海道の皆さんは世界で一番」と語るのもうなずける。
日本ハムの移転構想が明らかになった四年前、北海道全体がこのような熱気に包まれることを、どれだけの人が想像しただろうか。
「プロ野球イコール巨人」という土地柄だった。なじみのないチームが来て、ドームに観客が集まるのか-。そんな心配の声さえあった。
それがこの変わりようだ。ヒルマン監督の言葉を借りれば「信じられない」現象だ。ファン第一の姿勢を貫いた球団の努力が実った。
パ・リーグでは福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズといった地域密着型のチームが勢いづいている。地域挙げての応援が選手の励みになり、勝利を重ねることでさらにファンが増える好循環が生まれている。
日本ハムも、移転三年目にして名実ともにその仲間入りを果たした。
シリーズを最後に、新庄剛志選手が現役生活に別れを告げた。注目を一身に集め、チームを北海道に根付かせた功労者の引退は寂しい限りだ。
新庄選手の抜けた穴を埋め、人気を定着させることができるか。球団にとって来季こそが正念場となる。
今シリーズで残念だったのは、大量のチケットがインターネットで高値で転売されていた問題だ。ファンの気持ちを踏みにじる行為であり、球界全体で防止策を講じてもらいたい。
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